2008年07月17日

「大分の教師」は生徒に何が教えられるか?

 ☆昨夜、深川扇橋さんから、以下の私信を頂きました。現下の社会状況に深く触れる内容なので、皆様にも読んで頂きたく、ここに転載させて頂きます。因みに、深川さんは、50代前半で、3児の父です。

 <私は昔から教師なるものが生理的に嫌いです。何故だか?です。中学三年の時、校長室に怒鳴り込み、その後で生徒指導の体育の先生から体罰を受けましたが、謝ることはありませんでした。親も呼び出されましたが、親から怒られることもなく過ごしました。もし、親が学校側に追従していたら家出していたでしょう。その意味で良い親を持ったと思いますし、子供達に対しても親と同じ生き方をすると決めていました。さて、金で教師となった人々は少年少女に何を教えるのでしょうか。そして少年少女は、教師をどう思うのでしょうか。人々の間で、教師になるには金がいると、言わば常識となっていながら、その常識を打破出来なかったのは何故なのでしょう。世の中、善悪は別にしてそうしたものだと諦めていた、それが大人などと、したり顔でいるなら次の世代に対して余りにも無責任です。キレる大人ではなく怒れる大人にならなければならない、そう思います。>

 ★毎日、朝のワイド番組でも取り上げられている<大分の教員不正問題>。これは、教育評論家も語るように、大分だけの問題ではあるまい。何十年も前から、全国至る所で、半ば常識のように誰も疑うことなく横行してきた事態なのであろう。「金で教師となった人々は少年少女に何を教えるのでしょうか?」という深川さんの問いかけは鋭い。教師全員が金で教師になった訳ではないだろうが、公立学校の教師全体が、そうした「風土」の中で長年教師であり続けてきたことには疑いがないだろう。「教育長」というトップから丸ごとの「トップダウンの汚染」といっても過言ではない。テレビで語る「謝罪や反省」は余りにも空々しい。「一番の被害者は子供達だ」という指摘も、今更それを言ってどうなる、という類の「大人達が責任回避をするための方便」にしか聞こえない。そもそも教育は、始めから終わりまで、「子供達のためにある」もので、それ以外のものではあり得ない筈だから!

 ★この事態は、皆も知るように、教育界だけの問題ではない。「耐震偽装」「食品偽装」、最近では「生コン偽装」などなど、枚挙にいとまがない。大人達は、皆が「したり顔で、世の中はそんなモノだ」と無責任にも諦めてきた。これが、次代を担う子供達にどんな悪影響を及ぼすかも考えきれずに。だからこそ、大人達は過去の罪を償い子供達に責任を取るために、深川さんが仰るように、「キレる大人ではなく怒れる大人にならなければならない、そう思います。」・・・同感です、だから心ある大人達が手を携えて、今こそ「世直し」に起ち上がらなければならないと考えます。

 ★考えてみれば、国のトップ中のトップの総理からして、今の日本では「偽装総理」なのです。3分の2の衆院議席は過去のモノで、今や小泉自ら語るように「150議席あるかないか」。それなのに、民意無視のやりたい放題。そう、まさに今の自公政権は「偽装政権」に他ならないのです。「国のトップの偽装」に手を付けずして、それ以下の「小悪」から手を付けようとしても、せいぜい「モグラ叩き」に終わるのが関の山というものではないだろうか。「国丸ごとのトップダウンの総汚染」・・・これが今の日本政治ー社会の実態です。これら悪弊を根底から裁ち切り「世直し」を断行するためにこそ、「即時解散→総選挙を実施せよ!」の民の声が今すぐにも実現されなければならないのです。

 7/27(日)午後1時~「みなと大通り公園」(市役所前)に集まり、<草の根世直し大行進>にこぞって参加しよう! 



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Posted by 代表:岩井哲 at 04:00│Comments(2) │日本の事
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ところで、大分の事件はどういう経緯で明るみになったのでしょう?内部告発?であれば、何故今だったかという疑問があります。金を出したのに不合格だったから、なんて嫌ですね。およそ金の授受に関わった人間は沈黙を守るはずですし、今まで暗黙のルールを非公式に認めてきたのに何故なのか?と思います。中国の故事に『天知る地知る人知る、なんぞ知らざるや』とありますから、まあ、時間の問題だったのかもしれません。それにしても、昔から大分の人間が通った後には草木も生えぬと言いますが、いやはや外れでもないか、と思ったりもします。もし鹿児島で同様の事件があった場合、鹿児島の人々はどう行動するのでしょうか。その時こそ鹿児島人の真価が問われると思います。私は中学の時に義憤?から、校長室に単独乗り込んで談判に及びましたが、皆さんはどうされるのでしょう。
Posted by 深川扇橋 at 2008年07月17日 20:43
鹿児島でも有ったようですね。どうしましょうか?。
Posted by 寛ちゃん寛ちゃん at 2008年07月17日 22:22
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