2008年06月24日
「新型クラスター爆弾」が「日本の防衛に有効」?!?
6月22日「読売新聞」が、以下の記事を伝えた。
<政府がクラスター爆弾禁止条約に同意したことを受け、防衛省は代替措置として新型クラスター爆弾など新たな装備品調達を来年度から始める方針を固めた。
クラスター爆弾は、内蔵する数個から数百個の子弾を広範囲に散布する爆弾で、海岸線の長い日本の防衛には有効な兵器とされてきた。一方で不発弾も多く、戦闘終結後に民間人が被害に遭うことが多いことから、同条約で製造と使用が禁止されることになった。新型クラスター爆弾は子弾が10個未満と少ないことに加え、子弾が自己破壊機能を備え、不発弾になりにくいことなどから禁止条約の対象外となっている。・・・来年度概算要求で予算要求する方針だ。>
これは、以下の経緯を受けての日本政府・防衛省の新たな動きである。
<2008年5月28日のダブリンでの国際会議で、一部を除いて禁止する条約案が合意され、日本もそれに同意したが、自衛隊の保有するクラスター爆弾の全てが禁止対象となってしまい、これに関しては、「(有用な代替兵器がない為)安全保障上の問題も生じる。」として防衛省幹部が懸念を表明した。日本政府は、自衛隊の保有分の処分、及び、最新型爆弾の導入等を検討することとなった。(ウィキペディアより>
だが、ちょっと待って欲しい。ダブリン会議での国際条約締結をすり抜けるように、日本が「新型クラスター爆弾」をもって、 「来年度概算要求」を行うことが許されていいのか?そもそも、クラスター爆弾の必要性からして、全く疑問である。「海岸線の長い日本の防衛には有効」とはどういうことか?仮に敵が海岸線から攻めてたとして、その時海岸線一帯にクラスター爆弾をばらまくつもりか?敵にも当たるが、最も被害を受けるのは味方の地域住民ではないのか?「不発弾になりにくい」かも知れないが、残った「子弾」は、より確実に敵ではなく、味方を長く苦しめるのではないか?また、「新型」の「新型」たる所以は、「子弾」が10個未満と少ない、とされているが、こんなことで「禁止の対象外」となる「国際条約」とは一体何だったのか?出来レースか?それとも?
一体全体、ミサイル戦争の時代に、こんなものが果たしてどこまで有効なのか?旧型にせよ、新型にせよ、クラスター爆弾など、アメリカがかつてベトナムで用いた「枯れ葉剤」と並び、核兵器に次ぐ悪魔の兵器ではないのか?こんな武器の製造で、利益を得るのは各国の「死の商人ども」ではないのか?一体どこの誰がどの位の利益を得ているのか?
6月21日「毎日新聞」は、以下の記事を伝えている。
<不発弾が市民を殺傷するクラスター爆弾禁止運動をきっかけに、環境破壊や人権侵害など非倫理的な活動を行う企業に対する投融資を自粛する動きが、欧州で広がっている。ベルギーの非政府組織(NGO)は、日本の大手金融機関も「非倫理的」投融資を実施していると指摘しており、今後対応を迫られそうだ。・・・同NGOの調べでは、クラスター爆弾製造企業6社への投融資は日本など13カ国68金融機関から約140億ドルに上っている。>
やっぱりそうだったのか?「日本の大手金融機関」3社(どことどことどこだ?)がこの13社に含まれているとのことである。つまり、日本の金融大資本どもが、この許し難い「旧型」製造企業に長年投融資を続け、また今後も「新型」で「国際条約」をすり抜け、巨利を上げ、全世界の諸国民を苦しめる戦争行為を働き続けようとしているのだ。日本政府・防衛省(否、これは防衛商だ!)の今回の新たな決定は、「死の商人」ー「悪徳金融機関」の跋扈を許し、国民(この列島で海岸線から離れて暮らす日本国民など殆どいない!)を危険に曝すことが「防衛だ」などと称する反国民的暴挙に他ならない!国民皆で、一斉に怒りの声を挙げなければならない由々しい事態だと<世直し隊>は考える。 <哲>
<政府がクラスター爆弾禁止条約に同意したことを受け、防衛省は代替措置として新型クラスター爆弾など新たな装備品調達を来年度から始める方針を固めた。
クラスター爆弾は、内蔵する数個から数百個の子弾を広範囲に散布する爆弾で、海岸線の長い日本の防衛には有効な兵器とされてきた。一方で不発弾も多く、戦闘終結後に民間人が被害に遭うことが多いことから、同条約で製造と使用が禁止されることになった。新型クラスター爆弾は子弾が10個未満と少ないことに加え、子弾が自己破壊機能を備え、不発弾になりにくいことなどから禁止条約の対象外となっている。・・・来年度概算要求で予算要求する方針だ。>
これは、以下の経緯を受けての日本政府・防衛省の新たな動きである。
<2008年5月28日のダブリンでの国際会議で、一部を除いて禁止する条約案が合意され、日本もそれに同意したが、自衛隊の保有するクラスター爆弾の全てが禁止対象となってしまい、これに関しては、「(有用な代替兵器がない為)安全保障上の問題も生じる。」として防衛省幹部が懸念を表明した。日本政府は、自衛隊の保有分の処分、及び、最新型爆弾の導入等を検討することとなった。(ウィキペディアより>
だが、ちょっと待って欲しい。ダブリン会議での国際条約締結をすり抜けるように、日本が「新型クラスター爆弾」をもって、 「来年度概算要求」を行うことが許されていいのか?そもそも、クラスター爆弾の必要性からして、全く疑問である。「海岸線の長い日本の防衛には有効」とはどういうことか?仮に敵が海岸線から攻めてたとして、その時海岸線一帯にクラスター爆弾をばらまくつもりか?敵にも当たるが、最も被害を受けるのは味方の地域住民ではないのか?「不発弾になりにくい」かも知れないが、残った「子弾」は、より確実に敵ではなく、味方を長く苦しめるのではないか?また、「新型」の「新型」たる所以は、「子弾」が10個未満と少ない、とされているが、こんなことで「禁止の対象外」となる「国際条約」とは一体何だったのか?出来レースか?それとも?
一体全体、ミサイル戦争の時代に、こんなものが果たしてどこまで有効なのか?旧型にせよ、新型にせよ、クラスター爆弾など、アメリカがかつてベトナムで用いた「枯れ葉剤」と並び、核兵器に次ぐ悪魔の兵器ではないのか?こんな武器の製造で、利益を得るのは各国の「死の商人ども」ではないのか?一体どこの誰がどの位の利益を得ているのか?
6月21日「毎日新聞」は、以下の記事を伝えている。
<不発弾が市民を殺傷するクラスター爆弾禁止運動をきっかけに、環境破壊や人権侵害など非倫理的な活動を行う企業に対する投融資を自粛する動きが、欧州で広がっている。ベルギーの非政府組織(NGO)は、日本の大手金融機関も「非倫理的」投融資を実施していると指摘しており、今後対応を迫られそうだ。・・・同NGOの調べでは、クラスター爆弾製造企業6社への投融資は日本など13カ国68金融機関から約140億ドルに上っている。>
やっぱりそうだったのか?「日本の大手金融機関」3社(どことどことどこだ?)がこの13社に含まれているとのことである。つまり、日本の金融大資本どもが、この許し難い「旧型」製造企業に長年投融資を続け、また今後も「新型」で「国際条約」をすり抜け、巨利を上げ、全世界の諸国民を苦しめる戦争行為を働き続けようとしているのだ。日本政府・防衛省(否、これは防衛商だ!)の今回の新たな決定は、「死の商人」ー「悪徳金融機関」の跋扈を許し、国民(この列島で海岸線から離れて暮らす日本国民など殆どいない!)を危険に曝すことが「防衛だ」などと称する反国民的暴挙に他ならない!国民皆で、一斉に怒りの声を挙げなければならない由々しい事態だと<世直し隊>は考える。 <哲>
東国原は、宮崎弁で言う“身上がり”そのもの也
沈没寸前「自民丸」からの水汲み出しに懸命な知事2人!
笑ってしまいました;愛すべきキャラ?ー黒騎士より
応援演説で「惜敗を期して」ーここまで来ると付ける薬が・・・
「解散は私が決める」と言い続けた男の哀れな末路・・・
「説明責任」論の陥穽/「友愛」の真義はどこに?ー紹介2点
沈没寸前「自民丸」からの水汲み出しに懸命な知事2人!
笑ってしまいました;愛すべきキャラ?ー黒騎士より
応援演説で「惜敗を期して」ーここまで来ると付ける薬が・・・
「解散は私が決める」と言い続けた男の哀れな末路・・・
「説明責任」論の陥穽/「友愛」の真義はどこに?ー紹介2点
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こんばんは。クラスターは敵機甲車輌に対して極めて有効な武器です。正面や側面には防御能力があるが上部装甲は薄いんです。だから数百の小爆弾を広範囲にばらまく訳です。本来は欧州において共産軍が侵攻した場合に使用するために開発されたものです。結局想定した事態はなく、在庫が相当あったので、どこかで消費したかったのだろうと思います。中国の故事をひくまでもなく、武器は矛と盾です。報道によれば、アキバ無差別殺傷事件で犯人を逮捕したのは警察官ですが、『ナイフを捨てないと(拳銃で)撃つぞ!』ナイフに対抗出来たのは銃だったという事実がそこにあるのです。
Posted by 深川扇橋 at 2008年06月24日 22:45
アキバ事件での犯人は、あれだけの人を殺傷した直後に警察官の拳銃の威嚇には、命乞いまでして投降するとは、何と言う卑怯極まり無い人間なんだろうと愕然とします。どんな「凶器」よりも怖いのは、人間の「狂気」だと思いますね。人殺しも人助けも、その人の日常の考え方や言葉から始まり、いづれ結果となって現れると思います。
矛であれ盾であれ、人間が武器を作る事(争いを考える事)を止めない以上殺人も戦争も止む事が無いと思います。
少しでもその事に歯止めを掛けなければ成りませんね。
矛であれ盾であれ、人間が武器を作る事(争いを考える事)を止めない以上殺人も戦争も止む事が無いと思います。
少しでもその事に歯止めを掛けなければ成りませんね。
Posted by 世直し
at 2008年06月25日 10:11

クラスター爆弾なしで敵の大部隊をどうやって制圧するのですか?
自衛隊の貧弱な特科火力と人員では、上陸してきた敵に橋頭堡まで築かれてしまった場合、制圧は無理でしょう。
クラスター廃止の穴埋めには、90個連隊(9~10万)の隊員増員を要します。
有事には、まず陸海空の3自衛隊が海を渡ってくる敵軍を対艦ミサイルを使って全力で攻撃しますが、それでも7割は日本に上陸を果たすという試算があります。敵軍が海岸線に侵攻して橋頭堡を築かんとしているときにクラスター爆弾を叩き込めば、一挙に戦局を挽回し、国を護ることができるのです。
そんな大切なクラスター爆弾を廃止するという。この報いは、私たち市民が、日本に上陸してきた敵の攻撃で血を流すことであがなわれるのでしょう。
すなわち、福田・浜志津らは、小学校低学年の算数のお勉強もろくにできないアホどもだということです。日本国民よりも侵略者の利益を考えるなんて、絶対に許されません。
自衛隊の貧弱な特科火力と人員では、上陸してきた敵に橋頭堡まで築かれてしまった場合、制圧は無理でしょう。
クラスター廃止の穴埋めには、90個連隊(9~10万)の隊員増員を要します。
有事には、まず陸海空の3自衛隊が海を渡ってくる敵軍を対艦ミサイルを使って全力で攻撃しますが、それでも7割は日本に上陸を果たすという試算があります。敵軍が海岸線に侵攻して橋頭堡を築かんとしているときにクラスター爆弾を叩き込めば、一挙に戦局を挽回し、国を護ることができるのです。
そんな大切なクラスター爆弾を廃止するという。この報いは、私たち市民が、日本に上陸してきた敵の攻撃で血を流すことであがなわれるのでしょう。
すなわち、福田・浜志津らは、小学校低学年の算数のお勉強もろくにできないアホどもだということです。日本国民よりも侵略者の利益を考えるなんて、絶対に許されません。
Posted by 彩雲 at 2008年10月04日 21:37
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