2009年05月31日
紹介:剛腕・小沢氏のこんにち的位置付けは?!
http://www.the-journal.jp/contents/newsspiral/2009/05/post_272.html
小沢落語:「剛腕・小沢」は≪公共財≫だ 二見伸明氏(誇り高き自由人、元衆議院議員)
「ご隠居。民主党の新しい顔が決まったね」
「顔じゃない、頭が決まったのだ。天下分け目の一戦で勝てば、日本国の将軍になる人を、顔で選ぶバカがいると思うか。どこかの美人コンテストとは違うのだ。言葉遣いに気をつけろ。だけど、二人とも、いい顔、していたな。しかし、問題はこれからじゃ」
「小沢大将の扱いですか」
「そうよ。勝敗の分かれ目は、新代表を先頭に、小沢を核にした総合力をつくれるかどうかだ。自民党には、手練手管に長けた、百戦錬磨の古強者がいる。それに太刀打ちできるのは、小沢だけ。大阪の陣で、豊臣が負けたのは、臆病で嫉妬深い重臣たちが、眞田幸村、後藤又兵衛など英雄、豪傑をソデにしたからだ。幕府軍が最も恐れているのは、一声上げれば、「おー」と応える三百万、五百万の仲間がいる『剛腕・小沢』だ。幕府は瓦版屋と紙芝居屋を、またぞろ、抱き込んで、「小沢追出し」の陰謀を企んでくると思う。いやな言葉だが、選挙とは権力闘争そのものなのだよ」
「ご隠居。瓦版屋や紙芝居屋は『反小沢』『親小沢』って、騒いでいて、朝に晩に『詰め腹切らされた小沢大将が院政を敷く』と言い触らしているよ」
「それは、幕府が流している、どす黒い噂話だ。人気凋落の麻生幕府が狙っていたのは、民主党のお家騒動さ。そのために、瓦版屋や紙芝居屋を嘘っぱちのネタと脅しで抱き込んでいるのだが、最近の民草(注:人民)は賢いから、お上の思うようにはいかないだろうけどな」
「でも、どうせ宣伝するなら、民主党も二十日間くらい、お披露目興行すればよかったのに」
「歌舞伎役者や噺家とは違うのだよ。プロ野球の監督がシーズン途中に辞任した場合、後任の監督を決めるのに、十日も二十日もかける球団があるか。そんなことをすりゃ、最下位まちがいなし。まして、明日にも宣戦布告されるかもしれないときに、のん気なことを言っていられるわけがない。しかも、顔も気質も知っている仲間から大将を選ぶんだから、その気になれば二、三日で決められるはずだ。日にちをかければ、敵の密偵に入り込まれるだけだろう」
「だけど、専業の議員さんがブツブツ不満を漏らしているらしいよ」
「どこの党にも、不満分子は居るさ。決まるまでは、なに言ってもかまないが、決まった以上、従うのが、民主主義ってやつのイロハじゃ」
アメリカの高級週刊誌・「タイム」は、小沢一郎を「マーベリック」と評価した。(注:マーベリックとは、十九世紀後半のテキサスの開拓者、サミュエル・マーベリックに由来する。昨年のアメリカ大統領選では、共和党の候補でありながら、ブッシュ政権を批判するマケイン氏をマスコミは「政治改革者・マーベリック」と呼び、「マーベリック」という名が有名になった。いい意味での「異端者」のことをさす)。
中国は一、二年後には日本を抜いて、アメリカに次ぐGDP世界第二位になるとの予測もある。小沢の外交路線は、日米、日中等距離外交、いわゆる、二等辺(あるいは、正三角形)外交である。これは米中超二大国に挟まれた日本の国際戦略を考えた外交理念だろう。クリントン国務長官との会談のやりとりや「第七艦隊」発言は、日本がアメリカのポチではなく、対等に話し合うことの出来る存在であることを示す、アメリカからの自立宣言だと思う。小沢は、中国の要人には「一党独裁は破綻する」と平然として苦言を呈する。タイムは、小沢の率いる日本は、「アメリカにとって、やっかいな仲間」と述べているが、まさに、「マーベリック」の面目躍如である。
民主党の旗印「霞ヶ関改革」「年金の一元化、基礎年金の財源は消費税」「地方分権、補助金を一括して地方に交付」などは、新進党時代、小沢一郎のもとで議論し、小沢自由党の基本理念、政策になり、民主・自由合併で、新しい民主党の基本理念・政策に昇華したものである。国の在り方を抜本的に組み替える小沢構想は壮大すぎて、理解されず、猛反撃を受けた。にもかかわらず、ひたむきに、その実現を目指し、自由党時代には、自自連立をしたが、自民党に騙された。自由党が連立を離脱するとき、小渕恵三総理が「イッちゃんの『改革」』は良く判るし、イッちゃんと一緒にやりたい。しかし、自民党がそれを許さない」と語ったことが、私には忘れられない。
小沢は「剛腕」である。それも決められたルールの中での剛腕であって、マスコミが言うような横紙破りではない。彼は国の根幹に関わるような議論は大好きである。元外務総括政務次官の東祥三氏が、かつて、小沢に安全保障問題で論戦を挑んだことがある。小沢の論理は理路整然としていて「名人が豪刀を振りかぶる、ド迫力があった」と、東は語っている。若手政治家は小沢に、胸を借りるつもりで論戦を挑み、政治家としての力量を養うといい。
2004年、民由合併直後の参院選のとき、小沢は無冠の一議員として、山間僻地、過疎中の過疎の大分県千歳村でビールケースに乗って応援演説をした。目撃した私の友人は「ヒトが五百人ほど、地から湧いてきた」と言った。訥々とした岩手弁が心に沁みたそうである。
パフォーマンスは心に残らない。政治家は、演説の「技術」を身につける前に、心に残る真実の叫びを心がけるべきだ。
小沢ほどポストに執着しない政治家はいない。民主党内の反小沢派は「政権交代こそ我が生命」を額面どおり受けとめる度量をもつべきだ。
私は、小沢を、「古く腐ったものを壊し、新しいものを創る」ための≪公共財≫だと思っている。「改革」が出来なければ、政権交代が実現しても、意味がない。
投稿者: ニュース・スパイラル 日時: 2009年05月17日 00:21 | パーマリンク
小沢落語:「剛腕・小沢」は≪公共財≫だ 二見伸明氏(誇り高き自由人、元衆議院議員)
「ご隠居。民主党の新しい顔が決まったね」
「顔じゃない、頭が決まったのだ。天下分け目の一戦で勝てば、日本国の将軍になる人を、顔で選ぶバカがいると思うか。どこかの美人コンテストとは違うのだ。言葉遣いに気をつけろ。だけど、二人とも、いい顔、していたな。しかし、問題はこれからじゃ」
「小沢大将の扱いですか」
「そうよ。勝敗の分かれ目は、新代表を先頭に、小沢を核にした総合力をつくれるかどうかだ。自民党には、手練手管に長けた、百戦錬磨の古強者がいる。それに太刀打ちできるのは、小沢だけ。大阪の陣で、豊臣が負けたのは、臆病で嫉妬深い重臣たちが、眞田幸村、後藤又兵衛など英雄、豪傑をソデにしたからだ。幕府軍が最も恐れているのは、一声上げれば、「おー」と応える三百万、五百万の仲間がいる『剛腕・小沢』だ。幕府は瓦版屋と紙芝居屋を、またぞろ、抱き込んで、「小沢追出し」の陰謀を企んでくると思う。いやな言葉だが、選挙とは権力闘争そのものなのだよ」
「ご隠居。瓦版屋や紙芝居屋は『反小沢』『親小沢』って、騒いでいて、朝に晩に『詰め腹切らされた小沢大将が院政を敷く』と言い触らしているよ」
「それは、幕府が流している、どす黒い噂話だ。人気凋落の麻生幕府が狙っていたのは、民主党のお家騒動さ。そのために、瓦版屋や紙芝居屋を嘘っぱちのネタと脅しで抱き込んでいるのだが、最近の民草(注:人民)は賢いから、お上の思うようにはいかないだろうけどな」
「でも、どうせ宣伝するなら、民主党も二十日間くらい、お披露目興行すればよかったのに」
「歌舞伎役者や噺家とは違うのだよ。プロ野球の監督がシーズン途中に辞任した場合、後任の監督を決めるのに、十日も二十日もかける球団があるか。そんなことをすりゃ、最下位まちがいなし。まして、明日にも宣戦布告されるかもしれないときに、のん気なことを言っていられるわけがない。しかも、顔も気質も知っている仲間から大将を選ぶんだから、その気になれば二、三日で決められるはずだ。日にちをかければ、敵の密偵に入り込まれるだけだろう」
「だけど、専業の議員さんがブツブツ不満を漏らしているらしいよ」
「どこの党にも、不満分子は居るさ。決まるまでは、なに言ってもかまないが、決まった以上、従うのが、民主主義ってやつのイロハじゃ」
アメリカの高級週刊誌・「タイム」は、小沢一郎を「マーベリック」と評価した。(注:マーベリックとは、十九世紀後半のテキサスの開拓者、サミュエル・マーベリックに由来する。昨年のアメリカ大統領選では、共和党の候補でありながら、ブッシュ政権を批判するマケイン氏をマスコミは「政治改革者・マーベリック」と呼び、「マーベリック」という名が有名になった。いい意味での「異端者」のことをさす)。
中国は一、二年後には日本を抜いて、アメリカに次ぐGDP世界第二位になるとの予測もある。小沢の外交路線は、日米、日中等距離外交、いわゆる、二等辺(あるいは、正三角形)外交である。これは米中超二大国に挟まれた日本の国際戦略を考えた外交理念だろう。クリントン国務長官との会談のやりとりや「第七艦隊」発言は、日本がアメリカのポチではなく、対等に話し合うことの出来る存在であることを示す、アメリカからの自立宣言だと思う。小沢は、中国の要人には「一党独裁は破綻する」と平然として苦言を呈する。タイムは、小沢の率いる日本は、「アメリカにとって、やっかいな仲間」と述べているが、まさに、「マーベリック」の面目躍如である。
民主党の旗印「霞ヶ関改革」「年金の一元化、基礎年金の財源は消費税」「地方分権、補助金を一括して地方に交付」などは、新進党時代、小沢一郎のもとで議論し、小沢自由党の基本理念、政策になり、民主・自由合併で、新しい民主党の基本理念・政策に昇華したものである。国の在り方を抜本的に組み替える小沢構想は壮大すぎて、理解されず、猛反撃を受けた。にもかかわらず、ひたむきに、その実現を目指し、自由党時代には、自自連立をしたが、自民党に騙された。自由党が連立を離脱するとき、小渕恵三総理が「イッちゃんの『改革」』は良く判るし、イッちゃんと一緒にやりたい。しかし、自民党がそれを許さない」と語ったことが、私には忘れられない。
小沢は「剛腕」である。それも決められたルールの中での剛腕であって、マスコミが言うような横紙破りではない。彼は国の根幹に関わるような議論は大好きである。元外務総括政務次官の東祥三氏が、かつて、小沢に安全保障問題で論戦を挑んだことがある。小沢の論理は理路整然としていて「名人が豪刀を振りかぶる、ド迫力があった」と、東は語っている。若手政治家は小沢に、胸を借りるつもりで論戦を挑み、政治家としての力量を養うといい。
2004年、民由合併直後の参院選のとき、小沢は無冠の一議員として、山間僻地、過疎中の過疎の大分県千歳村でビールケースに乗って応援演説をした。目撃した私の友人は「ヒトが五百人ほど、地から湧いてきた」と言った。訥々とした岩手弁が心に沁みたそうである。
パフォーマンスは心に残らない。政治家は、演説の「技術」を身につける前に、心に残る真実の叫びを心がけるべきだ。
小沢ほどポストに執着しない政治家はいない。民主党内の反小沢派は「政権交代こそ我が生命」を額面どおり受けとめる度量をもつべきだ。
私は、小沢を、「古く腐ったものを壊し、新しいものを創る」ための≪公共財≫だと思っている。「改革」が出来なければ、政権交代が実現しても、意味がない。
投稿者: ニュース・スパイラル 日時: 2009年05月17日 00:21 | パーマリンク
2009年05月24日
「青年将校化する東京地検特捜部」緊急集会の模様を配信!
紹介:「青年将校化する東京地検特捜部」緊急集会の模様を配信!
宮崎学氏や二木啓孝氏が中心となって開催された緊急シンポジウム「青年将校化する東京地検特捜部~小沢第一秘書逮捕にみる検察の暴走~」が3月15日に都内で開かれ、会場には立ち見客を含む約400人が集まった。
集会には、体調不良で参加できなかった永野義一氏の代役として、聴衆として会場にきていた元検察官で現在桐蔭横浜大学法科大学院の郷原信郎氏が参加する一幕もあった。郷原氏は今回の事件について「検察にとってのガダルカナル戦だ」と指摘、検察は今回の強引な捜査をいったいどこで終結させればいいのかわからなくなっているように見えるという。
集会の模様については下記リンクから音声がダウンロードできる。また、映像についてはフォーラム神保町HP内で後日オンデマンド配信される予定。
■青年将校化する東京地検特捜部~小沢第一秘書逮捕にみる検察の暴走~
ダウンロード(mp3) ※ライブ録音のため、音声が一部乱れている部分があります。
★哲註:上記ダウンロードが機能しないため、http://www.forum-j.com/ から入って、3月15日の記事からダウンロードして下さい。
配信協力:フォーラム神保町
投稿者: ニュース・スパイラル 日時: 2009年03月16日 16:00 | パーマリンク
宮崎学氏や二木啓孝氏が中心となって開催された緊急シンポジウム「青年将校化する東京地検特捜部~小沢第一秘書逮捕にみる検察の暴走~」が3月15日に都内で開かれ、会場には立ち見客を含む約400人が集まった。
集会には、体調不良で参加できなかった永野義一氏の代役として、聴衆として会場にきていた元検察官で現在桐蔭横浜大学法科大学院の郷原信郎氏が参加する一幕もあった。郷原氏は今回の事件について「検察にとってのガダルカナル戦だ」と指摘、検察は今回の強引な捜査をいったいどこで終結させればいいのかわからなくなっているように見えるという。
集会の模様については下記リンクから音声がダウンロードできる。また、映像についてはフォーラム神保町HP内で後日オンデマンド配信される予定。
■青年将校化する東京地検特捜部~小沢第一秘書逮捕にみる検察の暴走~
ダウンロード(mp3) ※ライブ録音のため、音声が一部乱れている部分があります。
★哲註:上記ダウンロードが機能しないため、http://www.forum-j.com/ から入って、3月15日の記事からダウンロードして下さい。
配信協力:フォーラム神保町
投稿者: ニュース・スパイラル 日時: 2009年03月16日 16:00 | パーマリンク
2009年05月24日
論説紹介:「革命闘争第二幕!小沢代表辞任とその行方」
<高野猛氏の論説紹介>
http://www.the-journal.jp/contents/newsspiral/2009/05/post_265.html
特集:革命闘争第二幕!小沢代表辞任とその行方
凄絶なる権力闘争の第二幕がはじまった。
《THE JOURNAL》では、今年3月に発覚した西松献金事件を政権交代をめぐる権力闘争の第一幕と位置づけ、『小沢一郎秘書逮捕!西松献金事件の真相と深層』との特集を発信してきたが、11日夕に小沢一郎代表が辞任の意向を示したことで、ドラマは劇的な展開をはじめた。
小沢一郎はいま何を考えているのか。解散総選挙はどうなるのか。激動する永田町を『革命闘争第二幕!小沢代表辞任とその行方』としてまとめ、徹底分析する!
http://www.the-journal.jp/contents/newsspiral/2009/05/post_265.html
特集:革命闘争第二幕!小沢代表辞任とその行方
凄絶なる権力闘争の第二幕がはじまった。
《THE JOURNAL》では、今年3月に発覚した西松献金事件を政権交代をめぐる権力闘争の第一幕と位置づけ、『小沢一郎秘書逮捕!西松献金事件の真相と深層』との特集を発信してきたが、11日夕に小沢一郎代表が辞任の意向を示したことで、ドラマは劇的な展開をはじめた。
小沢一郎はいま何を考えているのか。解散総選挙はどうなるのか。激動する永田町を『革命闘争第二幕!小沢代表辞任とその行方』としてまとめ、徹底分析する!
2009年05月24日
株価1万ドルと1万円に相関性はないとのことー哲
黒騎士さんよりのコメント 5月24日
(黒騎士さんに問うー株価1万ドルと1万円の相関性は?) にありました
おはようございます。東京は怪しげな天気です。まるで私自身の様です。
さて、昭和53年頃から青写真相場という言葉が頻繁に使われるようになりました。
米国株式市場の上下動に日本株式市場が連動するケースが多いと認識されたからです。
その意味において日米株価同盟ですし、米国経済に従属する、又は依存する立場は現在も変わりません。
ただ、ダウ平均1万ドルと日経平均株価1万円に相関はないと思います。たぶん、一般投資家に対するキャッチコピーとして(何となく受け入れ易い)考えられたものだと思います。
1920年代のアメリカ大恐慌を検証、結論として富の偏在は市場の崩壊を引き起こすと主張したのはラビ・バトラです。
日本で言う(金は天下の回りもの)であり、マネーは経済の血液、どこかで循環不全になれば危篤状態となります。
現下の日米政策はマネーばらまきで共通しています。巨額負債を希薄化する最短はインフレ政策であると、愚かなる賢者は考えているのかも知れません。
(黒騎士さんに問うー株価1万ドルと1万円の相関性は?) にありました
おはようございます。東京は怪しげな天気です。まるで私自身の様です。
さて、昭和53年頃から青写真相場という言葉が頻繁に使われるようになりました。
米国株式市場の上下動に日本株式市場が連動するケースが多いと認識されたからです。
その意味において日米株価同盟ですし、米国経済に従属する、又は依存する立場は現在も変わりません。
ただ、ダウ平均1万ドルと日経平均株価1万円に相関はないと思います。たぶん、一般投資家に対するキャッチコピーとして(何となく受け入れ易い)考えられたものだと思います。
1920年代のアメリカ大恐慌を検証、結論として富の偏在は市場の崩壊を引き起こすと主張したのはラビ・バトラです。
日本で言う(金は天下の回りもの)であり、マネーは経済の血液、どこかで循環不全になれば危篤状態となります。
現下の日米政策はマネーばらまきで共通しています。巨額負債を希薄化する最短はインフレ政策であると、愚かなる賢者は考えているのかも知れません。
2009年05月24日
小沢氏をめぐるマスコミの勝手・横暴をこれ以上許していいのか?
民主党は、「戦略的迂回」から「戦略的大勝利」に向け戦い抜け!
★筆者は、3月29日付け <民主党が「熊本鎭台で大敗した薩軍」にならないことを祈る!>において、民主党が130年前の西郷隆盛率いる<薩軍>の二の舞を舞うことなく、賢明な戦略判断を下すよう求めた。以下、抜粋。
<★薩軍は、陽動作戦をもって政府軍を陸路に引きつけ、その実熊本城など迂回して、長崎経由で堂々大阪→東京を目指し、反政府の大軍を率いて、大久保政府打倒を目指せば良かったのである。・・・・・今日の民主党も、「熊本鎭台」など無視・迂回して、海路・長崎→大阪→東京を目指し大勝利を得る戦略への大転換を、岡田氏を始めとする新たな若きリーダーのもと、速やかに果たせば良いのである。今となっては、勝機はそれしかないであろう。民主党は、心ある国民に余り余計な心配をかけぬよう、豊富な人財をもって、持てる<局面転換能力>を最大限に発揮して貰いたいものである。勝てる試合を、戦略判断ミスでムザムザ落として貰いたくはないというのが、大多数の国民の「声なき声」である!>
★今回の小沢ー西松建設問題で、小沢氏潰しー民主党解体を目論んだ霞ヶ関・検察官僚体制ー麻呆自公権力の猛攻撃に対し、民主党は幾つかの戦術的ミス(”代表戦の拙速”など幾つかの気になる点はあるが、ここでは詳論を省く)を犯しつつも、大局において、「戦略的迂回」を見事に果たし、ギリギリの際どいタイミングにおいて、「戦略的大勝利」に向けて大舵を切り仰せたと言えよう。その意味で、民主党はかつての薩軍の二の舞=熊本鎭台での大敗を喫する愚を犯すことなく、心ある多くの国民の切ない期待を背に、来たるべき3ヶ月以内の衆議院選という大決戦に向け、漸く進軍を開始するところまで<軍の態勢>を立て直すことが出来てきた。もって慶すべき展開である。
★しかしここで、マスコミはどのような振る舞いをしているか?小沢氏在任期間中は、「辞めろ!何故辞めない?」と追い回し、辞めたら辞めたで「何故辞めた?理由が不明。説明責任は?」と追撃する。麻呆政権の閣僚たる二階通産相の露骨すぎる違法<裏>献金問題には完全に蓋をして、小沢氏の少なくとも公開された<表>献金問題のみを、裁判(それ自体がどこまで不当であるかの点はここでは触れず)の内容ー帰趨に関係なく、あたかも自民党が清廉潔白で、小沢民主党が真っ黒であるかのごとくに、マスコミは、政権与党の意を体して、<世論のねつ造>=「世論調査」なる恣意的調査の連発による野党攻撃に邁進するという奇っ怪な振る舞いを一向にやめない。
★更には、鳩山・民主党に対して「小沢の院政を許すな」「鳩山は小沢の傀儡」なる意味も根拠も不明な追撃を重ねてやまない。自民党内部が、キングメーカー=森元総理=町村派にどれほど操られ、(小泉ー)安倍ー福田ー麻生という「国民に認知されざる政権交代」を繰り返してきたのか?「院政」「傀儡」というなら、自民党政権自体、また自公の関係も含め、政権与党のお家芸である。そのために、国民がどれほど塗炭の苦しみをなめさせられて来たのか?今回の「補正予算」が国民のためではなく、まさしく「官僚体制ー大企業に対する税金の注ぎ込み」に他ならないことなどには一切触れることなく、来たるべき「政権交代」を阻むべく、従来の自公政権下でうまい汁を吸い尽くしてきたマスコミの死活利害をかけて、<最後の(?)猛攻撃>にいそしんでいる。このような理不尽な事態に国民はじーっと歯を食いしばって、今は耐えるしかない。答えは、我々の持つ「清き1票」で決着を付けるしかないのである。その時は、まさに目前に迫っている。 <哲>
☆参考までに、幾つかの論評を以下に掲げる。
1.「世論が大事」と言うデタラメ 5月19日 (田中良紹)
http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20090519-01-1301.html
2.民意とのねじれ 5月22日 (田中良紹)
http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20090522-01-1301.html
3.元気はつらつ辞任会見 5月13日 (田中良紹)
http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20090513-01-1301.html
★筆者は、3月29日付け <民主党が「熊本鎭台で大敗した薩軍」にならないことを祈る!>において、民主党が130年前の西郷隆盛率いる<薩軍>の二の舞を舞うことなく、賢明な戦略判断を下すよう求めた。以下、抜粋。
<★薩軍は、陽動作戦をもって政府軍を陸路に引きつけ、その実熊本城など迂回して、長崎経由で堂々大阪→東京を目指し、反政府の大軍を率いて、大久保政府打倒を目指せば良かったのである。・・・・・今日の民主党も、「熊本鎭台」など無視・迂回して、海路・長崎→大阪→東京を目指し大勝利を得る戦略への大転換を、岡田氏を始めとする新たな若きリーダーのもと、速やかに果たせば良いのである。今となっては、勝機はそれしかないであろう。民主党は、心ある国民に余り余計な心配をかけぬよう、豊富な人財をもって、持てる<局面転換能力>を最大限に発揮して貰いたいものである。勝てる試合を、戦略判断ミスでムザムザ落として貰いたくはないというのが、大多数の国民の「声なき声」である!>
★今回の小沢ー西松建設問題で、小沢氏潰しー民主党解体を目論んだ霞ヶ関・検察官僚体制ー麻呆自公権力の猛攻撃に対し、民主党は幾つかの戦術的ミス(”代表戦の拙速”など幾つかの気になる点はあるが、ここでは詳論を省く)を犯しつつも、大局において、「戦略的迂回」を見事に果たし、ギリギリの際どいタイミングにおいて、「戦略的大勝利」に向けて大舵を切り仰せたと言えよう。その意味で、民主党はかつての薩軍の二の舞=熊本鎭台での大敗を喫する愚を犯すことなく、心ある多くの国民の切ない期待を背に、来たるべき3ヶ月以内の衆議院選という大決戦に向け、漸く進軍を開始するところまで<軍の態勢>を立て直すことが出来てきた。もって慶すべき展開である。
★しかしここで、マスコミはどのような振る舞いをしているか?小沢氏在任期間中は、「辞めろ!何故辞めない?」と追い回し、辞めたら辞めたで「何故辞めた?理由が不明。説明責任は?」と追撃する。麻呆政権の閣僚たる二階通産相の露骨すぎる違法<裏>献金問題には完全に蓋をして、小沢氏の少なくとも公開された<表>献金問題のみを、裁判(それ自体がどこまで不当であるかの点はここでは触れず)の内容ー帰趨に関係なく、あたかも自民党が清廉潔白で、小沢民主党が真っ黒であるかのごとくに、マスコミは、政権与党の意を体して、<世論のねつ造>=「世論調査」なる恣意的調査の連発による野党攻撃に邁進するという奇っ怪な振る舞いを一向にやめない。
★更には、鳩山・民主党に対して「小沢の院政を許すな」「鳩山は小沢の傀儡」なる意味も根拠も不明な追撃を重ねてやまない。自民党内部が、キングメーカー=森元総理=町村派にどれほど操られ、(小泉ー)安倍ー福田ー麻生という「国民に認知されざる政権交代」を繰り返してきたのか?「院政」「傀儡」というなら、自民党政権自体、また自公の関係も含め、政権与党のお家芸である。そのために、国民がどれほど塗炭の苦しみをなめさせられて来たのか?今回の「補正予算」が国民のためではなく、まさしく「官僚体制ー大企業に対する税金の注ぎ込み」に他ならないことなどには一切触れることなく、来たるべき「政権交代」を阻むべく、従来の自公政権下でうまい汁を吸い尽くしてきたマスコミの死活利害をかけて、<最後の(?)猛攻撃>にいそしんでいる。このような理不尽な事態に国民はじーっと歯を食いしばって、今は耐えるしかない。答えは、我々の持つ「清き1票」で決着を付けるしかないのである。その時は、まさに目前に迫っている。 <哲>
☆参考までに、幾つかの論評を以下に掲げる。
1.「世論が大事」と言うデタラメ 5月19日 (田中良紹)
http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20090519-01-1301.html
2.民意とのねじれ 5月22日 (田中良紹)
http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20090522-01-1301.html
3.元気はつらつ辞任会見 5月13日 (田中良紹)
http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20090513-01-1301.html
2009年05月24日
黒騎士さんに問うー株価1万ドルと1万円の相関性は?
★かねがね疑問がありました。この間の世界経済危機のただ中において、(或いはそれ以前からも)常にアメリカでは、株価1万ドルが、日本では株価1万円が、何か大きな指標であるかのように取り沙汰されてきました。この1万ドルと1万円には、何か必然的な根拠があるのか、或いは、何らかの偶然的な理由でたまたまこの数値にそれぞれの国で株価が収斂してきたのか?それぞれの数値には、一体どのような意味があるのか?
★この辺が、素人にはさっぱり分かりません。どうかプロの視点で、この辺を原理論的に分かりやすく、かつ出来れば面白く解き明かして頂けるとたいへん有り難いのですが・・・。是非、レクチャーを願います、よろしく。 <哲>
★この辺が、素人にはさっぱり分かりません。どうかプロの視点で、この辺を原理論的に分かりやすく、かつ出来れば面白く解き明かして頂けるとたいへん有り難いのですが・・・。是非、レクチャーを願います、よろしく。 <哲>
2009年05月24日
小沢氏の来歴と、辛口の評価ー黒騎士より
黒騎士さんから 5月18日
新しいコメントが「草の根世直し隊・かごしま」のエントリー
(官僚専制体制を打破できるのは、鳩山ー小沢ラインのみ!) にありました
☆同志社大学大学院浜教授いわく、小沢さんは手放しても、繰り返し手元に戻ってくるbadpenny(悪貨)ではないか?と。中々に厳しい見方です。確かに兜町から見て、小沢さんはコテコテの自民党的人物(故に政官の裏表を知り尽くしている)であって、西松建設との関係は金丸さん(経世会まで遡る)の縁であり、正確には金丸さんの息子さんが結婚したのが、当時の西松建設社長令嬢であり、ただ、彼は政界に進出しなかった、やむを得ず西松建設は小沢さんに接近したのではないかと思います。その意味でも自民党らしい縁です。個人的には、新しい時代には不要の人物であり、民主党が新しい器に新しい酒を入れる為に、小沢さんを(泣いて切り捨てる)べきと思っています。
黒騎士さんから 5月16日
新しいコメントが「草の根世直し隊・かごしま」のエントリー
(官僚専制体制を打破できるのは、鳩山ー小沢ラインのみ!) にありました
☆兜町と永田町はうろんな人々がうごめく、百鬼夜行の世界でもあります。旧聞となりますが、かつて自民党経世会の竹下(リクルート事件で失脚)、金丸(東京佐川急便事件で失脚)、彼らに小沢さんは抜擢されたと記憶しています。さて、金丸さんの息子二人は、竹下さんの娘と、もう一人は当時の西松建設社長令嬢と結婚。二人とも政治には関わらなかった点で共通しています。おそらく、政界の裏表を見聞きしたと思いますし、父親の末路を想えば政界に足を踏み入れる気にはならなかったかと。
☆西松建設は金丸さんとの繋がりで(ある種の期待)があったかもと推察しますが、金丸家が政界から離脱したあと、後継者?の小沢さんに接近したのかも知れません。
☆先般、主を(あるじ)と読むか(ぬし)と読むかで随分違う存在になると天声人語にありました。小沢さんが民主党代表(あるじ)を辞め、民主党の大御所(ぬし)となるつもりかどうかは分かりません。
☆ただ、兜町から観れば(同じ穴のムジナ)ではないかと。白でも黒でもいい、ネズミを捕る猫であれば。
黒騎士さんから 5月14日
新しいコメントが「草の根世直し隊・かごしま」のエントリー
(小沢氏は「大石内蔵助」たり得るか?ー「辞任カード」の行方) にありました
☆仕事の一環で、かつての疑獄事件に触れる機会がありました。まぁー、百鬼夜行の世界というのが実感です。古い話になりますが、東京佐川急便事件で失脚した金丸さんの息子さんは、西松建設の当時社長令嬢と結婚されています。その時の側近が今は民主党代表の小沢さんでした。
☆朝日新聞の天声人語に『主は(あるじ)とも(ぬし)とも読めるが、その意味は似て非なるものである。小沢さんは民主党の(あるじ)を辞めるが、民主党の(ぬし)になろうとしているのか?』久しぶりに良い辛口の文章だと思いました。
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(官僚専制体制を打破できるのは、鳩山ー小沢ラインのみ!) にありました
☆同志社大学大学院浜教授いわく、小沢さんは手放しても、繰り返し手元に戻ってくるbadpenny(悪貨)ではないか?と。中々に厳しい見方です。確かに兜町から見て、小沢さんはコテコテの自民党的人物(故に政官の裏表を知り尽くしている)であって、西松建設との関係は金丸さん(経世会まで遡る)の縁であり、正確には金丸さんの息子さんが結婚したのが、当時の西松建設社長令嬢であり、ただ、彼は政界に進出しなかった、やむを得ず西松建設は小沢さんに接近したのではないかと思います。その意味でも自民党らしい縁です。個人的には、新しい時代には不要の人物であり、民主党が新しい器に新しい酒を入れる為に、小沢さんを(泣いて切り捨てる)べきと思っています。
黒騎士さんから 5月16日
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(官僚専制体制を打破できるのは、鳩山ー小沢ラインのみ!) にありました
☆兜町と永田町はうろんな人々がうごめく、百鬼夜行の世界でもあります。旧聞となりますが、かつて自民党経世会の竹下(リクルート事件で失脚)、金丸(東京佐川急便事件で失脚)、彼らに小沢さんは抜擢されたと記憶しています。さて、金丸さんの息子二人は、竹下さんの娘と、もう一人は当時の西松建設社長令嬢と結婚。二人とも政治には関わらなかった点で共通しています。おそらく、政界の裏表を見聞きしたと思いますし、父親の末路を想えば政界に足を踏み入れる気にはならなかったかと。
☆西松建設は金丸さんとの繋がりで(ある種の期待)があったかもと推察しますが、金丸家が政界から離脱したあと、後継者?の小沢さんに接近したのかも知れません。
☆先般、主を(あるじ)と読むか(ぬし)と読むかで随分違う存在になると天声人語にありました。小沢さんが民主党代表(あるじ)を辞め、民主党の大御所(ぬし)となるつもりかどうかは分かりません。
☆ただ、兜町から観れば(同じ穴のムジナ)ではないかと。白でも黒でもいい、ネズミを捕る猫であれば。
黒騎士さんから 5月14日
新しいコメントが「草の根世直し隊・かごしま」のエントリー
(小沢氏は「大石内蔵助」たり得るか?ー「辞任カード」の行方) にありました
☆仕事の一環で、かつての疑獄事件に触れる機会がありました。まぁー、百鬼夜行の世界というのが実感です。古い話になりますが、東京佐川急便事件で失脚した金丸さんの息子さんは、西松建設の当時社長令嬢と結婚されています。その時の側近が今は民主党代表の小沢さんでした。
☆朝日新聞の天声人語に『主は(あるじ)とも(ぬし)とも読めるが、その意味は似て非なるものである。小沢さんは民主党の(あるじ)を辞めるが、民主党の(ぬし)になろうとしているのか?』久しぶりに良い辛口の文章だと思いました。
2009年05月16日
官僚専制体制を打破できるのは、鳩山ー小沢ラインのみ!
☆与謝野氏「岡田さんは逃げない、鳩山さんは逃げる」 5月15日 「産経新聞」
「岡田さんは逃げない、鳩山さんは逃げる。これが率直な印象だ」。与謝野馨財務相は十五日の閣議後の記者会見で、民主党代表選への立候補を表明した、鳩山由紀夫幹事長と岡田克也副代表の消費税率引き上げ問題に対する姿勢の違いをこう評価した。与謝野財務相は、自民党内で財政再建を重視する立場の代表格だけに、財源論議を喚起する狙いがあるようだ。
・・・・・・・・・・
(記事本文の続き) 年金目的として将来の消費税増税の必要性を認めた岡田氏について、財務相は「前からの持論で、非常にさわやかな議論だ」と評価する一方、鳩山氏の方針はあいまいだと批判。「政権を担おうと宣言している政党は、政策の裏付けを表明しなければならない」と指摘した。
★今日の民主代表選をめぐって、マスコミー与党をはじめかまびすしい。とりわけ、権力サイドに都合の悪い小沢氏の存在に対し、あたかも民主党のためを思うがごとくに、「院政」を排すべきとか、「傀儡」になってはならないとか、時の権力にへつらうマスコミ主導の”ためにする議論”が横行している。すべては自公権力体制維持のためにマスコミが画策しているのである。
★だが、現下の問題の核心は、岡田氏では選挙には勝てても、官僚専制体制の打破は全く期待できないということである。それはどこに表れているか?「消費税増税の是非」の一点にかかっている。上記記事にも見られるように、与謝野財務相が岡田氏を持ち上げるのは、消費税増税を岡田氏が容認するからである。これでは、官僚専制体制は永遠に安泰である。今回の史上最悪の15兆円の補正予算のうち、5兆円近くが、かの麻呆首相の手により天下り官僚どもに捧げられてしまっている。これはまだ序の口に過ぎず、自公政権の延命を万一許せば、その先は暗黒である。
★「消費税増税」容認論は、簡単に言えば、官僚体制の温存の上で、財源不足を「消費税増税」に求める議論であり、自公政権のみならず、民主・岡田氏といえども、そこには「官僚専制制との対決ー解体」による、大幅な財源捻出という発想はカケラもないと言わねばならない。天下り経費=年間12兆6千億円、このカットなしに日本財政の再建はあり得ない。
★このことをなし得るのは、敵の懐をよく知る豪腕・小沢氏のみであり、他の政治家の能くなし得る所ではない。だからこそ、小沢氏は東京地検特捜部に狙い撃ちされ、また今も「院政」「傀儡」その他の悪罵によりマスコミにより追撃されようとしている。小沢氏は、まさに衆院選勝利ー政権交代のためには代表を交替する必要があったが、その存在は民主党と今後の日本国の発展のためには必要不可欠の存在であると言わねばならない。民主党内「反小沢」の陣営の諸君もここの所を履き違えてはならないのである。誰の力で、参議院を制することが出来たのか?
★岡田氏は、一見「清新」で「クリーン」が売り物であるが、彼が代表では、民主党は”気の抜けたサイダー”になってしまい、仮に選挙に勝っても、官僚専制体制ーマスコミー自公権力体制の”お飾り”=「補完物」に成り下がってしまう他はないであろう。代表選挙は賑やかな方がよい。だが、ここの判断を、本日の民主代表選に臨む国会議員各氏は、間違えてはならないのである。 <哲>
「岡田さんは逃げない、鳩山さんは逃げる。これが率直な印象だ」。与謝野馨財務相は十五日の閣議後の記者会見で、民主党代表選への立候補を表明した、鳩山由紀夫幹事長と岡田克也副代表の消費税率引き上げ問題に対する姿勢の違いをこう評価した。与謝野財務相は、自民党内で財政再建を重視する立場の代表格だけに、財源論議を喚起する狙いがあるようだ。
・・・・・・・・・・
(記事本文の続き) 年金目的として将来の消費税増税の必要性を認めた岡田氏について、財務相は「前からの持論で、非常にさわやかな議論だ」と評価する一方、鳩山氏の方針はあいまいだと批判。「政権を担おうと宣言している政党は、政策の裏付けを表明しなければならない」と指摘した。
★今日の民主代表選をめぐって、マスコミー与党をはじめかまびすしい。とりわけ、権力サイドに都合の悪い小沢氏の存在に対し、あたかも民主党のためを思うがごとくに、「院政」を排すべきとか、「傀儡」になってはならないとか、時の権力にへつらうマスコミ主導の”ためにする議論”が横行している。すべては自公権力体制維持のためにマスコミが画策しているのである。
★だが、現下の問題の核心は、岡田氏では選挙には勝てても、官僚専制体制の打破は全く期待できないということである。それはどこに表れているか?「消費税増税の是非」の一点にかかっている。上記記事にも見られるように、与謝野財務相が岡田氏を持ち上げるのは、消費税増税を岡田氏が容認するからである。これでは、官僚専制体制は永遠に安泰である。今回の史上最悪の15兆円の補正予算のうち、5兆円近くが、かの麻呆首相の手により天下り官僚どもに捧げられてしまっている。これはまだ序の口に過ぎず、自公政権の延命を万一許せば、その先は暗黒である。
★「消費税増税」容認論は、簡単に言えば、官僚体制の温存の上で、財源不足を「消費税増税」に求める議論であり、自公政権のみならず、民主・岡田氏といえども、そこには「官僚専制制との対決ー解体」による、大幅な財源捻出という発想はカケラもないと言わねばならない。天下り経費=年間12兆6千億円、このカットなしに日本財政の再建はあり得ない。
★このことをなし得るのは、敵の懐をよく知る豪腕・小沢氏のみであり、他の政治家の能くなし得る所ではない。だからこそ、小沢氏は東京地検特捜部に狙い撃ちされ、また今も「院政」「傀儡」その他の悪罵によりマスコミにより追撃されようとしている。小沢氏は、まさに衆院選勝利ー政権交代のためには代表を交替する必要があったが、その存在は民主党と今後の日本国の発展のためには必要不可欠の存在であると言わねばならない。民主党内「反小沢」の陣営の諸君もここの所を履き違えてはならないのである。誰の力で、参議院を制することが出来たのか?
★岡田氏は、一見「清新」で「クリーン」が売り物であるが、彼が代表では、民主党は”気の抜けたサイダー”になってしまい、仮に選挙に勝っても、官僚専制体制ーマスコミー自公権力体制の”お飾り”=「補完物」に成り下がってしまう他はないであろう。代表選挙は賑やかな方がよい。だが、ここの判断を、本日の民主代表選に臨む国会議員各氏は、間違えてはならないのである。 <哲>
2009年05月15日
「渾身の適時打」:小沢代表辞任への最も的確な評価ー橋下知事
☆橋下府知事 小沢民主党代表辞任は「渾身の適時打」 5月11日 産経新聞
【橋下日記】(11日)
5時32分 民主党の小沢一郎代表の辞任表明を受けて、報道陣の取材に応じる。「勝負をかけていた決戦の前に、自ら身を引かないといけないのは無念だったでしょうね」と推し量り「府民の声や僕の政治感覚から、代表を続けたままでの選挙は厳しいと思っていた。渾身(こんしん)の適時打だと思う」。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090511-00000659-san-soci
★小沢氏辞任以来、マスコミを通じて実に多くの評者がコメントを発してきたが、それらの中で最も的確な評価は、大阪・橋下知事の上記の一言であった。その他、凡百のコメントは、いずれも的を射ていないし、また麻呆首相は、事態の本質を掴み得ぬまま、困惑に満ちた表情で、要領を得ない以下のコメントを発したのみであった。
☆小沢代表の辞任、理解できぬ=麻生首相 5月11日 時事通信
麻生太郎首相は11日夜、民主党の小沢一郎代表の辞任表明について「党首討論の2日前にいきなり辞めるということになったので、正直驚いた。何の理由で辞めるのか、よく分からない」と述べた。首相官邸で記者団の質問に答えた。
首相はまた、「何について責任を取ろうとしたのか。党内事情の説明はあったが、党内事情とは選挙事情ということなのか。国民としてみれば疑問が残る」と小沢氏を批判。
★小沢氏は今回、自分の職責をよく果たした。能う限りのことをあの逆風下でよくなし得たと、後世の歴史家は、そして国民は高く評価するのではないだろうか。あとの衆院選のことを考えれば2ヶ月くらい前というギリギリのタイミングで、かつ「敵失」に舞い上がる麻呆首相ー自公政権が、舞い上がりすぎて簡単には地表に下りて来れないようなタイミングまでギリギリに引き付けた上での、まさに絶妙のタイミングで、小沢氏はその「辞任カード」を見事に切りおおせたと言えよう。もうこれからでは、「麻生下ろし」も容易ではない局面に政局は到達している。鳩山氏であろうと岡田氏であろうと、政策面はむろんのこと、かの麻呆首相に比べれば、人物は格段に上である。さあ、自公政権はどのような判断ー対処を繰り出してくるのか?見ものである。
★それと、見逃してはならないのは、上記の最も的確なコメントを発したのが、他ならぬ橋下知事であったという点である。この一事において、橋下知事は、その非凡な(小泉元首相にも匹敵し或いはそれを上回る)政治センスを披瀝し得た。政治信条ー政治的立場を越えた、あの見事な(上杉謙信が「敵に塩を送った」故事を彷彿させる)コメントは、今後橋下知事が、遠からず国政の舞台で大きな働き・役割をするに至るであろう器であることを予感させるものであった。 <哲>
【橋下日記】(11日)
5時32分 民主党の小沢一郎代表の辞任表明を受けて、報道陣の取材に応じる。「勝負をかけていた決戦の前に、自ら身を引かないといけないのは無念だったでしょうね」と推し量り「府民の声や僕の政治感覚から、代表を続けたままでの選挙は厳しいと思っていた。渾身(こんしん)の適時打だと思う」。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090511-00000659-san-soci
★小沢氏辞任以来、マスコミを通じて実に多くの評者がコメントを発してきたが、それらの中で最も的確な評価は、大阪・橋下知事の上記の一言であった。その他、凡百のコメントは、いずれも的を射ていないし、また麻呆首相は、事態の本質を掴み得ぬまま、困惑に満ちた表情で、要領を得ない以下のコメントを発したのみであった。
☆小沢代表の辞任、理解できぬ=麻生首相 5月11日 時事通信
麻生太郎首相は11日夜、民主党の小沢一郎代表の辞任表明について「党首討論の2日前にいきなり辞めるということになったので、正直驚いた。何の理由で辞めるのか、よく分からない」と述べた。首相官邸で記者団の質問に答えた。
首相はまた、「何について責任を取ろうとしたのか。党内事情の説明はあったが、党内事情とは選挙事情ということなのか。国民としてみれば疑問が残る」と小沢氏を批判。
★小沢氏は今回、自分の職責をよく果たした。能う限りのことをあの逆風下でよくなし得たと、後世の歴史家は、そして国民は高く評価するのではないだろうか。あとの衆院選のことを考えれば2ヶ月くらい前というギリギリのタイミングで、かつ「敵失」に舞い上がる麻呆首相ー自公政権が、舞い上がりすぎて簡単には地表に下りて来れないようなタイミングまでギリギリに引き付けた上での、まさに絶妙のタイミングで、小沢氏はその「辞任カード」を見事に切りおおせたと言えよう。もうこれからでは、「麻生下ろし」も容易ではない局面に政局は到達している。鳩山氏であろうと岡田氏であろうと、政策面はむろんのこと、かの麻呆首相に比べれば、人物は格段に上である。さあ、自公政権はどのような判断ー対処を繰り出してくるのか?見ものである。
★それと、見逃してはならないのは、上記の最も的確なコメントを発したのが、他ならぬ橋下知事であったという点である。この一事において、橋下知事は、その非凡な(小泉元首相にも匹敵し或いはそれを上回る)政治センスを披瀝し得た。政治信条ー政治的立場を越えた、あの見事な(上杉謙信が「敵に塩を送った」故事を彷彿させる)コメントは、今後橋下知事が、遠からず国政の舞台で大きな働き・役割をするに至るであろう器であることを予感させるものであった。 <哲>