2009年05月16日

官僚専制体制を打破できるのは、鳩山ー小沢ラインのみ!

 ☆与謝野氏「岡田さんは逃げない、鳩山さんは逃げる」 5月15日 「産経新聞」

「岡田さんは逃げない、鳩山さんは逃げる。これが率直な印象だ」。与謝野馨財務相は十五日の閣議後の記者会見で、民主党代表選への立候補を表明した、鳩山由紀夫幹事長と岡田克也副代表の消費税率引き上げ問題に対する姿勢の違いをこう評価した。与謝野財務相は、自民党内で財政再建を重視する立場の代表格だけに、財源論議を喚起する狙いがあるようだ。

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(記事本文の続き) 年金目的として将来の消費税増税の必要性を認めた岡田氏について、財務相は「前からの持論で、非常にさわやかな議論だ」と評価する一方、鳩山氏の方針はあいまいだと批判。「政権を担おうと宣言している政党は、政策の裏付けを表明しなければならない」と指摘した。

 ★今日の民主代表選をめぐって、マスコミー与党をはじめかまびすしい。とりわけ、権力サイドに都合の悪い小沢氏の存在に対し、あたかも民主党のためを思うがごとくに、「院政」を排すべきとか、「傀儡」になってはならないとか、時の権力にへつらうマスコミ主導の”ためにする議論”が横行している。すべては自公権力体制維持のためにマスコミが画策しているのである。

 ★だが、現下の問題の核心は、岡田氏では選挙には勝てても、官僚専制体制の打破は全く期待できないということである。それはどこに表れているか?「消費税増税の是非」の一点にかかっている。上記記事にも見られるように、与謝野財務相が岡田氏を持ち上げるのは、消費税増税を岡田氏が容認するからである。これでは、官僚専制体制は永遠に安泰である。今回の史上最悪の15兆円の補正予算のうち、5兆円近くが、かの麻呆首相の手により天下り官僚どもに捧げられてしまっている。これはまだ序の口に過ぎず、自公政権の延命を万一許せば、その先は暗黒である。

 ★「消費税増税」容認論は、簡単に言えば、官僚体制の温存の上で、財源不足を「消費税増税」に求める議論であり、自公政権のみならず、民主・岡田氏といえども、そこには「官僚専制制との対決ー解体」による、大幅な財源捻出という発想はカケラもないと言わねばならない。天下り経費=年間12兆6千億円、このカットなしに日本財政の再建はあり得ない。

 ★このことをなし得るのは、敵の懐をよく知る豪腕・小沢氏のみであり、他の政治家の能くなし得る所ではない。だからこそ、小沢氏は東京地検特捜部に狙い撃ちされ、また今も「院政」「傀儡」その他の悪罵によりマスコミにより追撃されようとしている。小沢氏は、まさに衆院選勝利ー政権交代のためには代表を交替する必要があったが、その存在は民主党と今後の日本国の発展のためには必要不可欠の存在であると言わねばならない。民主党内「反小沢」の陣営の諸君もここの所を履き違えてはならないのである。誰の力で、参議院を制することが出来たのか?

 ★岡田氏は、一見「清新」で「クリーン」が売り物であるが、彼が代表では、民主党は”気の抜けたサイダー”になってしまい、仮に選挙に勝っても、官僚専制体制ーマスコミー自公権力体制の”お飾り”=「補完物」に成り下がってしまう他はないであろう。代表選挙は賑やかな方がよい。だが、ここの判断を、本日の民主代表選に臨む国会議員各氏は、間違えてはならないのである。  <哲>


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Posted by 代表:岩井哲 at 03:53│Comments(0) │日本の事
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