2009年05月24日

小沢氏をめぐるマスコミの勝手・横暴をこれ以上許していいのか?

 民主党は、「戦略的迂回」から「戦略的大勝利」に向け戦い抜け!

 ★筆者は、3月29日付け <民主党が「熊本鎭台で大敗した薩軍」にならないことを祈る!>において、民主党が130年前の西郷隆盛率いる<薩軍>の二の舞を舞うことなく、賢明な戦略判断を下すよう求めた。以下、抜粋。

 <★薩軍は、陽動作戦をもって政府軍を陸路に引きつけ、その実熊本城など迂回して、長崎経由で堂々大阪→東京を目指し、反政府の大軍を率いて、大久保政府打倒を目指せば良かったのである。・・・・・今日の民主党も、「熊本鎭台」など無視・迂回して、海路・長崎→大阪→東京を目指し大勝利を得る戦略への大転換を、岡田氏を始めとする新たな若きリーダーのもと、速やかに果たせば良いのである。今となっては、勝機はそれしかないであろう。民主党は、心ある国民に余り余計な心配をかけぬよう、豊富な人財をもって、持てる<局面転換能力>を最大限に発揮して貰いたいものである。勝てる試合を、戦略判断ミスでムザムザ落として貰いたくはないというのが、大多数の国民の「声なき声」である!>

 ★今回の小沢ー西松建設問題で、小沢氏潰しー民主党解体を目論んだ霞ヶ関・検察官僚体制ー麻呆自公権力の猛攻撃に対し、民主党は幾つかの戦術的ミス(”代表戦の拙速”など幾つかの気になる点はあるが、ここでは詳論を省く)を犯しつつも、大局において、「戦略的迂回」を見事に果たし、ギリギリの際どいタイミングにおいて、「戦略的大勝利」に向けて大舵を切り仰せたと言えよう。その意味で、民主党はかつての薩軍の二の舞=熊本鎭台での大敗を喫する愚を犯すことなく、心ある多くの国民の切ない期待を背に、来たるべき3ヶ月以内の衆議院選という大決戦に向け、漸く進軍を開始するところまで<軍の態勢>を立て直すことが出来てきた。もって慶すべき展開である。

 ★しかしここで、マスコミはどのような振る舞いをしているか?小沢氏在任期間中は、「辞めろ!何故辞めない?」と追い回し、辞めたら辞めたで「何故辞めた?理由が不明。説明責任は?」と追撃する。麻呆政権の閣僚たる二階通産相の露骨すぎる違法<裏>献金問題には完全に蓋をして、小沢氏の少なくとも公開された<表>献金問題のみを、裁判(それ自体がどこまで不当であるかの点はここでは触れず)の内容ー帰趨に関係なく、あたかも自民党が清廉潔白で、小沢民主党が真っ黒であるかのごとくに、マスコミは、政権与党の意を体して、<世論のねつ造>=「世論調査」なる恣意的調査の連発による野党攻撃に邁進するという奇っ怪な振る舞いを一向にやめない。

 ★更には、鳩山・民主党に対して「小沢の院政を許すな」「鳩山は小沢の傀儡」なる意味も根拠も不明な追撃を重ねてやまない。自民党内部が、キングメーカー=森元総理=町村派にどれほど操られ、(小泉ー)安倍ー福田ー麻生という「国民に認知されざる政権交代」を繰り返してきたのか?「院政」「傀儡」というなら、自民党政権自体、また自公の関係も含め、政権与党のお家芸である。そのために、国民がどれほど塗炭の苦しみをなめさせられて来たのか?今回の「補正予算」が国民のためではなく、まさしく「官僚体制ー大企業に対する税金の注ぎ込み」に他ならないことなどには一切触れることなく、来たるべき「政権交代」を阻むべく、従来の自公政権下でうまい汁を吸い尽くしてきたマスコミの死活利害をかけて、<最後の(?)猛攻撃>にいそしんでいる。このような理不尽な事態に国民はじーっと歯を食いしばって、今は耐えるしかない。答えは、我々の持つ「清き1票」で決着を付けるしかないのである。その時は、まさに目前に迫っている。 <哲>

 ☆参考までに、幾つかの論評を以下に掲げる。

 1.「世論が大事」と言うデタラメ  5月19日 (田中良紹)
http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20090519-01-1301.html

 2.民意とのねじれ  5月22日 (田中良紹)
http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20090522-01-1301.html

 3.元気はつらつ辞任会見  5月13日 (田中良紹)
http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20090513-01-1301.html


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Posted by 代表:岩井哲 at 08:49│Comments(0) │日本の事
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