2008年08月16日

根絶できるアクセル・ブレーキ踏み間違い事故!両足運転で!

 ★今回は、いつもと違った角度から「世直し」に関するテーマを提出してみます。これは、実は「人命の安全に直結」する課題です。是非、熟読の上ご一考を!そしてご意見を下さい。

 ☆楽天「まんてん屋」HPは、以下の記事を伝えています。 (別記事も参照 http://daiichi-brake.com/trouble/index.html

全国で毎日約21件の踏み間違い事故(平成16年)

 <過去5年間のブレーキとアクセルの踏み間違い事故統計では、全国どこかで毎日約21件の事故が起きています。信じられないとお思いでしょうが事実です。最近では平成16年が最も多く7,664件もの悲しい事故が発生しています。更に、その事故当事者と巻き込まれた第3者の総死傷者数が12,100人を超えているのが実情です。 >

 ★実は筆者は、ここ数年、<両足運転>を実践し、確実な成果を上げています。まずは、私が、この方法を採用するに至った切っ掛けからお話ししましょう。
 
 ★数年前のある夕刻、鹿児島市内のある大きな交差点を左折し、片側2車線の道路の右車線を約20メートル位の所から徐々にスピードを上げながら前進しようとしていたその時、突然右から信号待ちで停車している車の群れの只中から1台の車がほぼ直角に私の車の右側面に突っ込んで来たのです。私は、そんな所から車が出て来るなど思いもよらず前方ばかりを見ていたので、完全に不意を打たれ、右から突っ込まれた衝撃で右足がアクセルから吹っ飛ばされ、ブレーキを踏む能わず、あれよあれよという間に、その右から突っ込んだ車に押され、左車線を斜めに突っ切り、道路際のガードレールにぶち当たり、漸く止まることが出来たのです。幸い私の車の右前部が中破したぐらいで、私は軽い打撲程度で殆ど怪我もなく(相手は初心の女子学生で、こちらはもっと無傷)、事故としては大した事故にならず済んで不幸中の幸いだったのですが、これは私にとって、大きな教訓となりました。

 ★その教訓とは、従来の右足のみでアクセルからブレーキに踏みかえる方式では、横からの衝撃には極めて弱く、のみならず、何かあった場合、たとえ瞬時(1~2秒)ではあれ、踏み換えに時間がかかる。その間にも車は、数メートルから10メートル以上進んでしまい、事故の様態を決定的なものにしてしまう。このような考察から私が至った結論は、<両足運転>に変えよう!ということだったのです。以来数年、この変更のお陰で、何度も危険を回避することが出来ました。第1に、踏み換えに時間を要しない分、判断=即ブレーキを常に実行できるため、多くの危険をより未然に回避できる。第2に、アクセルとブレーキの踏み間違いなど、金輪際ありえない。何故なら、ブレーキには左足が常に載っているのだから、右足が載りようがない、幼稚園児でも分かる自明の理屈です。この2つの効果のお陰で、私は、より安全で快適な運転を日々楽しむことが出来ています。

 ★それにつけても、上記の記事にあるような踏み間違い事故の多発には心が痛みます。この種の事故の場合の犠牲者が多くの場合、近親者などであることが更に悲劇性に輪をかけます。自宅の車庫付近・コンビニなどの駐車場において、妻や子供や夫などを轢いてしまう事故がどれほど多く報じられることか。それにしても、私自身、上記の記事を見るまでは、毎日20件近くも全国でこの種の事故が起きているとは思いもよらなかった!驚きです。1万人を超える方々が死傷しているという。信じられない話です。そして誰も(警察も自動車会社も)この事態の解明と解決に乗り出さないという驚くべき「無関心社会」に、今の日本は成り果てているのではないか。唯一、上記記事の「まんてん屋」などが「問題解決」と称して「セイフティ・・・」という商品を売り出しているようだが、何とその価格、20万円近いものである。余りにも非現実的な「解決策」と言えよう!

 ★<両足運転>には1円もかからない。ただ、問題点を一つだけ挙げれば、自動車の構造上の問題が残る。それは、今の車は、右足のみでアクセル・ブレーキを踏む関係上、2つのペダルの中央が運転者の身体の中央より数cm程度右に寄って造られている。それがために、<両足運転>にした場合、どうしても両足が双方とも右に数cm分だけ傾いでしまい、上体は正面を向いているのに、下半身は右に傾むくという不整合を余儀なくされる。このため、腰への負担が当初版半年くらいだいぶ気になり苦しい思いもしたが、「命には代えられない」という思いで必死に頑張っているうちに、何とか身体が新しい状況に適応してくれたという感じにまで到達できてこんにちに至っています。

 ★それにつけても思うのは、なぜ警察が問題解明・解決に乗り出さないのか?それに規定はされるだろうが、なぜ自動車会社も、<両足運転>用の改造車を売り出さないのか?そもそも、「右足のみでの運転」を一体誰がどういう根拠で考案し、制定してきたのか?私には分からないことだらけです。教えて下さい。今のやり方で、一体誰が得をしているのか?改善の火の手は何故どこからも上がらないのか?疑問だらけの世の中に、また疑問が一つ加わっているわけで、もどかしい限りです。 

年令とは関係ない踏み間違い事故

 <踏み間違い事故の年令別発生件数を見ますと若い人の事故が想像以上です。これは男女とも運転未熟な初心者ドライバーが踏み間違い事故を起す率の高さを示しています。また、運転免許取得者の4割強を占める女性の事故数に注目してください。一般的に男性に比べて運転頻度や走行距離が少ない割には事故率が高いと云えます。一方男性の場合も加齢とともに件数が増えている事実は、高齢者ドライバーの社会的問題に繋がっています。>

 ★この指摘も重要です。多くの人が無関心なのは、どうせ訳の分からなくなった高齢者が多くこの種の事故をおこしているのだろう、と誤解しているのではないかと思われます。そうではありません。若い未熟な運転者・女性に多くこの種の事故が起きていることをしっかりと認識する必要があると思います。無論、高齢者になればその危険度が増していくということは言うまでもありません。更にまた、壮年の人々もやがて皆、徐々に老いていくわけです。この際重要なのは、「他人事」だと思わないことです。みんなが明日の自分のこととして、危険回避のための最上策を採用していくことが、ベストの問題解決策ではないでしょうか?多くの皆様にご一考を乞いたいと考えます。これもまた、「世直し」の重要なテーマの一つではないかと考える次第です。 <哲>

 


同じカテゴリー(社会のこと)の記事画像
今こそ閉塞する日本の社会に、NPOの必要性を説く!
同じカテゴリー(社会のこと)の記事
 定額給付金と道路特定財源 (2009-01-09 17:54)
 今こそ閉塞する日本の社会に、NPOの必要性を説く! (2008-12-13 18:34)
 「左足ブレーキ派」の論客達 (2008-08-16 15:17)
 これで「夏の甲子園」が楽しめるのか?桐生第一お咎め無し! (2008-08-02 14:29)

Posted by 代表:岩井哲 at 13:02│Comments(2) │社会のこと
Comment list
ブレーキアクセル両足操作は現時点で一番お金の掛からない方法であることに全面的に賛成いたします。
しかし人間は身体構造学上、座席に座った姿勢でパニックに会うと、必ず足を踏ん張ろうとして延ばします。
 結果としてブレーキに足を移さずアクセルを踏んでしまいます。しかし右足をアクセルに乗せている限り事故はふせげません。
最近優れ物のペダルに出会いました。ペダルとアクセルを一体化しており絶対にアクセルを踏むことは構造上ありません。www.naruse-m.co.jp でワンペダルで検索してみてください。
 来る2月16日熊本県玉名市富尾888九州看護福祉大学新館大講義室1にて「安全ペダル普及推進委員会」がもたれます。試乗会もあります。NPO法人で草の根展開をしはじめました。
Posted by 鎌田紘一 at 2009年01月31日 22:13
 全く、賛成です。
 実は、私も左足ブレーキを身に付けようと、何度か練習したことがあるのですが、両ペダルとも右よりであることもさることながら、左足をペダルに載せる際に、足踏み式の駐車ブレーキに足が引っかかりそうで危険を感じ、練習を中止しました。
 常時ペダルに足を載せておけばいいのかも知れませんが、踏力を加えずに載せておくことが難しく、ブレーキをかける際に踏むようにしようと考えた次第です。
 ヨーロッパでは、左足でブレーキを踏めるように設計することが義務付けられているそうです。逆に日本では、義務付けがあるかどうかはともかく、右足で踏むことを前提で作られています。右足で踏めるのは別にいいのですが、左足でも問題なく踏めるよう、ペダルのプレート部分を左に長くし、足踏み式の駐車ブレーキは他の方式にする等の対応をメーカーがしてくれれば良いと思います。
 しかし、あまり期待できないとも思っており、次の買い替え時には子供たちが一緒に行動する歳じゃなくなっているだろうから、ミニバンではなく、コンパクトかセダンのMTに戻ろうと思います。
Posted by watanabe at 2009年03月04日 00:34
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
根絶できるアクセル・ブレーキ踏み間違い事故!両足運転で!
    コメント(2)