2008年09月28日
草の根世直し行進は、本降りの雨の中でも決行しました。
9月28日「草の根世直し行進」当日は、台風15号の影響で朝から小雨が振り出しお昼に近付くにつれて雨足が強くなってきました。それでももしかすれば止むかも知れないと言うことで、主催者だけでも集まる事にして港大通り公園に待機していたところ、降りしきる雨の中合計9名の仲間が集まり、時間通り13:00から集会を始めました。
岩井代表の力強い挨拶を皮切りに、集まった仲間のそれぞれの思いの丈を声高らかに発表し、14:00には市役所前の港大通り公園を出発して電車通りを高見橋目指して歩き始めました。
南日本銀行前の交差点にて信号待ち↑。
歩きながらの街頭演説と、数名は歩道を歩いている市民にチラシを配って訴え掛けを行いました。
今回のデモ行進には、これまでで始めて警察の警備車両が付いてくれました。
鹿児島中央警察署の警察官の方、お付き合い頂き有難う御座いました。
予定通りに13:30には、高見橋ライオンズ公園で解散集会を行いお開きにしました。
あいにくの雨で足元の悪い中、本日参加頂いた皆様大変有難う御座いました。
今回は悪天候も有り参加を躊躇した方も多数いらっしゃる様ですので、次回のデモ行進決行時には是非ご参加下さい。
又、草の根世直しは今後も色々なテーマを見つけて訴えかけを行いますので、ご意見ご要望を歓迎いたします。
管理人に直接メールを頂くか、コメント投稿でご意見をお知らせ下さい。 <草の根世直し隊一同>
2008年09月27日
サブプライム問題に端を発する米金融危機の淵源は何か?
★9/16のリーマン破綻に引き続き、9/25米最大手銀行W・ミューチュアル(住宅金融が主力の貯蓄貸付組合)がまた破綻した。総資産33兆円の、米銀行史上最大の破綻である。この破綻も、無論サブプライム問題の波及の結果である。
★また、米政府=FRB主導で、諸金融機関の不良債権処理のために公的資金75兆円を投じるという「金融危機対策法案」が、議会との協議が合意に至らず、継続協議となった模様である。これは、与党・共和党の内部からの強い反対論に押された面が大きいとされる。この政府からの公的資金援助無しに果たして米金融界が立ち直れるかどうか大いに疑問であるが、その反対論は、このFRBの「捨て身」の危機回避策が、反面、「ドル危機」に直結するのではないかとの深い危機感に基づくものと思われる。つまりは、今回の金融危機の回避策は、「ドル危機=ドルの信用の崩壊」の進展と背中合わせだということである。
★ここで、今回のサブプライム問題に端を発した金融危機の由来・淵源について考察を加えて置きたい。現代金融は、(預金の貸出で利ザヤを稼ぐ)古典的な商業銀行主体から、1980年代以降、(「市場化」「グローバル化」「エンジニアリング化」の中で)投資銀行主体へと構造変換してきた。資本市場が発展し、世界の資本が自由に往来し始め、デリバティブ(金融派生商品)などの金融商品などの金融技術の開発が進展(「エンジニアリング化」)する中で、資本市場が地理的に拡大し、時間的に短縮され、取引金額が急激に膨張していった。株式・債権の発行、M&Aなどを展開する「投資銀行」の出現であった。政治面では、1980年代、レーガン政権・サッチャー政権の「新自由主義」の謳歌と軌を一にしていた。米・英主導の「新自由主義」(日本の小泉路線は、その2周遅れの追従展開であった)は、財政破綻した新興国・途上国などに対し、国際通貨基金を通じて市場開放や外資導入、公的部門の民営化などの処方箋を施し、「投資銀行」の新たなビジネス機会を拡大していった。
★上記の辺りまではまだ、「投資銀行」も危うさをさほど露呈してはいなかったが、巨額の借入金を運用するハイ・レバレッジの高度化・「格付け」機関の跋扈による「虚像」の流布・「いつでもいくらでもお金はある」という流動性への盲信が、いつしか「投資銀行」を覆い尽くし、バブルが醸成され、それはサブプライム問題を通し、今回一気に破裂するに至ったのである。商業銀行はバブルを作り出さずとも、預金&融資の利ザヤで身を立てていくことが出来るが、本来「投資銀行」はバブルを作り続けることによってのみ、巨額の人件費・システム費用などを賄うことが出来るという極めて危うい存在なのである。
★サブプライム問題では、「虚」なる住宅需要(=バブル)を大量にデッチ上げ、それを様々の金融商品と組み合わせ、一見もっともらしい形を作り上げ、全世界の金融市場にばらまくという「天をも怖れぬ所業」を繰り広げて来て、この惨憺たる結果を招来しつつあるのである。米・英資本主義の悪業の果て、「自業自得」の極みと言わねばならない。バブルを自ら作り出し、それを転がしながら永久に儲け続けようなどとは、ありえない「ビジネスモデル」である。資本主義の最も悪質な「虚」なる部分を拡大生産した結果がこのナレの果て、と言っても過言ではない。日々、額に汗して、コツコツと稼ぐことを忘れ去り、「金が金を産む」構造の極大化が今日の「投資銀行」の軒並みの破綻をもたらしているのである。今後の各国資本主義にとり、今回の米金融機関の連鎖破綻をどれだけどのように教訓化して軌道修正を図れるのかが死活的な課題となって来ている。 <哲>
★また、米政府=FRB主導で、諸金融機関の不良債権処理のために公的資金75兆円を投じるという「金融危機対策法案」が、議会との協議が合意に至らず、継続協議となった模様である。これは、与党・共和党の内部からの強い反対論に押された面が大きいとされる。この政府からの公的資金援助無しに果たして米金融界が立ち直れるかどうか大いに疑問であるが、その反対論は、このFRBの「捨て身」の危機回避策が、反面、「ドル危機」に直結するのではないかとの深い危機感に基づくものと思われる。つまりは、今回の金融危機の回避策は、「ドル危機=ドルの信用の崩壊」の進展と背中合わせだということである。
★ここで、今回のサブプライム問題に端を発した金融危機の由来・淵源について考察を加えて置きたい。現代金融は、(預金の貸出で利ザヤを稼ぐ)古典的な商業銀行主体から、1980年代以降、(「市場化」「グローバル化」「エンジニアリング化」の中で)投資銀行主体へと構造変換してきた。資本市場が発展し、世界の資本が自由に往来し始め、デリバティブ(金融派生商品)などの金融商品などの金融技術の開発が進展(「エンジニアリング化」)する中で、資本市場が地理的に拡大し、時間的に短縮され、取引金額が急激に膨張していった。株式・債権の発行、M&Aなどを展開する「投資銀行」の出現であった。政治面では、1980年代、レーガン政権・サッチャー政権の「新自由主義」の謳歌と軌を一にしていた。米・英主導の「新自由主義」(日本の小泉路線は、その2周遅れの追従展開であった)は、財政破綻した新興国・途上国などに対し、国際通貨基金を通じて市場開放や外資導入、公的部門の民営化などの処方箋を施し、「投資銀行」の新たなビジネス機会を拡大していった。
★上記の辺りまではまだ、「投資銀行」も危うさをさほど露呈してはいなかったが、巨額の借入金を運用するハイ・レバレッジの高度化・「格付け」機関の跋扈による「虚像」の流布・「いつでもいくらでもお金はある」という流動性への盲信が、いつしか「投資銀行」を覆い尽くし、バブルが醸成され、それはサブプライム問題を通し、今回一気に破裂するに至ったのである。商業銀行はバブルを作り出さずとも、預金&融資の利ザヤで身を立てていくことが出来るが、本来「投資銀行」はバブルを作り続けることによってのみ、巨額の人件費・システム費用などを賄うことが出来るという極めて危うい存在なのである。
★サブプライム問題では、「虚」なる住宅需要(=バブル)を大量にデッチ上げ、それを様々の金融商品と組み合わせ、一見もっともらしい形を作り上げ、全世界の金融市場にばらまくという「天をも怖れぬ所業」を繰り広げて来て、この惨憺たる結果を招来しつつあるのである。米・英資本主義の悪業の果て、「自業自得」の極みと言わねばならない。バブルを自ら作り出し、それを転がしながら永久に儲け続けようなどとは、ありえない「ビジネスモデル」である。資本主義の最も悪質な「虚」なる部分を拡大生産した結果がこのナレの果て、と言っても過言ではない。日々、額に汗して、コツコツと稼ぐことを忘れ去り、「金が金を産む」構造の極大化が今日の「投資銀行」の軒並みの破綻をもたらしているのである。今後の各国資本主義にとり、今回の米金融機関の連鎖破綻をどれだけどのように教訓化して軌道修正を図れるのかが死活的な課題となって来ている。 <哲>
2008年09月23日
9/28世直し行進で根腐れ自公政権にトドメの鉄槌を!
根腐れ自公政権にトドメの鉄槌を!みんなの1票で!
草の根世直し隊・かごしま [代表・岩井哲]
鹿児島市民の皆さん!
この春、福田・自民党政府は、①「後期高齢者医療制度」のゴリ押しによる「ウバ捨て山」を地でいく究極の年寄りイジメ、②「道路特定財源」の「一般財源化」へのすり替え=”目眩まし”による10年間ー59兆円の強奪のためのガソリン値上げ。膨大な額の無駄遣いの温存のまま、恐らくは来年以降も変わらず、誰のためのモノか分からない道路の見境いのない建設続行、③5000万件もの「消えた年金」も未解決のままの開き直り=今後の年金制度の再構築の完全放棄、加えて560万件もの「厚生年金の記録不明」や社会保険事務所による「標準報酬月額の改ざん」一部発覚→全体像隠蔽と相次いで、国民生活破壊の上に、民意無視=国民不在の政治をほしいままにしている。
9月1日、福田首相は突然の辞任を発表した。昨年の安倍の時との相違点は、公明党が来年の都議選対策上の「党利党略」から福田を追い詰めたことであり、共通点はともに(自分の辞任によって)「局面を転換しなければならない」という”悲鳴”であった。これは、”総理個人の限界”と言うよりは、”根腐れ自公政権”そのものの構造的な限界を如実に示した。2代続けての”政権投げだし”の反省・謝罪もないまま、自民党は「総裁選」に突入し、2代の首相に幹事長として仕え、結局は2人を支える積もりもなかった(禅譲狙いの野心家)麻生が、今回は派閥連合の後押しにより「圧勝」したが、小池を推した元首相・小泉に「麻生では勝てない」と見下されての勝利に過ぎなかった。その間、太田農水相が(汚染米は)「安全だから、ジタバタ騒ぐ必要はない」などの消費者軽視の発言を連発したにも関わらず、福田は無論放任、前回太田を擁護した幹事長・麻生も、総裁選に忙しく且つ失言を恐れ何らのコメントもなく、悪徳大臣の野放し(→結局は、無責任極まりない「勝手辞任」の追認)という呆れた「無政府状態」がこの日本に現出したのである。
皆さん!1日も早く”根腐れ自公政権”に怒りの鉄槌を下し、速やかな政権交代を実現しましょう!それにより民意に沿った政権を誕生させ、長年の悪政で疲弊しきった政治システム&官僚専横体制を打ち倒し、国民生活の再構築をみんなの力でなし遂げて行こうではありませんか!
9月28日(日)草の根世直し行進
★時間:午後1時 みなと大通公園集合→各参加者が自由に意見を述べる
午後2時 デモ行進開始→市役所前→いづろ通り→天文館→高見橋
午後3時 高見橋で行進終了→ライオンズ公園で解散集会
★皆さん、各自思い思いのゼッケン・プラカード・旗・チラシなどご自由にお持ち寄り下さい。
★連絡先:電話:090-2583-6153(岩井)
草の根世直し隊・かごしま [代表・岩井哲]
鹿児島市民の皆さん!
この春、福田・自民党政府は、①「後期高齢者医療制度」のゴリ押しによる「ウバ捨て山」を地でいく究極の年寄りイジメ、②「道路特定財源」の「一般財源化」へのすり替え=”目眩まし”による10年間ー59兆円の強奪のためのガソリン値上げ。膨大な額の無駄遣いの温存のまま、恐らくは来年以降も変わらず、誰のためのモノか分からない道路の見境いのない建設続行、③5000万件もの「消えた年金」も未解決のままの開き直り=今後の年金制度の再構築の完全放棄、加えて560万件もの「厚生年金の記録不明」や社会保険事務所による「標準報酬月額の改ざん」一部発覚→全体像隠蔽と相次いで、国民生活破壊の上に、民意無視=国民不在の政治をほしいままにしている。
9月1日、福田首相は突然の辞任を発表した。昨年の安倍の時との相違点は、公明党が来年の都議選対策上の「党利党略」から福田を追い詰めたことであり、共通点はともに(自分の辞任によって)「局面を転換しなければならない」という”悲鳴”であった。これは、”総理個人の限界”と言うよりは、”根腐れ自公政権”そのものの構造的な限界を如実に示した。2代続けての”政権投げだし”の反省・謝罪もないまま、自民党は「総裁選」に突入し、2代の首相に幹事長として仕え、結局は2人を支える積もりもなかった(禅譲狙いの野心家)麻生が、今回は派閥連合の後押しにより「圧勝」したが、小池を推した元首相・小泉に「麻生では勝てない」と見下されての勝利に過ぎなかった。その間、太田農水相が(汚染米は)「安全だから、ジタバタ騒ぐ必要はない」などの消費者軽視の発言を連発したにも関わらず、福田は無論放任、前回太田を擁護した幹事長・麻生も、総裁選に忙しく且つ失言を恐れ何らのコメントもなく、悪徳大臣の野放し(→結局は、無責任極まりない「勝手辞任」の追認)という呆れた「無政府状態」がこの日本に現出したのである。
皆さん!1日も早く”根腐れ自公政権”に怒りの鉄槌を下し、速やかな政権交代を実現しましょう!それにより民意に沿った政権を誕生させ、長年の悪政で疲弊しきった政治システム&官僚専横体制を打ち倒し、国民生活の再構築をみんなの力でなし遂げて行こうではありませんか!
9月28日(日)草の根世直し行進
★時間:午後1時 みなと大通公園集合→各参加者が自由に意見を述べる
午後2時 デモ行進開始→市役所前→いづろ通り→天文館→高見橋
午後3時 高見橋で行進終了→ライオンズ公園で解散集会
★皆さん、各自思い思いのゼッケン・プラカード・旗・チラシなどご自由にお持ち寄り下さい。
★連絡先:電話:090-2583-6153(岩井)
2008年09月21日
リーマンー汚染米ー削られた年金をよそに、ドサ回り5人組の醜怪
★サブプライムローン問題以来懸念されていたアメリカの金融機関が、次々と破綻し始めている。9/15には、米証券4位の「リーマン・ブラザーズ」が米市場最大の64兆円の負債を抱えて倒産、同日、3位のメリルリンチが「バンク・オブ・アメリカ」に救済買収された。今年3月の5位ベア・スターンズの破綻→救済に続き、僅か半年で、米証券大手5社の内、3社が淘汰されてしまった。次に危ないとされた米保険最大手「AIG」については、 16日、対応の一貫性を批判されながら米政府が9兆円もの融資を決め当座の危機を凌いだが、 グリーンスパンが「100年に一度の危機」(これは、1929年恐慌以来の危機!の意)と語るこの未曾有の金融危機に対して、米国には「住宅の不良債権処理が終わるまで待つしかない」という以外、これといった有効な手だてがないのである。
★この状況に対して、自民党・福田政権は「邦銀への影響は大きくない」とノーテンキをさらけ出し、危機感のカケラもなく「総裁選」への没入=「現実政治からの逃亡」を決め込んだ。しかし、日本金融機関のリーマンに対する融資額は、三井住友=9.8億ドル、あおぞら銀行=5.57億ドル、三菱UFJFG=2.75億ドル、みずほFG=151億円、新生銀行=242億円であり、損失額もそれに見合って巨額なものになると予測されている。また、リーマンが救済されなかったのは、サブプライム問題の闇がまだまだ底知れず深いからだという見方もある。これまでの日本株式市場の6割を支えてきた外資、リーマンは昨年度東証売買シェアで1位で、今年も上位にランクされていた。日本の不動産市場の冷え込みも、米国資本が引き上げたことが大きく、今後もそれは更に進むとされている。また、円高が輸出産業に与えるダメージも甚大で、自動車産業を始め、これまでの好調にトドメを射される可能性すらある。「市場の動きは危機やパニック状況ではない」(伊吹財務相)や、「追加対策は考えていない」(町村官房長官)の言は、如何に自公政権が<無能・無知・無力・無策・無責任>であるかの赤裸々な証左に他ならない。
★「汚染米」問題については、19日、「責任回避」発言の白須次官に続き、かの「ジタバタしない」発言の太田農相までもが、「政治責任を取る」という名目を掲げ、完全に「責任からの逃亡」のための辞任を決め込んだ。しかも任期を「総裁戦終了」まで僅か4日を残してである。これで、どこに「責任を取っての辞任」の"実質"があるのか?親分且つ親戚の福田が福田なら、その手下の大臣の辞め方も「責任放棄&総選挙対策」という点まで驚くほど一致していたのは、全く偶然ではあるまい。”根腐れ自民党政権"のどうしようもない国民無視の根底があってこそのこんにちの体たらくである。
★民主党言うところの「消された年金」=私に言わせれば「削られた」年金、即ち「標準報酬月額の改ざん」問題についても、ふざけた話し!当初僅か「1件」とされたものが、そのご「69000件」に修正されたものの、内部証言も含め、関係者の見方は厳しく、恐らく100万件を上回るだろうとの憶測が飛び交っている。月収59万円が、何と月収98000円に削られているケースもあると言われる。下げ幅がそこまで顕著でない場合、今度は逆に当事者が気付きにくいという面も考慮すると、この問題の発見・権利回復は不可能ではないまでも、またもや極めて困難であると言わねばならない。こんな悪辣・非道な所業を全国の社保庁職員の多くが、何十年も何食わぬ顔で、高い給料を貰いながら延々と続けて来ていたのである。彼らに破壊された「老後」は果たして何百万人の人々に上るのであろうか?そして、この不埒な社保庁職員共の「年金」「老後」は、何と完全にぬくぬくと保証されているのである。「悪が栄えて、善が滅びる」・・・・何という情けない世の中になり果ててしまったのか?
★つい昨日、舛添厚労相が、「後期高齢者医療制度」撤回の「私案」(まだ幹事長に過ぎない麻生が、それを受け入れた、と舛添は鼻高々のようだが・・・?)を発表したが、この行動の「奇っ怪さ」は特筆ものであり、舛添の「総選挙対策」を意識したスタンド個人プレーは与党には「寝耳に水の混乱」をもたらし、国民には「更なる不信」を増幅させる以外の何物でもないが、この点は、別途、今後の投稿で改めて取り上げることにしたい。
★「ドサ回り5人組」の醜怪さが一段と目立ってきた。それは、「リーマン破綻」ー「汚染米問題」ー「削られた年金」というように、次から次と国際金融問題・国民生活をめぐる難題が押し寄せ(当たり前であるが!)、この新たな国際環境が、”根腐れ自民党"の”断末魔"をますます浮き彫りにしているのである。この劇的な環境変化をよそに、バスに一緒に乗り込み、笑顔満面で”旅回りの一座”よろしく”ドサ回り"など続けている場合では、もはやないのである!即刻、"旅回り"など止め、「出来レース総裁選」の幕を引き、総選挙の”お白州”に引き出され、1日も早く、国民の審判を仰ぐのがお前達に残された唯一の「政務」である!
★この状況に対して、自民党・福田政権は「邦銀への影響は大きくない」とノーテンキをさらけ出し、危機感のカケラもなく「総裁選」への没入=「現実政治からの逃亡」を決め込んだ。しかし、日本金融機関のリーマンに対する融資額は、三井住友=9.8億ドル、あおぞら銀行=5.57億ドル、三菱UFJFG=2.75億ドル、みずほFG=151億円、新生銀行=242億円であり、損失額もそれに見合って巨額なものになると予測されている。また、リーマンが救済されなかったのは、サブプライム問題の闇がまだまだ底知れず深いからだという見方もある。これまでの日本株式市場の6割を支えてきた外資、リーマンは昨年度東証売買シェアで1位で、今年も上位にランクされていた。日本の不動産市場の冷え込みも、米国資本が引き上げたことが大きく、今後もそれは更に進むとされている。また、円高が輸出産業に与えるダメージも甚大で、自動車産業を始め、これまでの好調にトドメを射される可能性すらある。「市場の動きは危機やパニック状況ではない」(伊吹財務相)や、「追加対策は考えていない」(町村官房長官)の言は、如何に自公政権が<無能・無知・無力・無策・無責任>であるかの赤裸々な証左に他ならない。
★「汚染米」問題については、19日、「責任回避」発言の白須次官に続き、かの「ジタバタしない」発言の太田農相までもが、「政治責任を取る」という名目を掲げ、完全に「責任からの逃亡」のための辞任を決め込んだ。しかも任期を「総裁戦終了」まで僅か4日を残してである。これで、どこに「責任を取っての辞任」の"実質"があるのか?親分且つ親戚の福田が福田なら、その手下の大臣の辞め方も「責任放棄&総選挙対策」という点まで驚くほど一致していたのは、全く偶然ではあるまい。”根腐れ自民党政権"のどうしようもない国民無視の根底があってこそのこんにちの体たらくである。
★民主党言うところの「消された年金」=私に言わせれば「削られた」年金、即ち「標準報酬月額の改ざん」問題についても、ふざけた話し!当初僅か「1件」とされたものが、そのご「69000件」に修正されたものの、内部証言も含め、関係者の見方は厳しく、恐らく100万件を上回るだろうとの憶測が飛び交っている。月収59万円が、何と月収98000円に削られているケースもあると言われる。下げ幅がそこまで顕著でない場合、今度は逆に当事者が気付きにくいという面も考慮すると、この問題の発見・権利回復は不可能ではないまでも、またもや極めて困難であると言わねばならない。こんな悪辣・非道な所業を全国の社保庁職員の多くが、何十年も何食わぬ顔で、高い給料を貰いながら延々と続けて来ていたのである。彼らに破壊された「老後」は果たして何百万人の人々に上るのであろうか?そして、この不埒な社保庁職員共の「年金」「老後」は、何と完全にぬくぬくと保証されているのである。「悪が栄えて、善が滅びる」・・・・何という情けない世の中になり果ててしまったのか?
★つい昨日、舛添厚労相が、「後期高齢者医療制度」撤回の「私案」(まだ幹事長に過ぎない麻生が、それを受け入れた、と舛添は鼻高々のようだが・・・?)を発表したが、この行動の「奇っ怪さ」は特筆ものであり、舛添の「総選挙対策」を意識したスタンド個人プレーは与党には「寝耳に水の混乱」をもたらし、国民には「更なる不信」を増幅させる以外の何物でもないが、この点は、別途、今後の投稿で改めて取り上げることにしたい。
★「ドサ回り5人組」の醜怪さが一段と目立ってきた。それは、「リーマン破綻」ー「汚染米問題」ー「削られた年金」というように、次から次と国際金融問題・国民生活をめぐる難題が押し寄せ(当たり前であるが!)、この新たな国際環境が、”根腐れ自民党"の”断末魔"をますます浮き彫りにしているのである。この劇的な環境変化をよそに、バスに一緒に乗り込み、笑顔満面で”旅回りの一座”よろしく”ドサ回り"など続けている場合では、もはやないのである!即刻、"旅回り"など止め、「出来レース総裁選」の幕を引き、総選挙の”お白州”に引き出され、1日も早く、国民の審判を仰ぐのがお前達に残された唯一の「政務」である!
2008年09月17日
草の根世直しオフ会の日程変更!。
先日、草の根世直しオフ会のお知らせをしましたが日程の変更をする事にしました。
当初9月19日を予定していましたが、台風が接近中ですので通り過ぎた後の9月22に変更に成りました。
参加を予定されていた方は、再度日程の調整をお願い致します。
ご都合の付く方はご参加お待ちしています。
草の根世直し隊オフ会 9月22日(月) PM19:00~ 場所は中央駅近辺の居酒屋さんです。
参加申込み及びお問い合わせは
当初9月19日を予定していましたが、台風が接近中ですので通り過ぎた後の9月22に変更に成りました。
参加を予定されていた方は、再度日程の調整をお願い致します。
ご都合の付く方はご参加お待ちしています。
草の根世直し隊オフ会 9月22日(月) PM19:00~ 場所は中央駅近辺の居酒屋さんです。
参加申込み及びお問い合わせは
オーナーへメッセージ
2008年09月15日
草の根世直し隊のオフ会を行います。
2008年09月02日の、ベークンのコメント
http://yonaoshitai.chesuto.jp/e70803.html
で。「オフ会」の提案が有りましたので遣ってみたいと思います。
急〃ですが、今週末の金曜日、9月19日の夜7時頃から、中央駅界隈の居酒屋を予定しています。
人数も未だ未定ですので、これから参加者を募り、人数の規模によって場所を決めようと思います。
時期は丁度自民党総裁選の真っ只中ですが、今後の政治の行方について軽く酒でも酌み交わしながら語らってみようかという主旨です。
一般参加OK!ですので、日本の政治のことや草の根世直し隊の活動に興味の有る方はぜひご参加下さい。
参加申込み及びお問い合わせは、以下のメールでお願いします。
草の根世直し隊の 「オーナーへメッセージ」からメール下さい。
http://yonaoshitai.chesuto.jp/e70803.html
で。「オフ会」の提案が有りましたので遣ってみたいと思います。
急〃ですが、今週末の金曜日、9月19日の夜7時頃から、中央駅界隈の居酒屋を予定しています。
人数も未だ未定ですので、これから参加者を募り、人数の規模によって場所を決めようと思います。
時期は丁度自民党総裁選の真っ只中ですが、今後の政治の行方について軽く酒でも酌み交わしながら語らってみようかという主旨です。
一般参加OK!ですので、日本の政治のことや草の根世直し隊の活動に興味の有る方はぜひご参加下さい。
参加申込み及びお問い合わせは、以下のメールでお願いします。
草の根世直し隊の 「オーナーへメッセージ」からメール下さい。
タグ :オフ会
2008年09月15日
またも裏切られた拉致被害者・家族ー福田総理辞任
★私の友人=市議・森山ひろゆき氏の友人・「特定失踪者問題調査会 代表 荒木和博氏」の見解をお届けします。
<哲>
福田総理辞任についての見解
「緊急記者会見がある」。ひょっとしたら拉致がらみで「再調査」にかかわる重大発表か、と思ったのですがその期待(あるいは不安)はまったく裏切られました。辞任の会見では拉致については一言も話が出ませんでした。実務者協議の報告では中山担当大臣も斉木外務省アジア局長も、政府が一体になってやっていること、総理が信念をもってやっていることを強調していましたが、本当にそうなら一言くらい言及があってもよさそうなものです。
それにしても、あらためて考えると福田さんという人は何のために総理になり、何のために総理をやめるのか、まったくわからない人でした。しかし、想像されるのは次の総理大臣が誰になるにせよ、このままでいけば新総理はまた同じように「一所懸命やります」と言い、何かの格好をつけ、そしてまた日にちが浪費されるということではないでしょうか。
これは例えば民主党政権になっても同じでしょう。今の自民党の状況から言えば民主党がしっかりすればすぐにも政権が転がり込むでしょうし、逆に今の民主党の状況から言えば自民党がしっかりすれば政権は当分安泰でしょう。「外野から何を言うか」と言われるかも知れませんが、私にはヘボピッチャーが真ん中高めの絶好球ばかり投げているのにバッターが空振り三振するという図に見えて仕方ありません。
何度も言ってきましたが、拉致問題は主権侵害であり、国家の基本にかかわる問題です。これを官僚が解決することはできません。どれほど政治家が愚かになったとしても(それはそういう政治家を当選させる有権者の責任ですが)、国民の選択する政治家の決断によって解決するしかないことです。誤解を恐れずに言えば政治資金など多少不正があっても構わない、スキャンダルがあっても構わないから、政治家でなければできない決断をしてもらいたいというのが心からの希望です。それをしようとする政治家が少ないから国民は細かいことにこだわらざるを得ないのです。
テレビで記者会見する福田総理の顔を見ていて暗澹たる気分になりましたが、愚痴をこぼしてばかりいても仕方ありません。こういう状態でどうすれば良いかです。逆にこういうことが続けば何かが吹っ切れるのではないかとも思います。今回のことをきっかけに拉致問題全体を見直し、視点を変え、運動を前進させるきっかけにできないかと考えています。「災い転じて福となす」ならぬ「福転んで幸いとなす」にしなければなりません。>
<哲>
福田総理辞任についての見解
「緊急記者会見がある」。ひょっとしたら拉致がらみで「再調査」にかかわる重大発表か、と思ったのですがその期待(あるいは不安)はまったく裏切られました。辞任の会見では拉致については一言も話が出ませんでした。実務者協議の報告では中山担当大臣も斉木外務省アジア局長も、政府が一体になってやっていること、総理が信念をもってやっていることを強調していましたが、本当にそうなら一言くらい言及があってもよさそうなものです。
それにしても、あらためて考えると福田さんという人は何のために総理になり、何のために総理をやめるのか、まったくわからない人でした。しかし、想像されるのは次の総理大臣が誰になるにせよ、このままでいけば新総理はまた同じように「一所懸命やります」と言い、何かの格好をつけ、そしてまた日にちが浪費されるということではないでしょうか。
これは例えば民主党政権になっても同じでしょう。今の自民党の状況から言えば民主党がしっかりすればすぐにも政権が転がり込むでしょうし、逆に今の民主党の状況から言えば自民党がしっかりすれば政権は当分安泰でしょう。「外野から何を言うか」と言われるかも知れませんが、私にはヘボピッチャーが真ん中高めの絶好球ばかり投げているのにバッターが空振り三振するという図に見えて仕方ありません。
何度も言ってきましたが、拉致問題は主権侵害であり、国家の基本にかかわる問題です。これを官僚が解決することはできません。どれほど政治家が愚かになったとしても(それはそういう政治家を当選させる有権者の責任ですが)、国民の選択する政治家の決断によって解決するしかないことです。誤解を恐れずに言えば政治資金など多少不正があっても構わない、スキャンダルがあっても構わないから、政治家でなければできない決断をしてもらいたいというのが心からの希望です。それをしようとする政治家が少ないから国民は細かいことにこだわらざるを得ないのです。
テレビで記者会見する福田総理の顔を見ていて暗澹たる気分になりましたが、愚痴をこぼしてばかりいても仕方ありません。こういう状態でどうすれば良いかです。逆にこういうことが続けば何かが吹っ切れるのではないかとも思います。今回のことをきっかけに拉致問題全体を見直し、視点を変え、運動を前進させるきっかけにできないかと考えています。「災い転じて福となす」ならぬ「福転んで幸いとなす」にしなければなりません。>
2008年09月13日
小泉濡れ雑巾を絞って安倍→また絞って福田→絞り尽して水滴5個
「麻生では勝てない。小池でやっと」という小泉の焦りは的を射ている!
★根腐れ自民党の命脈はもはや尽きようとしている。7人から5人に絞られたものの、巷では「出来レースの総裁選」「結果が見えているのに何故選挙やるの?」「総裁選は茶番」といった声が世論調査などでもかなり目立っている模様だ。経済政策論議と言ったって、「上げ潮派」と言おうが、「財政再建派」や「どっちつかず」などと言われようが、もと小泉政権ー安倍政権ー福田政権の”同じ釜の飯"を食った連中が、いくら対立だ対極だなどと空騒ぎをしようが、所詮「コップの中のケンカ」か見せかけの対立に過ぎず、国民生活には有害無益の論争に過ぎない。これら5人の中の誰が、「後期高齢者医療制度廃止」を語っているか?誰が、「道路特定財源廃止」を訴えているか?誰が、「消えた年金問題の真の謝罪と根本的解決」を約束しているか?誰が、「天下り全面廃止の官僚制度改革」を叫んでいるか?誰が、「消費税増税なき財政再建」に取り組もうとしているか?ダレヒトリ、イヤシナイ。みんなが、いつもの選挙対策用の空約束を、やや賑やかに唱いまくっているだけである。
★麻生が、昨日、「自分が総理になったら、残りの4人を閣僚に起用したい」旨述べたと言われる。まさに、”語るに落ちる”とはこの事ではないか!いかに表面上対立を装っていようとも、みんなが”同じ穴のムジナ”だから、いつでも一緒になれるのである。かつて総裁選で相争った有力政治家が、相手の内閣に諾々と入った試しがあるか?この総裁選がいかに空虚なものかということを、麻生のこの発言は自ら裏書きしている。”対立”の楽屋裏の和気あいあいが透けて見えるではないか。
★小泉が、昨日、その前日の発言「何にも言えねえ」を翻して、小池支持を前面に押し出した。その言を見てみよう。「オレは小池に1票入れる。小池総裁が実現すれば、小沢民主党といい勝負が出来る。麻生で衆院選に勝てるのか。国難を救うのは女性首相しかいない」と言ったとされる。ここには、小泉独特の政治勘が遺憾なく吐露されている。今の(国難ではなく)自民党の危機は、女を首相にするというサプライズ以外に乗り切りようがないほど深いものだという小泉の究極の焦りである。いかにも内容のないサプライズだけで国民をだまし通してきた小泉らしい切り込みである。麻生が第1回投票で過半数を超えそうだというこの局面で、フツー元首相が、その筆頭候補の足を引っ張るようなことを言うか?ここには、尋常ならざる小泉の危機感が溢れかえっているのだ。では、「麻生で衆院選に勝てるのか?」という自民党員に対する恫喝が、今から功を奏する余地はあり得るのか?形勢からみて、まずないだろう。とすれば、衆院選敗戦後に旗印を掲げる予備工作か、さもなくば、時代から滑り落ちた元総理の空しい最後の足掻きになる他はないであろう。 <哲>
★また、「麻生では勝てない」という小泉の"予言"は、如何に麻生が小物かということの裏書きでもある。「小泉の濡れ雑巾を絞って安倍→また絞って福田→絞り尽くして水滴5個」。麻生は所詮、その水滴5個の内の一つ、少し大き目の水玉に過ぎない。経過上、そのことを知り尽くしている小泉だからこそ言えることであろう。「麻生では勝てない」!これこそ現下の政局の”ヘソ"である。この一点において、筆者は小泉と見解を一にするものである。 <哲>
★根腐れ自民党の命脈はもはや尽きようとしている。7人から5人に絞られたものの、巷では「出来レースの総裁選」「結果が見えているのに何故選挙やるの?」「総裁選は茶番」といった声が世論調査などでもかなり目立っている模様だ。経済政策論議と言ったって、「上げ潮派」と言おうが、「財政再建派」や「どっちつかず」などと言われようが、もと小泉政権ー安倍政権ー福田政権の”同じ釜の飯"を食った連中が、いくら対立だ対極だなどと空騒ぎをしようが、所詮「コップの中のケンカ」か見せかけの対立に過ぎず、国民生活には有害無益の論争に過ぎない。これら5人の中の誰が、「後期高齢者医療制度廃止」を語っているか?誰が、「道路特定財源廃止」を訴えているか?誰が、「消えた年金問題の真の謝罪と根本的解決」を約束しているか?誰が、「天下り全面廃止の官僚制度改革」を叫んでいるか?誰が、「消費税増税なき財政再建」に取り組もうとしているか?ダレヒトリ、イヤシナイ。みんなが、いつもの選挙対策用の空約束を、やや賑やかに唱いまくっているだけである。
★麻生が、昨日、「自分が総理になったら、残りの4人を閣僚に起用したい」旨述べたと言われる。まさに、”語るに落ちる”とはこの事ではないか!いかに表面上対立を装っていようとも、みんなが”同じ穴のムジナ”だから、いつでも一緒になれるのである。かつて総裁選で相争った有力政治家が、相手の内閣に諾々と入った試しがあるか?この総裁選がいかに空虚なものかということを、麻生のこの発言は自ら裏書きしている。”対立”の楽屋裏の和気あいあいが透けて見えるではないか。
★小泉が、昨日、その前日の発言「何にも言えねえ」を翻して、小池支持を前面に押し出した。その言を見てみよう。「オレは小池に1票入れる。小池総裁が実現すれば、小沢民主党といい勝負が出来る。麻生で衆院選に勝てるのか。国難を救うのは女性首相しかいない」と言ったとされる。ここには、小泉独特の政治勘が遺憾なく吐露されている。今の(国難ではなく)自民党の危機は、女を首相にするというサプライズ以外に乗り切りようがないほど深いものだという小泉の究極の焦りである。いかにも内容のないサプライズだけで国民をだまし通してきた小泉らしい切り込みである。麻生が第1回投票で過半数を超えそうだというこの局面で、フツー元首相が、その筆頭候補の足を引っ張るようなことを言うか?ここには、尋常ならざる小泉の危機感が溢れかえっているのだ。では、「麻生で衆院選に勝てるのか?」という自民党員に対する恫喝が、今から功を奏する余地はあり得るのか?形勢からみて、まずないだろう。とすれば、衆院選敗戦後に旗印を掲げる予備工作か、さもなくば、時代から滑り落ちた元総理の空しい最後の足掻きになる他はないであろう。 <哲>
★また、「麻生では勝てない」という小泉の"予言"は、如何に麻生が小物かということの裏書きでもある。「小泉の濡れ雑巾を絞って安倍→また絞って福田→絞り尽くして水滴5個」。麻生は所詮、その水滴5個の内の一つ、少し大き目の水玉に過ぎない。経過上、そのことを知り尽くしている小泉だからこそ言えることであろう。「麻生では勝てない」!これこそ現下の政局の”ヘソ"である。この一点において、筆者は小泉と見解を一にするものである。 <哲>
2008年09月13日
太田農水相発言ー日本政治の底が抜けてしまった!
「安全だからジタバタ騒ぐ必要はない」発言で、今の日本の「無政府状態」が浮き彫りに!
★9月12日、太田農水相は、日本BS放送の番組収録で、「汚染米問題」に関して、「人体に影響がないことは自信を持って言える。だから、あんまりジタバタ騒いでいない」と語り、更に「いい加減に問題を扱っているんだろうと言われそうだから、あまり安全だ安全だと言わない。言わないんだけど安全だ」とまで言い放った。また、流通経路の公表の遅れについては、「消費者にも権利があるけれど、事業活動をやっている経営者にも権利がある」などと、唖然ー呆然を通り越す発言を繰り返した。
★これを聞いて感じるのは、目下の日本には「政治が全く不在だ」ということである。言い換えれば、「日本政治の底が抜けてしまった」ということである。現実に、福田総理が政権を投げ出し、そのあと政権党の自民党は自らの党内の「総裁選」にうつつを抜かしている。福田は、辞任後、閣僚に対しては、「最後まで職務を全うするように」と訓辞を垂れながら、自らは、「自衛隊幹部会同」を異例にも欠席し、自衛隊幹部全体に「部下の士気が落ちる」と不平が渦巻くような”暴挙"を敢えて行っている。一国の総理大臣="軍"の最高指揮官としてあるまじき大失態と言わなければならない。 <哲>
★そう、目下の日本は「無政府状態」にある。だから、国民の食の安全を預かる農水相が、上記のような底の抜けた言いたい放題の放言をし散らかしても、誰も咎める者が政府部内ー政権党の内部にいないのである。だから、野党が「福田総理は、太田農水相を罷免すべきだ」「辞任要求」などと息巻いても、暖簾に腕押しーヌカに釘なのである。罰する上司が国中どこを探してもいなければ、悪徳大臣はまるで野放しである。議会は閉会中、マスコミの追求はほどほど、前の「消費者がやかましい」発言も、更に苦しかった「事務所費問題」も、福田辞任騒動でウヤムヤになり命拾いし、今の太田は図に乗りまくっている。
★全国民が、固唾を呑んで見守っている「汚染米」問題。焼酎・菓子に止まらず、学校給食、病院・施設の給食など「食用米」への広がりも底が見えない恐怖がじわじわと拡大しているさ中、肝心要の不正取り締まりの要職にあるはずの農水相が、実質”あんまりジタバタ騒ぐな””言わないけど安全だ”などとは、言いも言ったりではないか!まして、”消費者よりも事業者が大事”というに等しい言辞を吐くなどとは、日本の消費者も何と惨めな悲しい立場に置かれたものか!無責任・責任棚上げを通り越して、太田は、不正業者=詐欺犯の”共犯者=庇護者"にまで成り下がっていると言わねばならない。我々は、太田の即刻の罷免・辞任を要求する!
★9月12日、太田農水相は、日本BS放送の番組収録で、「汚染米問題」に関して、「人体に影響がないことは自信を持って言える。だから、あんまりジタバタ騒いでいない」と語り、更に「いい加減に問題を扱っているんだろうと言われそうだから、あまり安全だ安全だと言わない。言わないんだけど安全だ」とまで言い放った。また、流通経路の公表の遅れについては、「消費者にも権利があるけれど、事業活動をやっている経営者にも権利がある」などと、唖然ー呆然を通り越す発言を繰り返した。
★これを聞いて感じるのは、目下の日本には「政治が全く不在だ」ということである。言い換えれば、「日本政治の底が抜けてしまった」ということである。現実に、福田総理が政権を投げ出し、そのあと政権党の自民党は自らの党内の「総裁選」にうつつを抜かしている。福田は、辞任後、閣僚に対しては、「最後まで職務を全うするように」と訓辞を垂れながら、自らは、「自衛隊幹部会同」を異例にも欠席し、自衛隊幹部全体に「部下の士気が落ちる」と不平が渦巻くような”暴挙"を敢えて行っている。一国の総理大臣="軍"の最高指揮官としてあるまじき大失態と言わなければならない。 <哲>
★そう、目下の日本は「無政府状態」にある。だから、国民の食の安全を預かる農水相が、上記のような底の抜けた言いたい放題の放言をし散らかしても、誰も咎める者が政府部内ー政権党の内部にいないのである。だから、野党が「福田総理は、太田農水相を罷免すべきだ」「辞任要求」などと息巻いても、暖簾に腕押しーヌカに釘なのである。罰する上司が国中どこを探してもいなければ、悪徳大臣はまるで野放しである。議会は閉会中、マスコミの追求はほどほど、前の「消費者がやかましい」発言も、更に苦しかった「事務所費問題」も、福田辞任騒動でウヤムヤになり命拾いし、今の太田は図に乗りまくっている。
★全国民が、固唾を呑んで見守っている「汚染米」問題。焼酎・菓子に止まらず、学校給食、病院・施設の給食など「食用米」への広がりも底が見えない恐怖がじわじわと拡大しているさ中、肝心要の不正取り締まりの要職にあるはずの農水相が、実質”あんまりジタバタ騒ぐな””言わないけど安全だ”などとは、言いも言ったりではないか!まして、”消費者よりも事業者が大事”というに等しい言辞を吐くなどとは、日本の消費者も何と惨めな悲しい立場に置かれたものか!無責任・責任棚上げを通り越して、太田は、不正業者=詐欺犯の”共犯者=庇護者"にまで成り下がっていると言わねばならない。我々は、太田の即刻の罷免・辞任を要求する!
2008年09月06日
根腐れ自公政権の基盤に次代の花が咲くことはない!
福田の”電撃辞任”は、果たして誰にとって「驚き」だったのか?
★9/1(月)夜、福田総理が突然の辞任を表明した。かねて予測されていたことではあるが、しかし、あと11日後に臨時国会開会を控え、冒頭の所信表明演説を予定していたこの時期にというのは、政界の一部黒幕連中(森前総理等は、この春以来何度も「辞めたい」と駄々をこねる福田をなだめすかし、自公政権維持のためにアレコレ腐心してきたらしい)を除いては、大方の国民にとってかなりの驚きと同時に、安倍の時以上に呆れ果てる事態であった。念願のサミット議長国の職責を果たし、福田はもう思い残すことは無いかのようであったし、中国新聞の記者に対する「あなたとは違うんだ!」という一国の首相としては余りにも情けない”捨て台詞”は、一貫して低い支持率しか与えなかった国民と参院を制して自らの行く手を阻んだ民主党に対する恨みの”最後っ屁”でもあった。
★まして、8/2に大幅な内閣改造をして、「安心実現内閣」を唱ったばかり、これからその”豪華メンバー”で臨時国会に臨み、「国民の安心を実現」していこうという矢先のこの「電撃辞任」は、(国民にとっては、「ああやっぱり」という程度のことではあっても)恐らくは、(命拾いをした太田農水相を除いては)「新閣僚達」の大きな落胆を誘ったのではないか?
安倍辞任と福田辞任の差異性と共通性は?
★この事態は、我々に二つのことを想起させる。一つは、約1年前の安倍辞任との①差異性と②共通性である。①差異性は、この間我々が問題にしている、公明党の役割と比重である。9/12当日、赤松政雄・衆議院議員は、次のコメントを発表している。「安倍総理が辞任を表明するというニュースには心底驚いた。まるで、自爆テロ的な行動にあ然とするばかり。2時からの記者会見を聴いたが、いささか支離滅裂と言わざるを得ず、精神的な動揺があったようで、かなり疲れておられるものと見た。」それ位、公明党にとっても”電撃”的な衝撃を与えたようであった。
★一方、福田辞任に際しては、(9/2「公明新聞」)は次のように党の見解を伝えた。「公明党の太田昭宏代表は1日夜、福田康夫首相の退陣表明を受け、党本部で記者団に対して、大要次のような見解を述べた。一、突然の辞任表明で驚いている。会見を聞いて、総理として熟慮を重ねた結果のご判断だと思う。一、会見でも言われていたように政治空白はつくらない。新しい体制をつくって、緊急経済対策をはじめとした課題に対処したいと言われていたので、首相の決断を重く受け止め、対処したい。」と。自党が仕掛けた悪さをあたかも忘れたように。
★福田総理に対しては、公明党は、この間政権運営上、露骨な足の引っ張りに終始してきた。「新テロ特措法」問題しかり、「定率減税」問題しかり、「臨時国会の開会期日」問題しかり、いずれにおいても、民主党以上に公明党の動向は、福田政権の悩みの種であった。その挙げ句が今回の”電撃辞任”である。それを素知らぬ顔で、太田代表は、「突然の辞任表明で驚いている。会見を聞いて、総理として熟慮を重ねた結果のご判断だと思う。」と、のたもうた。言葉とは裏腹に、そこには「驚き」が微塵も感じられない。むしろ、冷静そのものである。その底には、”してやったり”と笑いを噛み殺している風情さえある。時折、テレビ画面に映る公明党幹部の嬉しそうな表情は近来稀に見る程印象的ですらある。
★②の共通性は、2人の辞任の弁にある。安倍は、「局面を転換しなければならない。新たな総理のもとで、テロとの戦いを継続する。」と語り政権を投げ出し、同様に福田は、「局面を打開したい」と何度も語り、「この際、新しい体制の下で政策実現を図らなくては。」と自らの政治責任を完全に棚上げの上で、安倍と同じ道を転げ落ちた。(自分は安倍と違って辞任の理由が「病気」ではない、等と言うのは、小学生でも分かる聞き苦しい”論理の蹉跌”に他ならない)従って、「共通項」は明らかに、「局面の転換・打開」であり、二つの辞任を読み解くカギはここにある。
★安倍も福田も自分個人の力では「局面を打開」出来ない!と叫んだのだ。2代も同じ現象が、それも1年も経たないうちに続いたというのは、これが「総理個人の限界」ではないということを示している。そう、これは「総理個人」ではなく、自民党(&公明党)の限界そのものにとっての大きな壁にぶち当たってどうしても突破できない、という悲鳴に他ならない。何故か?理由は簡単!自公政権の根っ子が腐り果てているからである。積年の、利潤追求にあくなき財界の専横&硬直した官僚制度の暴走に対し、自公政権では、決して歯止めがかからないのである。
根腐れ自公政権に決して出来ない5つの政策
★具体的には、今の自公政権には、以下のことが逆立ちしても出来ない。①後期高齢者医療制度の廃止、②道路特定財源の廃止、③消えた年金問題の根本的解決、④天下り廃止の公務員制度改革、⑤消費税アップなき財政再建。多くの国民が望んでいるのは、まさに上記5点の政策の実現である。自公の政権基盤では、上記の政策の実現は及びもつかない。長年の癒着故に、官僚・財界との調整は金輪際出来ないであろう。これが出来ないが故に、2人の総理が自沈せざるを得なかったのである。
総裁選の空騒ぎは自民得意の目眩まし
★そこへ突如、賑やかな7人の総理候補の出現である。本命・麻生に対し、出るは出るは、与謝野・石原・石破・小池・棚橋、果ては山本一太の如きピエロ役まで出現し、「劇場型選挙」の再現で国民目眩ましと張り切っている。だが、考えても見るが良い、誰が上記の5つの政策を誰が実現出来るというのか。誰一人その一つだにカケラも手を付けることが出来ないであろう。それなのに、「財政再建派」だとか「上げ潮派」だとか、机上の空論でかまびすしい。彼らの共通項は、積年の国税の浪費の責任を回避し、「埋蔵金」を押し隠したまま「消費税増税」の強行である。その意図を隠さんがためににわか作りの経済政策らしきものを一知半解に主張し合い、根本的な財政・経済無策のままにこの難局を”騙しの手口”で乗り切ろうとしているに過ぎない。
★断言できる。根腐れ自公政権の基盤に次代の花が咲く(まして実がなる)ことは決してあり得ない!その実態を立場上良く知りながら、またもや「自民総裁選」の狂騒で視聴率を稼ごうというマスコミの犯罪性は、「自公政権を下支えする共犯者」と言っても過言ではない。多くのマスコミの猛省を促したい。
★最後に、野党の皆様にも申し上げたい。麻生が出ようが7人出ようが、ガタガタ騒ぎなさんな。自民の策など透けて見えていた上で、自ら選んだ方針なら、今更慌てくさって、鳩山由起夫氏のように動揺を見せるのは余りにも見苦しいし頼りない。菅直人氏の方が遥かに腹が坐って頼もしい。小沢氏の統率の下で、自民の空騒ぎをよそに、粛々と候補者選びを進め、地元選挙対策の強化に邁進すべきであろう。「代表選に複数候補を立てるべきだった」と悔やんだりするのではなく、敵の空騒ぎの隙を突いて、選挙対策を先に進める時間を確保出来たことで「むしろチャンスは我に在り」と考えるべきではないのか?うろたえず性根を据えて頑張って貰いたい。心ある国民は、事態の真相を鋭く見抜き、諸君をして必ずや総選挙で念願の「政権交代」を劇的に実現させるであろう。
★9/1(月)夜、福田総理が突然の辞任を表明した。かねて予測されていたことではあるが、しかし、あと11日後に臨時国会開会を控え、冒頭の所信表明演説を予定していたこの時期にというのは、政界の一部黒幕連中(森前総理等は、この春以来何度も「辞めたい」と駄々をこねる福田をなだめすかし、自公政権維持のためにアレコレ腐心してきたらしい)を除いては、大方の国民にとってかなりの驚きと同時に、安倍の時以上に呆れ果てる事態であった。念願のサミット議長国の職責を果たし、福田はもう思い残すことは無いかのようであったし、中国新聞の記者に対する「あなたとは違うんだ!」という一国の首相としては余りにも情けない”捨て台詞”は、一貫して低い支持率しか与えなかった国民と参院を制して自らの行く手を阻んだ民主党に対する恨みの”最後っ屁”でもあった。
★まして、8/2に大幅な内閣改造をして、「安心実現内閣」を唱ったばかり、これからその”豪華メンバー”で臨時国会に臨み、「国民の安心を実現」していこうという矢先のこの「電撃辞任」は、(国民にとっては、「ああやっぱり」という程度のことではあっても)恐らくは、(命拾いをした太田農水相を除いては)「新閣僚達」の大きな落胆を誘ったのではないか?
安倍辞任と福田辞任の差異性と共通性は?
★この事態は、我々に二つのことを想起させる。一つは、約1年前の安倍辞任との①差異性と②共通性である。①差異性は、この間我々が問題にしている、公明党の役割と比重である。9/12当日、赤松政雄・衆議院議員は、次のコメントを発表している。「安倍総理が辞任を表明するというニュースには心底驚いた。まるで、自爆テロ的な行動にあ然とするばかり。2時からの記者会見を聴いたが、いささか支離滅裂と言わざるを得ず、精神的な動揺があったようで、かなり疲れておられるものと見た。」それ位、公明党にとっても”電撃”的な衝撃を与えたようであった。
★一方、福田辞任に際しては、(9/2「公明新聞」)は次のように党の見解を伝えた。「公明党の太田昭宏代表は1日夜、福田康夫首相の退陣表明を受け、党本部で記者団に対して、大要次のような見解を述べた。一、突然の辞任表明で驚いている。会見を聞いて、総理として熟慮を重ねた結果のご判断だと思う。一、会見でも言われていたように政治空白はつくらない。新しい体制をつくって、緊急経済対策をはじめとした課題に対処したいと言われていたので、首相の決断を重く受け止め、対処したい。」と。自党が仕掛けた悪さをあたかも忘れたように。
★福田総理に対しては、公明党は、この間政権運営上、露骨な足の引っ張りに終始してきた。「新テロ特措法」問題しかり、「定率減税」問題しかり、「臨時国会の開会期日」問題しかり、いずれにおいても、民主党以上に公明党の動向は、福田政権の悩みの種であった。その挙げ句が今回の”電撃辞任”である。それを素知らぬ顔で、太田代表は、「突然の辞任表明で驚いている。会見を聞いて、総理として熟慮を重ねた結果のご判断だと思う。」と、のたもうた。言葉とは裏腹に、そこには「驚き」が微塵も感じられない。むしろ、冷静そのものである。その底には、”してやったり”と笑いを噛み殺している風情さえある。時折、テレビ画面に映る公明党幹部の嬉しそうな表情は近来稀に見る程印象的ですらある。
★②の共通性は、2人の辞任の弁にある。安倍は、「局面を転換しなければならない。新たな総理のもとで、テロとの戦いを継続する。」と語り政権を投げ出し、同様に福田は、「局面を打開したい」と何度も語り、「この際、新しい体制の下で政策実現を図らなくては。」と自らの政治責任を完全に棚上げの上で、安倍と同じ道を転げ落ちた。(自分は安倍と違って辞任の理由が「病気」ではない、等と言うのは、小学生でも分かる聞き苦しい”論理の蹉跌”に他ならない)従って、「共通項」は明らかに、「局面の転換・打開」であり、二つの辞任を読み解くカギはここにある。
★安倍も福田も自分個人の力では「局面を打開」出来ない!と叫んだのだ。2代も同じ現象が、それも1年も経たないうちに続いたというのは、これが「総理個人の限界」ではないということを示している。そう、これは「総理個人」ではなく、自民党(&公明党)の限界そのものにとっての大きな壁にぶち当たってどうしても突破できない、という悲鳴に他ならない。何故か?理由は簡単!自公政権の根っ子が腐り果てているからである。積年の、利潤追求にあくなき財界の専横&硬直した官僚制度の暴走に対し、自公政権では、決して歯止めがかからないのである。
根腐れ自公政権に決して出来ない5つの政策
★具体的には、今の自公政権には、以下のことが逆立ちしても出来ない。①後期高齢者医療制度の廃止、②道路特定財源の廃止、③消えた年金問題の根本的解決、④天下り廃止の公務員制度改革、⑤消費税アップなき財政再建。多くの国民が望んでいるのは、まさに上記5点の政策の実現である。自公の政権基盤では、上記の政策の実現は及びもつかない。長年の癒着故に、官僚・財界との調整は金輪際出来ないであろう。これが出来ないが故に、2人の総理が自沈せざるを得なかったのである。
総裁選の空騒ぎは自民得意の目眩まし
★そこへ突如、賑やかな7人の総理候補の出現である。本命・麻生に対し、出るは出るは、与謝野・石原・石破・小池・棚橋、果ては山本一太の如きピエロ役まで出現し、「劇場型選挙」の再現で国民目眩ましと張り切っている。だが、考えても見るが良い、誰が上記の5つの政策を誰が実現出来るというのか。誰一人その一つだにカケラも手を付けることが出来ないであろう。それなのに、「財政再建派」だとか「上げ潮派」だとか、机上の空論でかまびすしい。彼らの共通項は、積年の国税の浪費の責任を回避し、「埋蔵金」を押し隠したまま「消費税増税」の強行である。その意図を隠さんがためににわか作りの経済政策らしきものを一知半解に主張し合い、根本的な財政・経済無策のままにこの難局を”騙しの手口”で乗り切ろうとしているに過ぎない。
★断言できる。根腐れ自公政権の基盤に次代の花が咲く(まして実がなる)ことは決してあり得ない!その実態を立場上良く知りながら、またもや「自民総裁選」の狂騒で視聴率を稼ごうというマスコミの犯罪性は、「自公政権を下支えする共犯者」と言っても過言ではない。多くのマスコミの猛省を促したい。
★最後に、野党の皆様にも申し上げたい。麻生が出ようが7人出ようが、ガタガタ騒ぎなさんな。自民の策など透けて見えていた上で、自ら選んだ方針なら、今更慌てくさって、鳩山由起夫氏のように動揺を見せるのは余りにも見苦しいし頼りない。菅直人氏の方が遥かに腹が坐って頼もしい。小沢氏の統率の下で、自民の空騒ぎをよそに、粛々と候補者選びを進め、地元選挙対策の強化に邁進すべきであろう。「代表選に複数候補を立てるべきだった」と悔やんだりするのではなく、敵の空騒ぎの隙を突いて、選挙対策を先に進める時間を確保出来たことで「むしろチャンスは我に在り」と考えるべきではないのか?うろたえず性根を据えて頑張って貰いたい。心ある国民は、事態の真相を鋭く見抜き、諸君をして必ずや総選挙で念願の「政権交代」を劇的に実現させるであろう。