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Posted by チェスト at

2008年11月30日

危機の時代の「モンスター・小泉毅」と亡国・麻呆政権は表裏一体

 ★今朝の「南日本新聞」の朝刊・一面に「中小企業の景況最悪」「雇用削減14%検討」のタイトルが躍っている。一方、麻生総理は、11/28の党首討論の中で、「今、中小企業の資金繰りというのをみますと、貸し出しの量、今の段階で2日間で1000億台に乗りましたが、それまで100億台と今の段階なら対応できる。」と述べ、現実認識の欠落、言わば”これで足りるだろう。何の不足がある”と言わんばかりの対応、危機感など更にない政府の認識状況を露呈している。巷には中小企業主・国民各層の苦しみが渦巻いているというのに、国のトップはこの太平楽である。

 ☆11/28の「毎日新聞」記者の目:元次官殺害「高級官僚は悪」なのか=野沢和弘・・・・・は、「支離滅裂、荒唐無稽(むけい)な小泉毅(たけし)容疑者(46)の供述の中で、「大学に行って、高級官僚が悪だということが分かった」は妙にリアルで心に引っかかる。年金などをめぐって厚生労働省を批判する空気が世に充満している。」(以下略)と語る。

 http://mainichi.jp/select/opinion/eye/news/20081128k0000m070137000c.html

 ★野沢記者は上のように「支離滅裂、荒唐無稽」と語るが、一歩視点を変えて、小泉の語る「イヌ」を「弱者」と読み換えて考えてみたら、コトの評価はどう変わってくるだろうか?野沢記者が語る「妙にリアルで心に引っかかる」のは、このポイントがあるからではないか?もし仮に、小泉の言葉を「弱者の仇討ちのためにこの34年生きてきた」と読み換えたら、不可解な面は無論残るが、恐るべきリアリティが浮かび上がっては来ないか?そう思えば、次々に厚生省は、この数十年、「弱者」に対する悪業・不祥事を繰り返してきた。「薬害問題」「年金問題」・・・・・枚挙にいとまがない。彼=小泉毅は、この意味で「危機の時代のモンスター」なのではあるまいか?

 ☆ここで、参考までに「厚生年金保険制度回顧録」(1988年刊)における、昭和17年、厚生年金創設当時、厚生年金保険局長であった故・花沢武夫の語りを見ておきたい。「目的は戦費調達である。制度の良し悪しなどは最初から考えていなかった。戦争中のどさくさにやってしまったから、それが一番良かったんですね。どさくさ紛れに法案を通してしまった。法律が出来た時、すぐ考えたのは、この膨大な資金の運用ですね。厚生年金基金とか財団作れば、その理事長というのは、日銀の総裁ぐらいの力がある。そうすると、厚生省の連中がOBになったときの勤め口に困らない。何千人だって大丈夫だと。(将来)価値が変わるから、早い内に使った方が得をする。将来みんなに支払うときに金がなくなったら賦課式にすればいいのだから、それまでの間にせっせと使え。こんなのもの作っても、人のために作るので、自分が貰えるものではないから、どうでもいいやと思ってました」と。

 ★厚生年金制度の本当の目的は、役人の天下り先の確保と資金の流用であったと、創設時のリーダーが赤裸々に語っているのである。こんなアケスケな話が世の中にあっていいのだろうか?眼を疑い、思わず眼をこすってみたくなるような話である。しかしこれは、紛れもない歴史的事実なのである。爾来半世紀余、花沢の後輩たる厚生省の高級官僚共は、連綿と花沢が敷いたレールの上をひたすら走り抜いてきたのである。このようにみれば、「グリーンピア問題」も「年金問題」も数多の「天下り無駄遣い」問題も、すべてが白日のように”氷解"するのではなかろうか?

 ☆上記の事情にやや関わるように、小沢民主党代表が、ある経済誌(2006年5月16日)のインタビュー記事で述べたことがある。「日本では、民主主義が確立されていないと痛感していた。国民主権とは、国民が最終的な権限を持つということだ。国民が政治も行政もすべてやらないとおかしい。その国民の代表が政治家なのです。でも日本では、国民の代表でもない官僚がすべてを牛耳っている。それはおかしいと思った。もっとおかしいのは国民がそれに何も言わないことですよ。要は何でも他人頼み、お上頼み、役人頼み、経済界だってそうだよ。役所と喧嘩したらビジネスに支障が出るから、役人のご機嫌取りに終始してしまう。その役人も、将来は民間に再就職しなくてはいけない。互いに持ちつ持たれつでやってきた。」「戦前、官僚は天皇陛下の官僚である、という言い方をした。その意識が、昭和の時代を経て平成になった今でも抜けきらない。片や国会議員なんて下々の代表に過ぎない。だから、役人の言うことは信じるけれど、政治家の言うことは信じない。問題なのは、権威のあるはずの役人の道徳観念、質そのものが落ちちゃったことだ」と。(以上は、シューサンガ著・「公務員亡国」からの引用)

 ★小沢氏の見識は、それなりに評価に値するが、しかし、「天皇陛下の官僚」であった花沢武夫を筆頭に作った「厚生年金保険制度」の目的・内実からして、役人の道徳・質が今になって落ちてきたのではなく、疾うの昔から「地に落ちていた」ことをいみじくも裏書きしているのではないか?ここにおいて、「モンスター・小泉」の「高級官僚=悪」なる言辞が、信じがたいくらいのリアリティを放ち始めるのであろう。小沢氏の、「日本では、国民の代表でもない官僚がすべてを牛耳っている。それはおかしいと思った。もっとおかしいのは国民がそれに何も言わないことです」を思うとき、「モンスター・小泉」の言葉は、現状に対し何も出来ず手をこまぬく無力な我々の胸に、グサリと突き刺さって来はしまいか?

 ★8/14名古屋駅頭で行った街頭演説で、「岡崎の豪雨は1時間に140ミリだった。安城や岡崎だったからいいけど、名古屋で同じことが起きたらこの辺、全部洪水よ」の発言、11/26日参院本会議での、「(医師は)社会的常識がかなり欠落している人が多い」との発言、また同日の全国PTA大会会場での挨拶で、母親達を前にして母親批判を繰り広げたトンチンカン発言、更に翌日公開された経済財政諮問会議の議事要旨で明らかになった、社会保障費の抑制をめぐる「たらたら飲んで、食べて、何もしない人(患者)の分の金(医療費)を何で私が払うんだ」との発言(11/20)などには構造的な共通点が見られる。それは、麻生の頭の中では、<目の前にいる人たちに受けようとして、その場にいない人々をこき下ろす>ーという構造である。PTA大会で、目の前にいる人々が先生達だと思って繰り広げた「母親批判」がその典型である。嗤うべし!これは余りにもあからさまな失敗であったが、 その他に共通するのも、参議院議員を前にしての「医師批判」、経済財政諮問会議の(元気な)委員達を前にしての「患者批判」・・・、すべて目の前にいない人々をくさして、その場にいる人たちに受ければよい、というその場凌ぎの考えである。何と浅はかな「総理」を、公明が担ぎ、自民党総裁選が「圧勝」の形で選んでしまったことか!ここに国民は一切関与できていない。

 ★麻生の眼には、目の前にいる人しか見えない、頭に浮かぶのは目の前にいる人達だけの利害、国民や、国民全体の運命なんて考えたこともない。だから、麻生の場合は、「失言」ではなく本質の「露呈」なのである。「日ごろ思っていることを素直に口に出しただけではないか。麻生さんの問題というより、そういう人をリーダーに選んだ自民党という政党の構造的な問題でしょう」という御厨貴東大教授の指摘(11/30「南日本新聞」より)に一段とリアリティが感じられる昨今である。

 ★<根腐れ自公政権>の構造上の特質は、ただ官僚共の上にあぐらをかき、その上でうまい汁を吸い、その横暴を押さえることなど到底出来ない存在だということである。このような政権がン十年も続いたことが、「高級官僚=悪」と叫び前代未聞の凶行を働いた「モンスター・小泉」を生み出したのである。「改革詐欺師」・小泉のあと安倍ー福田ーと続く、国民が認知せざる自公政権は、ついに麻生に至り、「弱者」を公然と無視し切り捨てる「亡国・麻呆政権」へと転落を遂げつつある。この「麻呆タロウ政権」を打ち倒さない限り、この国の未来は拓けない! <哲>  


Posted by 代表:岩井哲 at 11:56 │Comments(0) │日本の事

2008年11月18日

独善的・稚拙な「歴史観」で暴走する空自に有効な歯止めが必要!

☆「田母神論文」は、9ページにわたる"論文"の冒頭で、以下のように主張する。

 <我が国は戦前中国大陸や朝鮮半島を侵略したと言われるが、実は日本軍のこれらの国に対する駐留も条約に基づいたものであることは意外に知られていない。日本は19世紀の後半以降、朝鮮半島や中国大陸に軍を進めることになるが相手国の了承を得ないで一方的に軍を進めたことはない。

 ☆11月1日の「東京新聞」は、「『小学校から勉強を』 「低レベル」論文内容」と題して、以下の記事を伝えました。

 <抜粋>:<「日本の戦争責任資料センター」事務局長の上杉聡さんは「こんなの論文じゃない」とうんざりした様子。「特徴的なのは、満州事変にまったく触れていないこと。満州事変は謀略で起こしたことを旧軍部自体が認めている。論文は『相手国の了承を得ないで一方的に軍を進めたことはない』というが、満州事変一つで否定される」と指摘する。>全文以下

http://s04.megalodon.jp/2008-1101-1138-37/www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2008110102000087.html 

 ★「田母神論文」の特徴は、自らの主張に不都合な歴史的事実には、一切触れようとしないことである。1928年の張作霖爆殺事件については、「近年ではソ連情報機関の資料が発掘され、少なくとも日本軍がやったとは断定できなくなった。」などと、自己に都合のよい言説を記した何冊かの書物の「題名」を掲げて怪しげな"情報"話を振り回し、歴史的事実を根底からねじ曲げようとし、また、上記、上杉聡氏が述べるように、日中戦争に至る最も重大な結節点たる<柳条湖事件→満州事変>については、不思議なことに一切口をつぐんでいる。

 ☆「ウィキペディア」は、1931年の柳条湖事件に端を発する満州事変について、以下のように記しています。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BA%80%E5%B7%9E%E4%BA%8B%E5%A4%89

 ☆同日の「東京新聞」は、「空幕長論文 不祥事続発省内怒り 『内容は持論』認める」と題する記事中で、以下の記事を伝えました。
 
 <抜粋>:<一方、物事の本質を端的にとらえ伝える能力は高く「(発言などが)防衛省のガス抜きになっている」と話す防衛省幹部も。制服組からは「気持ちを代弁してくれている」との評価もあった。>

 ★どうやら、戦後63年、自衛隊発足後54年にして、防衛庁の防衛省への昇格等を機に、<憲法外の存在である自衛隊>が、航空自衛隊を筆頭に、ある意味必然とも言えるが、極めて危険な”自己主張"を強め始めたものと推測される。

 ☆「ウィキペディア」は、以下のように伝えます。

 <自衛隊(じえいたい)は、1954年7月1日に設立された日本の防衛組織。法令上では国軍(軍隊)と位置付けられていないが、戦力を世界的に展開する戦力投射能力以外では実質その能力を備えており、日本国民や国際社会から軍隊と見なされる場合もある。英訳では『Self Defense Force(自衛軍)』と表記されるが、日本以外での報道や書籍では、陸海空自衛隊がそれぞれ『Japanese Army(日本陸軍)』『Japanese Navy(日本海軍)』『Japanese Air Force(日本空軍)』と表記される事もある。また、日本国内の一部の書籍でも「事実上の軍隊である」と表記されている場合がある。>

 ★戦後最大級の<国家的な矛盾である自衛隊の存在>=(問題の本質を隠蔽したまま、本音と建て前を使い分け、現実を恣意的に推し進めようとする戦後保守政治の最大の欠陥の所産)は、<政治>がその問題点を有効に摘出・解決仕切れないまま半世紀を経過し、マスコミ等ではなかなか窺い知ることは出来ない中で、その国家的矛盾が、自衛隊内部に累積し、いよいよ或る種の”飽和点"に達しつつあるのではないかと思われる。上記の記事中の「ガス抜き」とはその辺の事情を指すものであろう。また、その象徴的表現の一つとして、今回の田母神論文の位置を捉えることが必要であると思われる。

 ★その歴史的認識は極めて稚拙・独善的で、とても日本史ー世界史ー国際政治の諸研究の客観的な水準に到達するものではなく、こんな見解を有する人物(群)が”一軍”を率いるトップの座に就いていることを思うと、「気狂いに刃物」の如く、かつての「関東軍」の暴走を想起させ、読むだに身の毛がよだつ思いがするが、しかしこれが、紛れもない今の日本の現実であることを見据え、冷厳に対処していく他はない。経過的矛盾がどうあれ、ここには「文民統制」というものが、断乎として貫徹されなければならない!国際政治に”失敗"は許されないからだ。

 ☆11月4日「東京新聞」は、「論文問題更迭 前空幕長は定年退職 辞職拒否 懲戒調査も応じず」と題して以下の記事を伝えました。

 <防衛省は三日、過去の侵略戦争などを正当化する論文を発表し、航空幕僚長を更迭されたばかりの田母神(たもがみ)俊雄空将(60)=十月三十一日付で航空幕僚監部付=を三日付で定年退職とする異例の人事を発表した。本人が辞職や、懲戒処分への調査手続きを拒んだためとしている。> 

 ☆「自衛隊法」46条は、以下の規定を掲げている。
 <(懲戒処分):隊員が次の各号のいずれかに該当する場合には、これに対し懲戒処分として、免職、降任、停職、減給又は戒告の処分をすることができる。
1.職務上の義務に違反し、又は職務を怠つた場合
2.隊員たるにふさわしくない行為のあつた場合
3.その他この法律若しくは自衛隊員倫理法(平成11年法律第130号)又はこれらの法律に基づく命令に違反した場合>

 ☆11月3日のasahi.comは、以下のように伝えている。

 <自衛隊員が職務に関する論文発表や講演をする場合、事前に届け出る必要がある。防衛省は田母神氏の論文投稿が「職務に関する」とみており、届けなかった理由や論文の内容について聴いて処分を検討する方針だった。 >

★田母神氏の論文発表という行為が、隊法46条1項に照らして厳しく吟味されなければならないにも関わらず、ここに、おかしな誤魔化しが発生している。定年退職とした理由が、「本人が、辞職や懲戒処分への調査手続きを拒んだため」とされるが、こんな奇っ怪なことはない。およそ公務員たる者が(イヤ、民間人であっても)、本人が拒めば事情聴取は行われず、その結果必要な処分が行われない、等ということが一体あり得るだろうか?明らかにここには、防衛省ー政府による<問題隠しの政治操作>が行われている!このような人物を任命した防衛大臣ー総理大臣の「任命責任」等の議論を回避せんが為の、極めて姑息なやり方である。野党の国会に於ける追及は余りに手ぬるく、マスコミもこの点に関する追及が決定的に甘過ぎるのではないか? <哲>
  

Posted by 代表:岩井哲 at 06:03 │Comments(0) │日本の事

2008年11月09日

”本音”隠しが物事の混乱の始まり!迷走深まる「定額給付金」

 ☆11月8日の「読売新聞」は、以下の記事を伝えました。

 <定額給付金、1人当たり1万2000円で最終調整
 自民、公明両党は7日、追加景気対策の柱である総額2兆円の「生活支援定額給付金」について、支給額を1人当たり1万2000円とし、18歳以下と65歳以上には8000円ずつ加算する案を軸に最終調整に入った。

 所得制限については、なお協議する。来週前半には、高額所得者を支給対象から除外する所得制限の是非や支給方法を含めた結論を政府・与党で決定する方針だ。>
⇒ 参考 楽天ニュース

 ★公明党の発議と言われる当初の「定額減税」が、いつの間にか目に見えやすい「定額給付金」にすり替わり、今度はその実施方法をめぐり政府・与党・閣内までが紛糾・混乱・迷走するという前代未聞の事態に入っているようだ。

 ★そもそもの間違いは、これが「①選挙対策」として発案されたのに、たまたまそこへ「国際金融危機」が起こったため、これ幸いとばかりにそれに「②景気対策」という「口実=大義名分」をかぶせた所から、だったら「景気浮揚効果を持たせるにはこうすべき」とか、加えて、「③生活支援」ならば、「所得制限しないのはおかしい」、「いや、公平性を保つにはこうすべき」とか別の物差しが突然混入して甲論乙駁となり、混乱に拍車をかけ収拾がつかなくなった、というのがブッチャケの実態ではないか?

 ★確かに「①選挙対策」ならば、その是非はともかく、広く薄く全国民にばらまくのが”本来の姿”であろう。”1票の値段がいくらか”(?)は別として、金持ちも貧乏人も等しく「1票」しか持たないのだから、それ以外に"適切な"方法はないだろう。一方、「②景気対策」ならば、その2兆円という大金(血税である!)が国内経済の要所に流れ、他の施策とうまく組み合わされ「景気浮揚」につながるよう綿密に計画されない限り、全くの「死に金」となってしまうだろう。だから、議論は百出する。更には、「③生活支援」ならば、本来的には「逆進的な配布」、即ち、貧乏人ほど厚く、金持ちには薄く(または不要)という形に持って行くべきであろう。

 ★本来、一括りには出来ない①②③の議論が、公明党も自民党も政府もみんなが①の本音を押し隠したまま進もうとするため、②③の議論が真面目な顔をして混入してきて、押さえようがなくなってしまうのは理の必然であろう。間違いは、そもそもの最初にあるのである。多額の血税(なぜ2兆円かは未だに不明!)を「選挙対策」に流用しようという根本が間違っているのである。これは政権与党の「特権」なのか?この疑問を国民の多くが抱いているが、「権力の乱用」に抗しきれず、指を咥えて黙って見ているしかないのが実情である。待ち望む「総選挙」の場においてしか、この疑問・怒りを晴らすことは残念ながら出来ないのが、今のこの国の実態である。

 ★よくテレビなどで、与野党の議員たちやあれこれの論客たちがこの問題を論じているが、聞いていて不思議なのは、誰一人、(「②景気対策」なら別として)、「③生活支援」を何故そんなに今急ぐのか?という点をほとんど突っ込まないということである。多くの人の「生活の困窮」は今に始まったことではない!それなのに、どうして「年内、いや年度内」とかの議論になるのか?推進論者は、ナゼ、「必ずセンキョ前に」と素直に言えないのか?本音隠しが、物事の混乱の始まりである!更に言おう。人々の「生活の困窮」も「不景気」も、今どころか、金融恐慌下、これからますます進行しようとしているのに、「定額給付金」は何故今回一回限りなの?この問いこそが根本問題ではなかろうか?公明党さん、自民党・政府の皆さん、この問いにどうお答えなさるんですか? <哲>
  

Posted by 代表:岩井哲 at 09:14 │Comments(0) │日本の事

2008年11月07日

「混乱の与党・政府」に対し、「混乱はない」と強調の麻生の怪!

 ☆11月7日の「毎日新聞」は、「<麻生首相>閣内の不一致露呈 定額給付金、道路財源移譲」と題し、以下の記事を伝えました。   http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081107-00000126-mai-pol

 ★前の投稿の表題になぞらえたい訳ではないが、奇しくもそうならざるを得ない記事が新たに出た。世界の潮流に逆らう我が国の麻生総理は、この記事によれば、「政府・与党内」の潮流からも大きく浮き始めているようだ。「(党内の)根回しはできているのか」、曰く「首相は言いっぱなしで、事前の調整も根回しもない。周囲はみな大変だ」。これらの声に対し、「当の首相は7日夜、リーダーシップを疑問視する声も「全然関係ないと思います」と自信たっぷりに語り、周辺の空気は伝わっていないようだ。」(「毎日新聞」)

 ★この混乱は、心ある国民としては喜ぶべきことではあるが、「政府・与党」の皆さんにとっては、複雑な感懐をもたらす事態であるようだ。「首相の指示が大ざっぱでも、意味するところを伝える人がいれば混乱しない。官邸、与党、霞が関(省庁)は綿密に連携すべきだが、麻生官邸につなぎ役がいない。安倍晋三首相時の官邸と似ている」との擁護の声もかなり心細そうである。「最近、統治能力が落ちてきているのではないか」との党内の声を伝えるテレビ・ニュースも、今耳に入ってきた。

 ★これ、「政権末期」を告げる、朝のめんどりの「コケコッコー」の連呼の開始ではあるまいか?  <哲>

   

Posted by 代表:岩井哲 at 22:37 │Comments(1) │日本の事

2008年11月07日

「変化のオバマ」に対し、「変化なし」を強調した麻生総理の怪!

 ☆11月5日の「毎日新聞」は、以下の記事を伝えました。

 <麻生太郎首相は5日夜、米大統領選に民主党のバラク・オバマ上院議員が勝利したことを受け、「どなたが大統領になられようとも、日本と米国は50年以上の長きにわたって双方で培ってきた関係。新しい大統領との間で維持していく」と述べ、日米関係に大きな変化はないとの認識を示した。首相官邸で記者団の質問に答えた。 >

 ☆11月5日18時15分配信の「CNN.co.jp」は、「オバマ氏勝利とブッシュ政権終焉を歓迎 各国メディア」と題して、以下の記事を伝えました。
   http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081105-00000041-cnn-int

 ★11/5、アメリカでは初の黒人大統領が誕生した。建国以来2世紀半、リンカーンの「奴隷解放宣言」以来、150年余を経ての「快挙」であり、世界人類の運命の好転に向けたまことに喜ばしい”吉兆”として歓迎したい。オーストラリアの新聞の論調=「ブッシュ政権下での8年に及ぶ混乱の時代は終わる」が代表するように、この快挙を、海外メディアは概ね、当然のことながら「変化」として捉えている。

 ★ところがここに、日本の麻生首相が一人、「変化無し」と唱えて異彩を放っている。曰く「日米関係に大きな変化はない」と。相手が「チェンジ」を掲げて、その故に勝利を収めた<お方>であるのに対し、自らは「変化無し」で対応しようとすることほど愚作・無策は無いであろう。例えば、オバマはイラク戦争を終結させようと動くのではないかとか、あるいは「保護貿易主義に傾くのではないか」とか、世界各国は自国の命運を賭けて、様々の読み・予測をもとに、必死に自国の対応の方向性などを探る努力をしているし、またそのような発言を様々に繰り返している。

 ★一国の為政者というものは、国際政治の変化の潮流を的確に読み・分析し、自国民をより正しい方向に導くべく努力して初めて、その存在意義を全う出来るであろう。しかるに、この国の総理は、毎晩、高級ホテルや料亭で、側近と飲んだくれ、ロクに新聞も読まずにおいて、語ることは、何があろうと「変化無し」の一点張りである。こんな輩に日本政治・日本経済の舵取りを任せておいて良いものか? 世界政治の変わり目=「潮目」も読めず、また読もうとせず、「50年一日」の如き、”化石”のような感性と頭脳で、これからの”100年に一度と言われる激動の時代”に臨もうとしている。そんなものが、世界に通用すると思いこんでいるようだ。こんな危険なことはない!我々は、我が国の運命をこのような化石の如き頭脳集団=「根腐れ自公政権」に任せておくわけにはいかない。フレッシュな新しい政治感覚を持った集団=民主・野党連合に政権を担わせ、それをテコに自らの運命を自らの手で切り開いて行かなくてはならない。そのためには、一刻も早い解散・総選挙→政権交代が何を置いても焦眉の課題である! <哲>  

Posted by 代表:岩井哲 at 19:44 │Comments(2) │日本の事

2008年11月01日

「景気の麻生」のお粗末!マンガ大好きの御仁の国語力の惨状

  この国の総理の国語力の惨状!ー中学生も泣く「詳細→ヨウサイ」

 ★「日刊ゲンダイ」10/30号によれば、9/29「所信表明演説」に対する質疑応答の中で、麻生総理は、いくつかの読み間違いを発していた。曰く、「措置→ショチ(そち)」、「有無→ユウム(うむ)」、そして、10/27の前述の「前場→マエバ(ぜんば)」であったが、またも10/30の「追加経済対策」の発表の際、「詳細→ヨウサイ(しょうさい)」とやらかしていた。

 ★私はそれを翌朝のニュースで聞いて確認した。聞きたくもなかったが、何故かそれが耳に飛び込んできたのである。まことに情けない話である。一国の総理の口から、呆れるような間違った日本語の連発である。市場専門用語の「前場」はともかく、その他は中学生レベルの基礎的な漢字の読みではないか!直してくれる側近もいないのか、周りも呆れ果て手がつけようがないのか?「裸の王様」なのか?!諸外国の特派員などには、日本人顔負けの国語力の持ち主も多いのだから、この総理の国語力の惨状は、彼らを通して、全世界に筒抜けであろう。これが68歳のいい大人の国語力か?日本人のいい恥さらしである。

 「新聞を読めない」「マンガしか読めない」のが真相?!

 ★「新聞を読まない」と自ら公言するが、実は「新聞を読めない」のではないかと勘繰りたくなる。「マンガ大好き」ではなく、「マンガしか読めない」のではないか、とまで疑ってしまう。長年、大好きなマンガばかり読み耽っている内に、こんな体たらくに陥ってしまったのであろう。

 「バラマキ給付金」+「消費税アップ」の抱き合わせが「景気対策」?!?

 ★この総理のそんな知的レベルが、この間の「バラマキ給付金」と「消費税3年後アップ」の発表の支離滅裂・翌日の「景気が良くならなければ上げない」という迷走振りにもよく表れていた。4人家族に僅か6万円ポッチを1回だけ恵んでおいて、あとは消費税を長期にわたり、ウン十万・ウン百万円もガッポリ巻き上げて行こうという魂胆が「見え透いている」のではなく、「丸出し」である。明け透け過ぎて、聞いていて恥ずかしくなる程である。これで「清き1票」を買い取ろうなんて、余りにも虫がよすぎる!

 ★これが「景気の麻生」か?「経済の麻生」か?人々の消費マインドに冷水を浴びせ、ここまで気持ちを逆撫でにしておいて、「景気対策」とはよく言うよ、である。「景気の麻生」のメッキが早くも剥がれ、「不景気の麻生」への道をまっしぐらである。

 お友達内閣の孤立無援は、いよいよ深まる

 ★言わずもがなの「私が決める」を連呼し、「解散権」を弄び過ぎ、解散時期について言を左右にし過ぎたがために、「清和会」の森元総理や細田幹事長にも見放され、公明・太田代表や北側幹事長には「一体誰のお陰で総理になれたと思ってるんだ!」とまで面罵され(かつてこんな惨めな”総理”がいたか?)、高級ホテル・バーや高級料亭飲み歩き(金満・麻生の年間の飲み代が、何と3600万円だと!)のお友達は、この間、松本副官房長官(麻生派)・中川財務相・菅義偉選対副委員長等一握りの”側近”だけであり、麻生を本気で支えているのは、この3人だけだとある”自民党幹部"が漏らしているという。(「週刊現代」11/8号などより)

 遠からず「麻生おろし」の烈風が与党内に吹き荒れ始める!

 ★「毎日新聞」の世論調査では、既に麻生政権の支持率が自民党の支持率と並び(これでは”選挙の顔"としての商品価値は既にない!)、「麻生の国民的人気」は幻と消えつつある(元々煙か!)ことが判明した。こうして結局、流れは、年内解散のチャンスを逃し来年にずれ込む程、「選挙管理内閣の首班」としての麻生の賞味期限は切れてしまい、やがて来年9月の任期切れに近づくにつれ、与党内で<麻生おろしの烈風>が吹き始めることになると言われている。そぞろ麻生の首筋に吹く秋風は、いつしか木枯らしに変わり、いやが上にも冷たく感じられ始めたのではなかろうか。 <哲>

  

Posted by 代表:岩井哲 at 21:17 │Comments(3) │日本の事