2009年02月08日
半世紀に1回の現象/赤字1兆?の時代/証券人口18万人の壁
黒騎士さんのコメント 2月7日より
☆円高、販売急減、保有証券の巨額評価損。トヨタの現状ですが、昨年から思っているのが(◎◎年振りの記録)という事です。トヨタは59年振りの赤字!半世紀に一回にあるかないか?の現象が起きているのです。
☆以前、業績悪化を理由に学生の内定取消をし、一人百万円の迷惑料を支払った不動産会社(上場企業)が先週破綻しました。たぶん破綻は時間の問題であったかと思いますし、資金繰りが逼迫しているとの認識だったにも関わらず支払ったのは美談?それとも冗費?皆さんはどのように考えられますか。
☆東京大田区は製造業の中小企業が林立する所ですが、かつてのバブル以後は月に数%づつ仕事が減ったのに、現在は月に数十%減る!そういう状況は誰も経験したことのない非常事態なのです。これまで大企業(製造業)の高品質を支えた中小企業が破綻しつつある、日本経済の危機が、その足音がすぐそこまで迫っているのです。
☆さて、証券界はシティー傘下の日興コーディアル証券が売却打診され(大手証券の一角でありながら)ています。週刊誌では野村證券と大和証券との合併噂まで流れている、それほど厳しい状況だと思います。金融庁は銀行と証券の垣根を低くする方向です。すでに銀行系列に組み込まれている証券会社は相当数に及びますが、今後は独立系証券(中堅クラス)数社が株価の劇的下落により破綻するのではないかと予測しています。あらゆる業界の勢力地図が今後一年間で書き換えられる、そう予感します。
黒騎士さんのコメント 2月4日より
☆本日の東証は高く引けました。日銀の株式買い取りを好感?したのか、米国株価がやや戻したのを見ての反発なのかは分かりません。ただ、好感したのであれば昭和の時代も遠くなったと言えるかもしれません。
☆弊社の経済研究所の連中も呆れ返る決算予想が相次いでいます。1000億単位の赤字が、まるで当然であるかの如くです。既に発表された分だけで1兆円を超えているのです。まるで豆腐です、それは1丁2丁のような軽い響きです。確かに脆い点では共通していますが。
☆平成バブルは最初に株価暴落(虚業不況)があり、数年後に企業破綻(実業不況)、そして就職氷河期へとなった事は記憶に新しいと思います。あれは時間差不況だったのです。だが、今回は津波のように、全ての産業がほぼ同時に、これまで築き上げたものを奪われた点で極めて特異です。であれば、日本は決して第三者でも傍観者でもなく、当事者であったのではないか?そういう仮説も成立するのではないか、と思います。
黒騎士さんのコメント 2月3日 より
☆日銀による銀行の保有株式買い取りが行使されるとのニュースがありました。平成14年から16年まで実施されたのですが、再び行われます。取引は場外取引(買手と売手が相対取引をする)です。これは市場に直接注文を出すと大幅下落になるからです。何故?買い取りをするか?基本的に銀行は取得価格から5割下落した場合は、減損処理が必要になります。つまりバランスシートが悪化するのですが、それなら事前に株式を売却すればいいではないか?しかし、池にいきなりクジラを放つ訳にはいきません。
☆昭和39年(翌年に山一証券一回目の破綻)、ダウ平均は1200円の攻防戦でした。当時の証券マンから聞いたのですが、暇なので一日中公園に、パンと牛乳で過ごしたと言います。当時、株式を買い支えたのは日本共同証券でしたが、売り玉を買うだけですから値段は動きません。公園には転職斡旋屋がたむろしており、誘われた証券マンが相次いで自動車販売業などに転職したと聞きました。証券マンにとって最も辛い時代であったかと思います。
☆証券業界は従事する労働人口が18万人を超えると(国内証券全体)天井が近いというか崩壊するというジンクスがあります。我が国人口は1億2000万人もいるのに、です。現在のダウ平均は除数による修正がありますが、ダウ平均採用銘柄の大幅入れ替えによって戦後再開からの連動性は欠落していますから正確な水準は分かりませんが、多分ですが、昭和52年当時に近いのではないかと思います。因みに当時のダウ平均は5000円台前半です。表の数値に惑わされてはいけません。
☆円高、販売急減、保有証券の巨額評価損。トヨタの現状ですが、昨年から思っているのが(◎◎年振りの記録)という事です。トヨタは59年振りの赤字!半世紀に一回にあるかないか?の現象が起きているのです。
☆以前、業績悪化を理由に学生の内定取消をし、一人百万円の迷惑料を支払った不動産会社(上場企業)が先週破綻しました。たぶん破綻は時間の問題であったかと思いますし、資金繰りが逼迫しているとの認識だったにも関わらず支払ったのは美談?それとも冗費?皆さんはどのように考えられますか。
☆東京大田区は製造業の中小企業が林立する所ですが、かつてのバブル以後は月に数%づつ仕事が減ったのに、現在は月に数十%減る!そういう状況は誰も経験したことのない非常事態なのです。これまで大企業(製造業)の高品質を支えた中小企業が破綻しつつある、日本経済の危機が、その足音がすぐそこまで迫っているのです。
☆さて、証券界はシティー傘下の日興コーディアル証券が売却打診され(大手証券の一角でありながら)ています。週刊誌では野村證券と大和証券との合併噂まで流れている、それほど厳しい状況だと思います。金融庁は銀行と証券の垣根を低くする方向です。すでに銀行系列に組み込まれている証券会社は相当数に及びますが、今後は独立系証券(中堅クラス)数社が株価の劇的下落により破綻するのではないかと予測しています。あらゆる業界の勢力地図が今後一年間で書き換えられる、そう予感します。
黒騎士さんのコメント 2月4日より
☆本日の東証は高く引けました。日銀の株式買い取りを好感?したのか、米国株価がやや戻したのを見ての反発なのかは分かりません。ただ、好感したのであれば昭和の時代も遠くなったと言えるかもしれません。
☆弊社の経済研究所の連中も呆れ返る決算予想が相次いでいます。1000億単位の赤字が、まるで当然であるかの如くです。既に発表された分だけで1兆円を超えているのです。まるで豆腐です、それは1丁2丁のような軽い響きです。確かに脆い点では共通していますが。
☆平成バブルは最初に株価暴落(虚業不況)があり、数年後に企業破綻(実業不況)、そして就職氷河期へとなった事は記憶に新しいと思います。あれは時間差不況だったのです。だが、今回は津波のように、全ての産業がほぼ同時に、これまで築き上げたものを奪われた点で極めて特異です。であれば、日本は決して第三者でも傍観者でもなく、当事者であったのではないか?そういう仮説も成立するのではないか、と思います。
黒騎士さんのコメント 2月3日 より
☆日銀による銀行の保有株式買い取りが行使されるとのニュースがありました。平成14年から16年まで実施されたのですが、再び行われます。取引は場外取引(買手と売手が相対取引をする)です。これは市場に直接注文を出すと大幅下落になるからです。何故?買い取りをするか?基本的に銀行は取得価格から5割下落した場合は、減損処理が必要になります。つまりバランスシートが悪化するのですが、それなら事前に株式を売却すればいいではないか?しかし、池にいきなりクジラを放つ訳にはいきません。
☆昭和39年(翌年に山一証券一回目の破綻)、ダウ平均は1200円の攻防戦でした。当時の証券マンから聞いたのですが、暇なので一日中公園に、パンと牛乳で過ごしたと言います。当時、株式を買い支えたのは日本共同証券でしたが、売り玉を買うだけですから値段は動きません。公園には転職斡旋屋がたむろしており、誘われた証券マンが相次いで自動車販売業などに転職したと聞きました。証券マンにとって最も辛い時代であったかと思います。
☆証券業界は従事する労働人口が18万人を超えると(国内証券全体)天井が近いというか崩壊するというジンクスがあります。我が国人口は1億2000万人もいるのに、です。現在のダウ平均は除数による修正がありますが、ダウ平均採用銘柄の大幅入れ替えによって戦後再開からの連動性は欠落していますから正確な水準は分かりませんが、多分ですが、昭和52年当時に近いのではないかと思います。因みに当時のダウ平均は5000円台前半です。表の数値に惑わされてはいけません。
東国原は、宮崎弁で言う“身上がり”そのもの也
沈没寸前「自民丸」からの水汲み出しに懸命な知事2人!
笑ってしまいました;愛すべきキャラ?ー黒騎士より
応援演説で「惜敗を期して」ーここまで来ると付ける薬が・・・
「解散は私が決める」と言い続けた男の哀れな末路・・・
「説明責任」論の陥穽/「友愛」の真義はどこに?ー紹介2点
沈没寸前「自民丸」からの水汲み出しに懸命な知事2人!
笑ってしまいました;愛すべきキャラ?ー黒騎士より
応援演説で「惜敗を期して」ーここまで来ると付ける薬が・・・
「解散は私が決める」と言い続けた男の哀れな末路・・・
「説明責任」論の陥穽/「友愛」の真義はどこに?ー紹介2点
Comment list
先般、オバマ大統領のスピーチに『失われた10年』を教訓として、米国恐慌への対応と協力を求めました。これは日本のバブル崩壊後の対応が遅れて長い不況となった事を念頭に置いたものです。
更に、FRBは議会証言で重大な発言をしました。今後インフレ目標を定めて運営する意向だというものです。既に米国政府は巨額経済対策を打ち出しており、ドルが膨張するのは時間の問題です。
円キャリーは低金利の円を借りてドルに替える(円売りドル買い)、そのファイナンスが米国経済の熱狂となった理由のひとつである事は間違いありません。
現在、日米共にゼロ金利となっています。金融関係者はご存知と思いますが、日本国債の種類のひとつに物価連動債があり、実質金利はマイナスです。つまり日本はデフレ経済下にあるという事です。
経済の運命共同体である米国がインフレ政策へ転換、日本はデフレを克服出来ない。近い将来、円ドルはデフレとインフレという両極の中で、どのような通貨バランスとなるかは明らかです。それこそ未曾有の円高となるでしょう。
自民党を離党した渡辺さんと、かつてミスター円とあだ名された榊原元財務官、彼らに共通するのは(政府紙幣の発行)政策です。榊原さんは、2003年民主党ネクストキャビネット(次の内閣)の財務大臣候補でした。あの人は今?既に過去の人なのでしょうか。
更に、FRBは議会証言で重大な発言をしました。今後インフレ目標を定めて運営する意向だというものです。既に米国政府は巨額経済対策を打ち出しており、ドルが膨張するのは時間の問題です。
円キャリーは低金利の円を借りてドルに替える(円売りドル買い)、そのファイナンスが米国経済の熱狂となった理由のひとつである事は間違いありません。
現在、日米共にゼロ金利となっています。金融関係者はご存知と思いますが、日本国債の種類のひとつに物価連動債があり、実質金利はマイナスです。つまり日本はデフレ経済下にあるという事です。
経済の運命共同体である米国がインフレ政策へ転換、日本はデフレを克服出来ない。近い将来、円ドルはデフレとインフレという両極の中で、どのような通貨バランスとなるかは明らかです。それこそ未曾有の円高となるでしょう。
自民党を離党した渡辺さんと、かつてミスター円とあだ名された榊原元財務官、彼らに共通するのは(政府紙幣の発行)政策です。榊原さんは、2003年民主党ネクストキャビネット(次の内閣)の財務大臣候補でした。あの人は今?既に過去の人なのでしょうか。
Posted by 黒騎士 at 2009年02月11日 12:52
以前書きましたが、およそ平成バブル崩壊後のリストラを実行した経験があれば、不動産を所有したくない、少なくとも自宅以外は。処分出来ないか、投げ売りしかないのです。
弊社も散々な決算予想となりました。不動産証券化商品の評価損が600億円!管理職の中には『これで夏の賞与は大幅減決定だなー。潰れてくれたら退職金を満額貰って転職出来たのに』などと言う者もいました。
本気か冗談かは分かりませんが、管理職が放言するようでは駄目ですね。弊社のトップは創業者以後、代々が野村證券出身です。天下りかどうかは知りません。ただ、誰も暴走?を止められないのかも知れません。山一証券破綻の時も同様の事がありました。当時の役員(銀行の天下り組)が総務課長(財務リストラ担当)の私に『山一が先に潰れたから、最初に恥をかかずに済んだな。僕の在任中に潰れないようにしてくれよ』まぁー、この程度だから銀行から出されるんでしょうけど。
貧すれば鈍する、と言います。しかし、人の真価は逆風の中でこそ試されるものです。金持ちには放っておいても人が集まるのだけど。
今こそ正念場かなと思っています。一歩も引かない、倒れる時は前のめりでありたいものです。これもサラリーマンの美学です。
弊社も散々な決算予想となりました。不動産証券化商品の評価損が600億円!管理職の中には『これで夏の賞与は大幅減決定だなー。潰れてくれたら退職金を満額貰って転職出来たのに』などと言う者もいました。
本気か冗談かは分かりませんが、管理職が放言するようでは駄目ですね。弊社のトップは創業者以後、代々が野村證券出身です。天下りかどうかは知りません。ただ、誰も暴走?を止められないのかも知れません。山一証券破綻の時も同様の事がありました。当時の役員(銀行の天下り組)が総務課長(財務リストラ担当)の私に『山一が先に潰れたから、最初に恥をかかずに済んだな。僕の在任中に潰れないようにしてくれよ』まぁー、この程度だから銀行から出されるんでしょうけど。
貧すれば鈍する、と言います。しかし、人の真価は逆風の中でこそ試されるものです。金持ちには放っておいても人が集まるのだけど。
今こそ正念場かなと思っています。一歩も引かない、倒れる時は前のめりでありたいものです。これもサラリーマンの美学です。
Posted by 黒騎士 at 2009年02月13日 20:11
☆小泉さん、最後っ屁かどうか?麻生さんをバッサリでしたが、元々、麻は乱れるものです。それにしても腐っても自民党のはず。それなりに人材がいそうなものですが。
☆IT用語に(WISDOM・OF・CROWDS)があります。日本語では集合知と訳されています。ただ、人が集まると往々にしてリーダーの下で従属性と同質性を育むものですし、日本では特に顕著かも知れません。悲しいかな、集団は狂気を呼び集め易いものです。
☆これからの時代は独立した人格、多様化し、分散しているけれど、自由と平等、そして正義の下で集約するシステムを構築出来る知恵が必要かも、と思います。
☆泣いても笑っても自然解散まで半年強。反自民だから民主党に期待する人々もいるでしょうし、多くの人々にとって、とりあえずChangeなのかも知れません。私は民主党政権が国民や国益に有為であるかどうか、その担保について確信がある訳ではない、それだけは自覚しています。たぶん消去法に従うだろうと思います。最もポピュラーな選択になりそうな気がします。
☆IT用語に(WISDOM・OF・CROWDS)があります。日本語では集合知と訳されています。ただ、人が集まると往々にしてリーダーの下で従属性と同質性を育むものですし、日本では特に顕著かも知れません。悲しいかな、集団は狂気を呼び集め易いものです。
☆これからの時代は独立した人格、多様化し、分散しているけれど、自由と平等、そして正義の下で集約するシステムを構築出来る知恵が必要かも、と思います。
☆泣いても笑っても自然解散まで半年強。反自民だから民主党に期待する人々もいるでしょうし、多くの人々にとって、とりあえずChangeなのかも知れません。私は民主党政権が国民や国益に有為であるかどうか、その担保について確信がある訳ではない、それだけは自覚しています。たぶん消去法に従うだろうと思います。最もポピュラーな選択になりそうな気がします。
Posted by 黒騎士 at 2009年02月13日 23:33
☆弊社もご他聞に洩れずスゲェー赤字(1000億円)となり、トップは引責辞任、新卒・退職者補充の凍結、管理職以上は給料大幅カット。フツーこれだけの損害であれば即倒産かも知れませんが、発表では現金が900億円まだ残っているから大丈夫だそうです。おいおい!そういう問題じゃないだろう?とりあえず本業回帰して専念しようと言われても、はい!分かりましたって訳にはなりません。
経営の失敗を総括し、人事を含めて刷新しなければなりません。トップが辞めても次の人(副社長)が同じ考えであれば、いずれ同じ過ちを犯す可能性があります。組織そのものを再構築し、企業倫理やリスク管理の体制確立が最も重要でしょう。
経営の失敗を総括し、人事を含めて刷新しなければなりません。トップが辞めても次の人(副社長)が同じ考えであれば、いずれ同じ過ちを犯す可能性があります。組織そのものを再構築し、企業倫理やリスク管理の体制確立が最も重要でしょう。
Posted by 黒騎士 at 2009年02月21日 12:14
☆かつてウォールストリートジャーナル一面に(デス・オブ・ザ・ストック)株式の死とタイトルが付けられた事がありました。当時の米国は高インフレで、長期金利はフタ桁台でした。今では想像出来ないかも知れませんが、日本でも社債利率が年9%台まで上昇しました。尤も、その時こそが株価の大底でした。債券は面白い特長があり、例えば今月発行された国債利率10%として、来月発行分が9%に下がると、今月発行の市場価格は値上がりします。つまり利回り(金利)と価格は反比例します。
☆これまで中国や日本が購入・保有してきた米国債は値上がりしているはずです。ただし、どん底金利で購入した債券は、その後で金利が上昇する度に値下がりします。米国からヒラリー国務長官が笑顔を振り撒きながら来日したのは、米国債のセールスウーマンとしてだろうと思います。その意味で言えば、本当は日・中、インドネシア(イスラム金融)だけでいいのですが、ついでに韓国に寄ったのだろうと思います。
☆今後、米国は大量の国債を発行するでしょうが、これまでと同様に落札してもらえるか?です。先に述べたように、今後の米国債購入には金利リスクが常にあります。ヒラリーがどのような展開を示したのかに興味があります。
☆バーナンキFRB議長はインフレターゲット論者であり、皮肉にも彼こそが最大のリスクかも知れません。
また、榊原元財務官(ミスター円)が、民主党政権下の財務大臣になると自ら吹聴していると言います。何かしら打診があったのかも知れません。であれば、水面下で民主党幹部の約束手形がばらまかれているとも想像出来ます。それは統制されたものではなく、恐らく乱発されていると。
☆総選挙で民主党単独の政権とならない場合、どう連立を組むかで民主党内部は混乱と主導権争いが起こる可能性は十分有り得ます。
そもそも民主党に投票するという事は、証券的に言えば混蔵預託(信認)であり、特定名義の個人候補者よりも民主党候補者という認識によるだろうと思います。故に政権奪取後の内部闘争が激化するだろうと。
☆これまで中国や日本が購入・保有してきた米国債は値上がりしているはずです。ただし、どん底金利で購入した債券は、その後で金利が上昇する度に値下がりします。米国からヒラリー国務長官が笑顔を振り撒きながら来日したのは、米国債のセールスウーマンとしてだろうと思います。その意味で言えば、本当は日・中、インドネシア(イスラム金融)だけでいいのですが、ついでに韓国に寄ったのだろうと思います。
☆今後、米国は大量の国債を発行するでしょうが、これまでと同様に落札してもらえるか?です。先に述べたように、今後の米国債購入には金利リスクが常にあります。ヒラリーがどのような展開を示したのかに興味があります。
☆バーナンキFRB議長はインフレターゲット論者であり、皮肉にも彼こそが最大のリスクかも知れません。
また、榊原元財務官(ミスター円)が、民主党政権下の財務大臣になると自ら吹聴していると言います。何かしら打診があったのかも知れません。であれば、水面下で民主党幹部の約束手形がばらまかれているとも想像出来ます。それは統制されたものではなく、恐らく乱発されていると。
☆総選挙で民主党単独の政権とならない場合、どう連立を組むかで民主党内部は混乱と主導権争いが起こる可能性は十分有り得ます。
そもそも民主党に投票するという事は、証券的に言えば混蔵預託(信認)であり、特定名義の個人候補者よりも民主党候補者という認識によるだろうと思います。故に政権奪取後の内部闘争が激化するだろうと。
Posted by 黒騎士 at 2009年02月21日 17:30
☆本日、弊社株価が急落しました。現役証券マンだった頃の株価は4桁、それが100円台とは!尤も、この一年でも随分と下げました。慢性的下落による麻痺症状かも知れません。人は『明日は善くなるかも』と、根拠なき希望を抱くものです。下げ方は世間が知るに従い、出来高が日々増加するパターンです。通常、この水準はWARNING(警告)ですが、2桁突入でCRITICAL(危機的)となり、額面以下でFATAL(破滅的)となります。つまり株価が会社を破綻させることになります。
☆一年ちょい前に中途入社して思うのは、半年毎に組織改編がある事でしょう。以前から勤務している社員が何で?と思わないのが不思議です。私はまるで外国から来た留学生みたいなものですが、それ故に見えるものもあるのかも知れません。はっきり言えば(場あたり的であり、長期ビジョンがない)と思えなくもありません。思えば、入社面接で複数の質問に矢継ぎ早に答えつつも、『上場企業の役員でありながら、実に甘い考えだな』と分析出来る自分に驚いたのを覚えています。
☆多分、長い営業生活(それも証券会社)で、言質を瞬間に判断する習性があるかと思います。私なら現状ではこうする、ああすると考えますが、いかんせん!中途入社です。残念ですが仕方ありません。彼らに委任せざるを得ません。最悪の結果となろうとも、です。
☆一年ちょい前に中途入社して思うのは、半年毎に組織改編がある事でしょう。以前から勤務している社員が何で?と思わないのが不思議です。私はまるで外国から来た留学生みたいなものですが、それ故に見えるものもあるのかも知れません。はっきり言えば(場あたり的であり、長期ビジョンがない)と思えなくもありません。思えば、入社面接で複数の質問に矢継ぎ早に答えつつも、『上場企業の役員でありながら、実に甘い考えだな』と分析出来る自分に驚いたのを覚えています。
☆多分、長い営業生活(それも証券会社)で、言質を瞬間に判断する習性があるかと思います。私なら現状ではこうする、ああすると考えますが、いかんせん!中途入社です。残念ですが仕方ありません。彼らに委任せざるを得ません。最悪の結果となろうとも、です。
Posted by 黒騎士 at 2009年02月27日 21:15
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