太田農水相発言ー日本政治の底が抜けてしまった!
「安全だからジタバタ騒ぐ必要はない」発言で、今の日本の「無政府状態」が浮き彫りに!
★9月12日、太田農水相は、日本BS放送の番組収録で、「汚染米問題」に関して、「人体に影響がないことは自信を持って言える。だから、あんまりジタバタ騒いでいない」と語り、更に「いい加減に問題を扱っているんだろうと言われそうだから、あまり安全だ安全だと言わない。言わないんだけど安全だ」とまで言い放った。また、流通経路の公表の遅れについては、「消費者にも権利があるけれど、事業活動をやっている経営者にも権利がある」などと、唖然ー呆然を通り越す発言を繰り返した。
★これを聞いて感じるのは、目下の日本には「政治が全く不在だ」ということである。言い換えれば、「日本政治の底が抜けてしまった」ということである。現実に、福田総理が政権を投げ出し、そのあと政権党の自民党は自らの党内の「総裁選」にうつつを抜かしている。福田は、辞任後、閣僚に対しては、「最後まで職務を全うするように」と訓辞を垂れながら、自らは、「自衛隊幹部会同」を異例にも欠席し、自衛隊幹部全体に「部下の士気が落ちる」と不平が渦巻くような”暴挙"を敢えて行っている。一国の総理大臣="軍"の最高指揮官としてあるまじき大失態と言わなければならない。 <哲>
★そう、
目下の日本は「無政府状態」にある。だから、国民の食の安全を預かる農水相が、上記のような底の抜けた言いたい放題の放言をし散らかしても、誰も咎める者が政府部内ー政権党の内部にいないのである。だから、野党が「福田総理は、太田農水相を罷免すべきだ」「辞任要求」などと息巻いても、暖簾に腕押しーヌカに釘なのである。
罰する上司が国中どこを探してもいなければ、悪徳大臣はまるで野放しである。議会は閉会中、マスコミの追求はほどほど、前の「消費者がやかましい」発言も、更に苦しかった「事務所費問題」も、福田辞任騒動でウヤムヤになり命拾いし、今の太田は図に乗りまくっている。
★全国民が、固唾を呑んで見守っている「汚染米」問題。焼酎・菓子に止まらず、学校給食、病院・施設の給食など「食用米」への広がりも底が見えない恐怖がじわじわと拡大しているさ中、肝心要の不正取り締まりの要職にあるはずの農水相が、実質”あんまりジタバタ騒ぐな””言わないけど安全だ”などとは、言いも言ったりではないか!まして、”消費者よりも事業者が大事”というに等しい言辞を吐くなどとは、
日本の消費者も何と惨めな悲しい立場に置かれたものか!無責任・責任棚上げを通り越して、
太田は、不正業者=詐欺犯の”共犯者=庇護者"にまで成り下がっていると言わねばならない。我々は、太田の即刻の罷免・辞任を要求する!
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