2009年02月27日

白洲次郎と麻呆太郎?/日本経済に大量の輸血&強心剤が必要!

 黒騎士さんのコメント 2月23日より

 ☆NHKで白洲次郎のドラマが始まるそうです。何故?今?彼なのか。あの時代に若くして英国留学していますから、ブルジョア(その後、実家の家業は大恐慌で破綻し帰国)だった事は確かです。因みに奥さんの正子さんは骨董の目利きとして有名であり、薩摩人(樺島家)の血を引く伯爵家の令嬢だったと記憶しています。さて、白洲次郎を誰と、どの時代背景と重ねたいのか。そう!現代の政治家(それは麻生太郎内閣総理大臣)と比較したいのです。

 ☆彼らは同じブルジョアの出であり、海外留学の経験があり、白洲は英語、麻生は米語に堪能である事(漢字よりアルファベットが好き?かも)ですし、また、白洲が仕えた吉田茂(戦後初の国葬でした)の孫であり、彼の妹は皇族に嫁いでいます。実に環境が似た二人であると思います。

 ☆NHKの番組ディレクターは彼らをダブらせている!そう思います。ただ、それを麻生太郎内閣総理大臣として感じるか、それとも麻生太郎個人としてか、皇族の外戚として、一人の日本人として、麻生一族の長として、己のプリンシプルと相照らして感じるか?です。およそ民として最高位に登り、職を辞するや直ちに野に下る気概もない民など何の矜持もないのです。

 ☆中国の故事にいわく、『竹林にあっては国を想い、楼上にあっては竹林を想う』これこそ清廉な権力者の生き方というものではないでしょうか。


 黒騎士さんのコメント  2月22日より

 ☆大学一年の時、緊急輸血の依頼が大学寮にあり、九大病院で献血しましたが、輸血直後に貧血で失神。強心剤注射でようやく目覚めました。後で知りましたが最大血圧が90、いわゆる低血圧症でした。

 ☆現在の日本経済も急激な血圧低下となっています。経済の血は金融循環であり、かつて貧血で倒れかけた銀行の、融資対応は驚くほど早く凍結されました。結果として証券市場で直近破綻した企業の多くは不動産業と建設業です。

 ☆バブル崩壊後、例え国有化されなくても優先株の縛り(国家の監理下)がバンカーにとって、そのプライドをいかに傷付けたかは想像に難くありません。同じ失敗はしないという事です。バンカーは臆病なくらい慎重であり、証券マンは驚くほど楽天的というか強気(弱気を公にすれば左遷)です。東洋では中庸こそ美徳と言われますが、こと金融に関して、日本では両極端です。

 ☆いずれにせよ緊急に強心剤が必要です。それも相当なレベル、調合を誤れば毒になるかも知れないくらいの、です。何もしないリスクより何かを直ちに行うリスクの方が低いだろうと思います。



Posted by 代表:岩井哲 at 06:55│Comments(1)
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☆米国では企業救済に先立ち、ストレステストを実施します。これは今後数年経済が悪化する前提で企業財務をシュミレーションするものです。例えば現在100で、二年後に70になるとして救済出来るかどうかを判断し、必要なレスキュー資金を算定します。日本の銀行でもリスク算定のため自主的に、その基準は任意選択で、行われています。それゆえか、あまりアテにはなりません。

☆シティバンクが赤字急増のため、政府からのレスキュー資金と交換に優先株を発行しましたが、今般これを普通株に転換するというニュースがありました。優先株は配当は優先されますが議決権はありません。つまり政府が大株主として銀行を管理するという訳です。国有化の一歩手前と考えて下さい。日本では数年間普通株への転換を猶予したため、更に業績悪化し⇒普通株に転換、国有化する⇒外資へ安値で売却⇒結局は国税の浪費となりました。
☆救済策は状況悪化より数倍のスピードが求められます。そうでないと負の連鎖が破綻まで続くからです。

☆さて、弊社株価が急落しました。現在の水準はWARNING(警告)であり、100円以下でCRITICAL(危機的)、額面以下でFATAL(破滅的)というのが一般的な相場?です。社債は利回りが50%台と、まるでジャンク債です。社債価格を第三者として見れば、ほぼ破綻する可能性が高いと判断するのが合理的でしょう。故にこの価格なのです。市場は常に正しい!のです。市場の不安を解消する明確な回答を行うべきですが、今の所は動きがないようです。
☆既に社内には動揺が走っています。あらゆる噂が飛び交っているようですが、根拠のない、風説の流布に近いような内容です。ただ、社内すら納得させられないのは経営者の怠慢でしかありません。メインバンクからコミットメントするとかの方法もあろうかと思います。現下の水準でアクションを起こさない、放置して更に株価が悪化すれば、最悪の場合は三月中にも株価倒産のリスクもあります。

☆餅屋は餅屋、大手証券出身の経営者であれば株価管理の重要さは理解していると思います。先ずは市場の売り方へのサプライズが必要でしょう。それは同時に買い方へのサポートともなります。ただ、時間は残り少ない事も確かです。急がねばなりません。
Posted by 黒騎士 at 2009年02月28日 09:38
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