2009年02月15日

小沢民主党の情けない「危機脱出」劇!先が思いやられる・・・

 ★小沢民主党が、一つの「危機」を脱した。ご当人達はさほど深刻に気付いていないかも知れないが、これは確かに間一髪の「危機脱出」劇であったと言えよう。それは、来る17日の、クリントン国務長官との「会談実現」である。米当局からの会談申し入れがあり(これは米当局の一つの見識であろう)、当初は難なく実現するかに見えたものが、途中、小沢氏の「地方行脚の日程とかち合う」なる不可解な理由で、一旦立ち消えになりかけ、その後それが党内外の批判に遭い、急遽交渉をし直し、漸く日程調整が行われたとの報道である。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090215-00000090-san-int

 ★一歩間違えば、日本の民主党は、「世界の田舎者」もしくは「世界一の田舎政党」に転落する瀬戸際であった。辛うじて、党内のバネが働いたとみえ、何とか、世界の嗤い者、多くの心ある国民からは失望・落胆の声が渦巻くという事態を、ギリギリのタイミングで免れ得たと言うべきであろう。もしこのようなチャンスを活かし得ないならば、それこそ「政権担当能力」の欠如を満天下に晒し、折角この間追い詰めてきた麻生ー自公政権に逆転の隙を与え、長年言われ続けてきた「ホップーステップー肉離れ」の繰り返しを連想させる展開であった。もういい加減にして貰いたい!多くの心ある国民が、どれほど一日千秋の思いで、総選挙ー政権交代をジリジリと待ち続けているか、解って欲しい!ただでさえ、民主党の「政権担当能力」をあげつらい、隙あらばその足を引っ張ろうという勢力が巷にウヨウヨと犇めいているのである。

 ★世界の一局地の「地方行脚」の日程調整すら付けられない政党に、日米関係を始め、全世界の外交舞台を切り回す資格・能力があろう筈がない。ことの軽重の判断が真逆なのである。これでは、小沢氏の外交判断は危ういと見られても仕方がないであろう。自分の地方行脚日程を盾に取り、世界のクリントン長官の日程を変更させ得たとしても、それは何の手柄にもならない。現実の外交舞台で相手と堂々と渡り合って、そこで何らかの「成果」を上げることこそ、政治家の務めであり、次期政権の担い手に求められる必須の役割であろう。今回のような「瀬戸際外交」はもう止めにして貰いたい、と願うのは私一人であろうか?


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Posted by 代表:岩井哲 at 17:41│Comments(1) │世界の事
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☆いずれを優先すべきか!国内地方行脚(票固め)の先約?予定?と、米国オバマ政権の国務長官との会談。次期政権政党の総理となるだろう小沢さんはシャイなのか?それとも英語が不得意なのか?野に下って長くなると、こういうもの(いわく幸運の女神には後髪がないと言う。過ぎれば掴む事が出来ない例えですが、民主党を国際的にアピールする千載一遇のチャンスを逃す寸前だった!)かなと思いました。

野党の存在?価値?は国内外の現政権批判にこそある、などとは言うまい。自らが政権与党となれば、いやがおうでも他国と外交をし、日本の国益を勝ち取らねばならないのです。それこそが責任政党というものです。

昨今の民主党幹部諸氏の発言を聞いて多々感じるのは、『彼らの最終目的は政権奪取のみであって、民主党ならではの政治改革ではないのではないか!まさか、民主党が政権を担えばそれ自体が改革だなどと思っていないか?』。恰も細川政権当時の脆さを予感するのは私一人ではないでしょう、たぶん。

ひょっとしたら、彼らは呉越同舟かも知れない。民主党が結束するのは与党となった時点まで、ではないか?若しくはバベルの塔を建設し、驕り高ぶった人々が神の怒りに触れて、お互いの言葉が、意思が、通じなくなった旧約聖書の話の様になりはしないだろうか。杞憂であって欲しいものです。
Posted by 黒騎士 at 2009年02月18日 23:07
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