2008年12月07日
年金問題:ある対照ー年金消えた庶民の悲惨と高級年金官僚の優雅
☆2008年11月25日の 「中国新聞」は、以下の記事を伝えました。
<無年金扱いの93歳女性死亡 社保庁、不支給1000万円超
原則二十五年の公的年金の最低加入期間を満たして受給資格があったのに、社会保険庁のミスによる記録漏れで受給資格のない無年金者とされた三十五人のうち、九十三歳の女性が総額約千二百万円とみられる全額を受け取らずに死亡していたことが二十五日、分かった。
同様に無年金者とされて約三百八十万円を支給されなかった八十四歳の女性ら三人が既に死亡しており、死亡者は計四人となった。生前に受給できなかった総額が一千万円を超えるとみられるケースは初めて。
今年五、六月に各地の社会保険事務所が本人や家族の相談を受け、三十五人が無年金扱いされていたと判明。九十三歳の女性は、十三年十カ月分の国民年金保険料の支払い記録が漏れていたことが分かった。女性は十一月上旬に亡くなり、社保庁は同月中旬に直近の五年分として約二百二十万円を遺族に支給した。未払い分は総額確定後、十二月にも遺族に支払われる。
民主党の山井和則衆院議員の質問主意書に社保庁が回答した。>
★花澤武夫の後輩達ー「年金詐欺」=「国家レベルの振り込め詐欺」の主犯達のその後!
☆2004年11月27日の「日刊ゲンダイ」は、以下の記事を伝えています。
<年金官僚 生涯賃金8億円のデタラメ 役人で5億円、天下りで3億円のケースも
どこまで年金を食い物にすれば気が済むのか。年金改悪法の“A級戦犯”で、7月に厚労省年金局長を退官した吉武民樹(56)。先月、財団法人・児童育成協会の理事長に天下りしたが、ここでも年金に食らいついている。
同協会は厚労省の「厚生保険特別会計」の年金財源から毎年5億5000万円もの補助金を受けている。このカネの出所は企業が年金保険料と一緒に負担している児童手当。この補助金からナント、年収1800万円の報酬を得ている。これだけでもフザケているが、このまま天下り生活が続けば、年金をガタガタにしながら生涯所得は5億円を超える計算になる。
元特殊法人労連事務局長でジャーナリストの堤和馬氏は言う。
「02年度の俸給ベースで試算した場合、年金局長時代の吉武氏は月給108万2000円をもらっていたことになる。年収は2057万円。72年に入省し、32年2カ月の在職で得た退職金は6700万円、合計3億6000万円。現在はベースが若干低くなったとはいえ児童育成協会など今後も年収1800万円の天下り生活が10年は続くと考えられる。生涯賃金は5億円を超える計算になるのです」
サラリーマンの平均生涯所得は約2億5000万円。超一流企業のサラリーマンでも5億円がせいぜいだ。それが、70歳代まで天下り生活を送って、退職金も含めれば7億円に迫るのである。年金官僚にはこんな連中がゾロゾロいる。別表は堤氏が試算した天下り官僚の生涯給与の一例だ。8億円以上もらった元事務次官もいるから驚く。
「年金官僚の天下り先は地方も含めると数千あります。事務次官クラスは年収2000万円級の天下り先が保証されています」(堤和馬氏=前出)
デタラメな年金運営で国民の負担を増やしながら、自分たちはヌクヌクというのは詐欺同然ではないか。
●丸田和生(57歳) 医療安全局長→厚生年金事業振興団常務理事 生涯給与等4億3640万円 官僚時代 3億8095万円 天下り先 5545万円
●近藤純五郎(61歳)事務次官→年金資金運用基金理事長 生涯給与等5億3623万円 官僚時代 5億1148万円 天下り先 2475万円
●丸山晴男(60歳)環境庁官房長→年金資金運用基金監事、のち理事 生涯給与等 4億5074万円 官僚時代 4億0200万円 天下り先 4874万円
●伊藤雅治(61歳)医政局長→全国社会保険協会連合会理事長 生涯給与等 5億3096万円
官僚時代 5億1033万円 天下り先 2063万円
◎吉原健二(72歳)事務次官→厚生年金事業振興団理事長ほか 生涯給与等 7億9238万円
官僚時代 4億8919万円 天下り先 3億0319万円
●加藤陸美(73歳)環境庁事務次官→全国国民年金福祉協会連合会理事長ほか 生涯給与等 8億6680万円 官僚時代 4億9256万円 天下り先 3億7424万円 (堤氏による試算) 以上 引用>
★以上のデータは、4年前の数字であることを確認しておこう。 <哲>
<無年金扱いの93歳女性死亡 社保庁、不支給1000万円超
原則二十五年の公的年金の最低加入期間を満たして受給資格があったのに、社会保険庁のミスによる記録漏れで受給資格のない無年金者とされた三十五人のうち、九十三歳の女性が総額約千二百万円とみられる全額を受け取らずに死亡していたことが二十五日、分かった。
同様に無年金者とされて約三百八十万円を支給されなかった八十四歳の女性ら三人が既に死亡しており、死亡者は計四人となった。生前に受給できなかった総額が一千万円を超えるとみられるケースは初めて。
今年五、六月に各地の社会保険事務所が本人や家族の相談を受け、三十五人が無年金扱いされていたと判明。九十三歳の女性は、十三年十カ月分の国民年金保険料の支払い記録が漏れていたことが分かった。女性は十一月上旬に亡くなり、社保庁は同月中旬に直近の五年分として約二百二十万円を遺族に支給した。未払い分は総額確定後、十二月にも遺族に支払われる。
民主党の山井和則衆院議員の質問主意書に社保庁が回答した。>
★花澤武夫の後輩達ー「年金詐欺」=「国家レベルの振り込め詐欺」の主犯達のその後!
☆2004年11月27日の「日刊ゲンダイ」は、以下の記事を伝えています。
<年金官僚 生涯賃金8億円のデタラメ 役人で5億円、天下りで3億円のケースも
どこまで年金を食い物にすれば気が済むのか。年金改悪法の“A級戦犯”で、7月に厚労省年金局長を退官した吉武民樹(56)。先月、財団法人・児童育成協会の理事長に天下りしたが、ここでも年金に食らいついている。
同協会は厚労省の「厚生保険特別会計」の年金財源から毎年5億5000万円もの補助金を受けている。このカネの出所は企業が年金保険料と一緒に負担している児童手当。この補助金からナント、年収1800万円の報酬を得ている。これだけでもフザケているが、このまま天下り生活が続けば、年金をガタガタにしながら生涯所得は5億円を超える計算になる。
元特殊法人労連事務局長でジャーナリストの堤和馬氏は言う。
「02年度の俸給ベースで試算した場合、年金局長時代の吉武氏は月給108万2000円をもらっていたことになる。年収は2057万円。72年に入省し、32年2カ月の在職で得た退職金は6700万円、合計3億6000万円。現在はベースが若干低くなったとはいえ児童育成協会など今後も年収1800万円の天下り生活が10年は続くと考えられる。生涯賃金は5億円を超える計算になるのです」
サラリーマンの平均生涯所得は約2億5000万円。超一流企業のサラリーマンでも5億円がせいぜいだ。それが、70歳代まで天下り生活を送って、退職金も含めれば7億円に迫るのである。年金官僚にはこんな連中がゾロゾロいる。別表は堤氏が試算した天下り官僚の生涯給与の一例だ。8億円以上もらった元事務次官もいるから驚く。
「年金官僚の天下り先は地方も含めると数千あります。事務次官クラスは年収2000万円級の天下り先が保証されています」(堤和馬氏=前出)
デタラメな年金運営で国民の負担を増やしながら、自分たちはヌクヌクというのは詐欺同然ではないか。
●丸田和生(57歳) 医療安全局長→厚生年金事業振興団常務理事 生涯給与等4億3640万円 官僚時代 3億8095万円 天下り先 5545万円
●近藤純五郎(61歳)事務次官→年金資金運用基金理事長 生涯給与等5億3623万円 官僚時代 5億1148万円 天下り先 2475万円
●丸山晴男(60歳)環境庁官房長→年金資金運用基金監事、のち理事 生涯給与等 4億5074万円 官僚時代 4億0200万円 天下り先 4874万円
●伊藤雅治(61歳)医政局長→全国社会保険協会連合会理事長 生涯給与等 5億3096万円
官僚時代 5億1033万円 天下り先 2063万円
◎吉原健二(72歳)事務次官→厚生年金事業振興団理事長ほか 生涯給与等 7億9238万円
官僚時代 4億8919万円 天下り先 3億0319万円
●加藤陸美(73歳)環境庁事務次官→全国国民年金福祉協会連合会理事長ほか 生涯給与等 8億6680万円 官僚時代 4億9256万円 天下り先 3億7424万円 (堤氏による試算) 以上 引用>
★以上のデータは、4年前の数字であることを確認しておこう。 <哲>
東国原は、宮崎弁で言う“身上がり”そのもの也
沈没寸前「自民丸」からの水汲み出しに懸命な知事2人!
笑ってしまいました;愛すべきキャラ?ー黒騎士より
応援演説で「惜敗を期して」ーここまで来ると付ける薬が・・・
「解散は私が決める」と言い続けた男の哀れな末路・・・
「説明責任」論の陥穽/「友愛」の真義はどこに?ー紹介2点
沈没寸前「自民丸」からの水汲み出しに懸命な知事2人!
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応援演説で「惜敗を期して」ーここまで来ると付ける薬が・・・
「解散は私が決める」と言い続けた男の哀れな末路・・・
「説明責任」論の陥穽/「友愛」の真義はどこに?ー紹介2点
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