2008年06月29日

最近は医療制度崩壊のニュースが多い

最近は医療制度崩壊のニュースが多い

Mixiの中に有るコミュニティ内での「かごすま」さんと「風」の対話です。
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=32206670&comm_id=2948882

<かごすま>

○ 医療は日本の成長分野

 今朝の日本経済新聞19面「大機小機」に、こんなタイトルのコラムがありました。厚生労働省の推計によれば、高齢化が進むなかで、医療や介護保険の給付は2025年までに今の1.7倍になる。とのこと。

 アメリカでは2001年から2005年までの民間セクターの雇用純増が144万人だったのに対し、医療・介護分野での雇用増はそれを上回る170万人だったそうですが、日本でも同じように、2002年から2007年までに医療・介護分野での雇用が105万人増えています。これは情報通信産業において増加した雇用者数38万人の3倍近い数。

 コラムでは、この成長分野にもっと日本資本は投資すべきだろうというお話でした。

 日本の医学と医療技術の水準、そして将来の医療サービスへの需要は確実に拡大するとの論者の予想でした。

 しかし、なぜか最近の業界関連ニュースでは医療制度崩壊のニュースが多い。

<風>

「医療制度崩壊のニュースが多い」!
確かに日本の医療制度は、建設業や土木業と同じように公共依存の傾向が強かったように思います。

厚生省の薬品の認可に一部企業の利権が大きく絡んでいたように、医師会や医療団体や大学医学部や保険適応の処方箋など、殆どの医療機関は国の許認可無しには保険適応どころか、助成金や貸付も受けられないというシステムでした。

その代わり、一度許認可されると既得権益として保護されてしまうというように、馴れ合いの怠慢と癒着による汚職の巣窟になるところに問題が有りました。
経営として医療機関の怠慢も有ったと思いますが、全ては既存の利権を保護する立場に立った国政の過ちが大きい気がします。

もう一度一般市民の活力を取り戻して、民間による再投資と再構築を行う必要が有ると思います。一部の利権を守ろうとするだけの国家権力のまやかしに従い続ける様な従順な国民に、明日は無いと思います。

<かごすま>

ひとりひとり、かなり疲れていてパワーが落ちているんでしょうし、あえて考え方の違う人と議論して、新しい展開を作りだそうという地域のリーダーも少なくなっているんでしょう。
人のパワー不足はそれぞれその人達が住んでいる地域の経済力とも関係しているんでしょう。

従順であることというか、あえて反論を唱えたり、対案を出したり、議論したりすることは、ほんとに疲れて、その人や周囲のパワーを奪ってしまうんでしょうね。

そこで、若くてパワーのあるリーダー、真のリーダーの登場を願うわけですが、今や声を上げるのは「高齢者」になってしまいました。

さて、「一般市民の活力」をどうやって取り戻しましょう。

地域に住む、みんなが儲かる仕組みはあるでしょうか。
「儲かる」「たくさんの収入を得る」という考えから離れないといけないのでしょうか。

<風>

本当にリーダー不足を感じます。
若くて元気の有る人も、ネットワークビジネスのような生産性の無い、濡れ手に粟のような仕事?の為に貴重な時間を奪われたり、趣味だけを追求して世事に無関心な生き方を選んだりと、楽な方へ楽な方へと流れる傾向が有るようです。

頑張って儲けることは大いに結構な事ですし、家族の為や仲間のため地域社会のために儲けを還流するという、本来の正しい結果を伴うのなら良いのですが、食うか食われるかだとか、勝ち組みや負け組みとかの自分だけが良ければ良い!と言うような独善的な動機だと、汚職や偽装粉飾をしてでも要領よく稼いだ者が勝ちだと言うような結論に陥りかねません。それが高じて、社会的な弱者をして自己責任の結果だと蔑視する風潮にも成りかねません。

仕事と経済もスポーツと同じようにフェアプレーが出来ないと荒廃して廃れる事に成ると思います。政治の責任はそのフェアプレーの為の審判員の役割が大事だと思いますが、票を取り纏めてくれた個人や企業に優遇するような、エコヒイキだらけの政治運営が成されて来た事に、日本社会の問題が有る様に思います。

この問題、皆さんはどう思いますか?。



同じカテゴリー(時事寸評)の記事画像
地球温暖化と日米のトップリーダー
洞爺湖で(環境)サミット開催中!
同じカテゴリー(時事寸評)の記事
 民主党は危機管理を急ぐべし/世界経済は「魔女の大鍋」 (2009-03-08 21:08)
 光と蔭で相場は成立/小沢氏秘書逮捕に民主党は英断を! (2009-03-04 04:52)
 黒騎士さんの推察に同感/保守・革新の戦いを超えた (2009-02-22 18:45)
 株の下落率50%は国家非常事態/与謝野氏の動向 (2009-02-22 17:14)
 千載一遇のチャンスを逃しかけた小沢民主党 (2009-02-20 13:58)
 トラックバック有り:「小沢民主党の情けない・・・」 (2009-02-17 18:32)

Posted by 代表:岩井哲 at 17:34│Comments(0) │時事寸評
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
最近は医療制度崩壊のニュースが多い
    コメント(0)